現代型うつ病、これは典型的なうつ病である「大うつ病」のサブタイプと考えられています。しかし「大うつ病」のように2週間以上の長期に渡る「気分の落ち込み」と「興味や喜びの喪失」が同時に起こるのではなく、「気分の落ち込み」のみ現れるという点で、状況も対処方法も全く異なります。未成熟としてしっかりとした指導が重要で、場合によっては「叱ること」も必要になります。


この状況を体系的にまとまった知識や対処方法を知らないまま、産業保健スタッフやEAPの皆さんが対応したり、管理監督者にアドバイスをすると、逆に大きな問題を引き起こすことも十分あり得るのです。


そこで株式会社ロブでは、年明けに「ワークショップロブforプロフェッショナル」と称して、この方面の臨床経験が非常に深い精神科産業医を講師に大うつ病とそのサブタイプ、及びそううつ病、人格障害に関する勉強会を開催する予定です。日時、場所、会費が決まりましたら、改めてご紹介いたします。


産業保健スタッフやEAPにとって、日進月歩のこの分野で、いかに正確な情報をより詳しく獲得するかが重要です。精神科産業医によるこのような勉強会はプロフェッショナルの皆様にとって得がたい機会です。


どうぞ皆様お誘い合せの上、お出でいただけますようお願い申し上げます。



11月11日、今日は「組織を守るストレスワクチン」の正式な販売日です。

実際には11月1日には店頭に並んでいました。

発売して最初のうちは、本屋に行くのが怖く、ちょっと行きたくありませんでしたが、最近は街中で本屋を見つけると進んで寄っています。どのジャンルに置いていただいているかを確認しています。置いていただいているのは「人事向け」の専用書棚があるような大きな書店が中心。どなたかが手に取った後があったりすると、何かうれしくなります。

ここに来て何人かの方から感想をいただきました。これもとても勉強になり、感謝しています。

もし皆様も「組織を守るストレスワクチン」をお読みになる機会がありましたら、どうぞ感想をお送りいただければ幸いです。




「リクレクソロジーは単なる足裏ではない」 はず!?


以前からずっと考えていたことです。最初にリフレクソロジーに出会ったのは、5年以上前。ちょうど英国式がブームになった頃。その時に今やゴッドハンドとなった竹内喜美江さんに巡り合い、週1回はそのお世話になっていました。竹内さんは最大手のラジャ出身。その頃は既に独立されていましたが、ラジャではトップレベルの施術者だったろうと誰もが納得するほどの腕でした。その後、私のオフィスが移転し、竹内さんのサロンに伺う機会を逸していました。時々目白駅の中のラジャやラッフルズホテルのサロン等でリフレを受け、これらでも他に比べたら本当にすばらしいと思っていたものの、施術する箇所が全身になっただけで、足裏(マッサージ)の領域を出ていませんでした。先日、竹内さんがロート製薬のもとで新しいサロンをプロデュースしたとのご連絡をもらい、早速伺ってきました。


感想は一言「リフレを超えたリフレ。リフレと呼んではいけない領域まで到達している。」 最近はやりの内装やベッド、服装といった装置だけ整えるタイプの成金セレブ向けリフレとは全く一線を画す、全く別の世界がそこにはありました。プログラムの内容、技術で勝負できる本当のリフレ。呼吸法、ストレッチを取り入れ、リフレとは呼んではいけない領域まで達した施術。それもゴッドハンドの竹内さんではなく、そのお弟子さんが施術してくれたのに、この満足感。これは単なる職人技ではありません。そこにはこのサロンがロート製薬が提供しているという点に秘密があるようです。「最高の品質を提供する」ロート製薬の思想が十分反映されたプログラムに昇華されていました。

最高の品質から生まれるものは、「癒し」だけではありません。「創造」です。ロート製薬と竹内さんが「創造」した世界の中で、自分の「創造」も生まれてくる。これは芸術に近いものがあるような気がしました。


この世界を女性だけのものにしておくのはもったいない。「女もすなるロートのリフレを男もしてみむとてするなり。」まさしくそんな気分です。


ロート製薬が浜松町に創った本当の隠れ家「東京スマートキャンプ」

これはロート製薬の社内福利厚生のおすそ分けとのこと。こんな創造の場を持つ会社だからこそ、この不況期にも大躍進を遂げているに違いありません。福利厚生だけでなく、「創造」までお分けいただきました。

