観たけど紹介してない作品がまだまだあるんだけど、今日は久々の香港映画、「燃えよデブゴン７」(1979年、勇者無懼、The Magnificent Butcher」である。監督は袁和平(ユエン・ウーピン)だ。デブゴンのファンは少なくないが、私はコメディタッチの功夫ものはあまり見ないため、デブゴン作品取り上げるのは初めてかもしれない。だからちっとも詳しくなくてすみません。
主演の洪金寶(サモ・ハン・キンポー)が演じるのは、林世榮だ。清朝末期に実在した洪家拳の達人、黃飛鴻の弟子の１人である。私のブログでも、黄飛鴻の弟子たち、梁寛、鬼脚七、凌雲楷、林世栄の４人が登場する「黃飛鴻四大弟子」や、黃飛鴻を主人公にした「黄飛鴻少林拳」などを取り上げている。
黄飛鴻を演じたのは、「黄飛鴻少林拳」でも主人公役を務めた關徳興（クワン・タッヒン)。洪家拳の武術家としても知られる素晴らしい俳優だが、このときすでに70代半ばで、アクションシーンはほんのわずかなのが残念。
他の弟子には、梁寬を演じた元彪(ユン・ピョウ、左)と、鬼腳七を演じた韋白(ウェイ・パイ)。
敵方は、五龍堂の道場主に李海生、その息子に馮克安(フォン・ハックオン)
道場主の養女? に陳琪琪。
福成役には樊梅生。右は蔣金。
蔣金の妻役に唐晶
樊梅生と洪金寶の修行は、よく見かけるシーンではあるが、サモ・ハンの体型もあってか、ほのぼのとした感じ。
デブゴンシリーズはコメディタッチなのが特徴だが、アクションは本格的で、鍾發との対決のほか、
元彪と韋白も大活躍する。敵役は林正英だ。
このほか、馮敬文、
曾楚霖らも出演し、俳優たちも豪華なら、コミカルなシーンもアクションシーンも盛りだくさんなイメージの一作である。なのに、これ日本では劇場未公開なんだよね。