刑事コロンボ/毒のある花

今日の刑事コロンボは(…って、刑事コロンボのブログになってるな)、第18話、「毒のある花」(ヤノット・シュワルツ、1973年)。今回は化粧品会社の社長が、若返りの美容クリームの研究をライバル会社に売って自分も移籍しようとした若い研究員を殺す、というお話。

女社長にヴェラ・マイルズ。物語の設定にぴったりのキャラで、コロンボシリーズで犯人を演じた女優の中でも、ひときわ観客を魅了する印象だ。私のブログでは、「0011ナポレオン・ソロ／消えた相棒」で取り上げたことがある程度ですが、なんとも魅力的です。

殺される研究員はマーティン・シーン。今回は殺される側が「悪い奴」という設定だ。

ライバル化粧品会社の社長には、ホラー映画三大俳優の1人、ビンセント・プライス。

ライバル会社の秘書を務めながら、ヴェラ・マイルズのスパイ役も務め、引き換えに大きな地位を要求するしたたかな小娘を演じるシアン・バーバラ・アレンもいい。

フレッド・ドレイパー演じる博士のキャラもストーリー展開のいいアクセントになっている。

今回は犯人の周囲を悪い奴で固めたため、観る側も犯人につい同情したくなるような演出になってます。コロンボに追い詰められて逃げ切れないヴェラ・マイルズのこの表情も非常にセクシーだ。

今日はヴェラ・マイルズの出演作を貼っておこう。