他人と違う!という"怖さ"の原因  モチベーション 研究vol42 | インポッシブルの対抗馬です。|ヘーゼル(fromトラシグ)

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こんにちは!
モチベーション研究家のモチベーターかずサンです。

先日地元の後輩と何気ない雑談をしていた時に

とてもユニークな相談をされました。



「いま働いてる会社、

みんな辞めたがっているのに

自分は全然辞めたいと思わないんです」


と。


僕は一体なんの相談なのか判断がつかずに


「えっ!?なら問題ないじゃん」

と答えてしまったのですが、



後輩は続け様に


「みんな"辞めたい"と思うほど

真剣に頑張ってるって事じゃないですか?

自分はまだ頑張りが足らないのかなぁと思って」

と言いました。




まさかの思考回路で愕きましたが、




さらに質問を続けました。



「"みんな"って実際何人くらいとそんな話したの?」


すると


「3人くらいです」との答え。




_______
多数派同調バイアス
_______


ある研究によると

人間が1日に決断や選択をする回数は

約35,000回にも上るそうです。


全ての選択に対して

充分な根拠や裏付けを

いちいち考える事は不可能なので、




ある程度はルーティン、習慣という形で


自動運転化してる事が多いかと思います。




しかしそれでもまだまだ決定しなきゃいけない事があり



また、その判断に充分な時間や

労力を割けない場合




人は自然と

「多数の人が選んでいるものが正しそう」


と言う推論を立てます。


これの心理作用を社会心理学では





多数派
同調バイアス

と呼んだりします。
(*同調バイアスとも)



前出の後輩がちんぷんかんな悩みに陥った理由は


まさにこの多数派同調バイアスに引っかかった結果でした。



そして多数派同調バイアスの実験では

正に「3人」と言う数字が判断を迷わせるのに

充分な人数とされています。



簡単に説明すると



5名の被験者にある簡単なクイズを出します。



例えば、「スイスの国旗の色はなんでしょう」


にします。



この問いに対して



「なんだ簡単じゃん!赤と白ね!」と


確信していたとしても


予め仕掛け人として誤答を用意された


自分の前3名が連続して


「青と白」と躊躇いなく答えた場合



自身の「赤と白」と言う回答を疑い始める



と言う心理作用です。





_______
人と違って良い
_______


日本人は特に協調性を重んじる国民性ですが



協調性と多数派同調バイアスは


似て非なるものです。



協調性はコミュニティを円滑に運営する為に


必要な能力ですが


多数派同調バイアスは



自分だけハミ出たくない


と言う心理作用です。



これが顕著に現れる例が



・とりあえず就職しとかなきゃ!
・おかしいとは思うけど、みんな何も指摘しないからとりあえず静観する!
・仕事は辞めちゃ駄目だ!
・会議では目立つ発言はしません!
・有給くださいとか言えない!
・飲み会断れない!




あたりは心当たりがあるのではないでしょうか。





特に仕事に置いては様々な理由から



「もう少し頑張らないと」




「自分だけドロップアウトするなんて弱さだ」



と言った感情が湧いてきがちですよね。



そんな時は是非、



それが多数派同調バイアスがどうか



ゆっくり自分と話したほうが良いですね♪



他人の"当たり前"が全て



自分の"当たり前"なわけが無いので(^-^)



強いて言うならば、、、、、、



みんな違うのが当たり前


の精神でのんびりと気楽に構えましょう。




本日はここまで。



それでは明日も素敵な1日を!

モチベーターかずサンでしたー✋