男性、特に企業幹部の皆様、経営者の皆様にお勧めの場所です。

11月7日からは薬膳レストランもオープンの予定。こちらも改めて皆様にお伝えします。


ロート製薬東京スマートキャンプWEBサイト

http://www.rohto.co.jp/smartcamp/






「組織を守るストレスワクチン(同友館刊」が発売されました。

都内の主要書店では、労務・人事関連、ビジネス関連のコーナーに平積みされております。もし書店にお立ち寄りの際には一度手に取っていただければ幸いです。


この本、テーマはストレスを切り口にした人材育成、組織開発です。

「5年後、あなたの企業を存在させる為」に一番必要な経営資源である「ヒト」をどう育成し、どう組織を創っていくか。それがテーマになっています。

実際に、クライアントの企業で使っているケースも紹介しています。その中には、経営者向けのケースもあります。現在、ご自身が経営されている方は必読です。経営危機の場面でどうすべきか?これは経営者だけの問題ではなく、社員一人ひとりの問題でもあるのです。100年に一度といわれる金融危機の中、どうやってこの嵐を乗り切るのか、企業人としてぜひお考えいただければと思います。



10月に入り、体調がよくなっている。毎朝、簡単な運動をしているから。 

「だんだん」を見ながらの、ストレッチ体操である。のぞみ(夢花)の舞子姿に祇園言葉、めぐみの松江弁。花雪ねえさんのしとやかな物腰。全く笑顔を見せない忠。そして心配りばかりの嘉子(のぞみのお母さん)。


一日1回どんな形でもいいから体操をするのは血行をよくするといわれる。ヨガや太極拳を知っているとかっこいいのだが、ラジオ体操でも十分。ある大学の相撲部コーチから聞いたのが、四股。下手でもいいから四股を踏むといい運動になるとか。


こういうのを混ぜながら「だんだん」を観て、笑い、喜び、時にはちょっと涙腺が緩んでみたり。


朝一番でいい仕事をするコツ。

昨年の秋から春は本当に充実していた。「ちりとてちん」が近年最高の朝ドラだったからに違いない。今年も楽しみになってきた。

先日、ある企業の経営者からご相談がありました。

最近、自分の部下の様子が気になるのだけど、ちょっと話を聞いてもらえないか?

私は医師やカウンセリングの資格もっておりませんので、普通はお断りするのですが、この日はちょっと興味があり、カウンセリングは一切できないのを説明した上で、お話だけお聞きしました。

非常に仕事がお忙しい方で、ご自宅に帰るのはいつも曜日が変わる頃。それから入浴し、そしてTVでスポーツ番組を観る。そのうちにソファーで寝てしまい、3時か4時頃気がつき寝室に移動。6時に起きる生活とのこと。

医師でもない私でもこの方の睡眠の少なさはすぐにわかります。遅くまで仕事をしていても自分の時間が欲しい。だから睡眠を削ってでも、TVを観たくなる。


私からはひとつだけ、最低5時間の平均睡眠時間が必要ですよ、とアドバイスしました。


かく言う私も昨年は何十回1時、2時まで仕事をしてタクシーで帰り、朝5時前に家を出て始発の新幹線に飛び乗る日々を送ったことか。決してこの方にアドバイスできる生活ではありません。

最初のうちは、緊張とちょっと過剰に一人で盛り上がり、仕事もどうにかこなしているような気がしていました。

そのうちに、仕事のミスも増え、部下に厳しく対応してしまうも出てきました。


そこで正月に今年の目標に挙げたのが、

  ● 今年は7時間の睡眠の日を150日確保すること(11時半までに床に入ること)

  ● 全く1滴も飲まない日も150日確保すること

これらは月に各々13日、週に3日実行できると達成できるのです。

睡眠は土日は11時までに寝る、プラス月~金で1日だけでも11時半までには寝ることにしています。

お酒は週に1回か2回くらいは仕事のつきあい+金・土・日で2日飲む、という生活に変えました。


10月27日現在、睡眠7時間の日は既に150日達成済み、お酒も飲まない日が135日を超えました。これだけで体調はかなりよくなります。またこの程度だったら、あまり負担もありません。毎日の日記に、飲まなかった、早く寝たというのを記していくだけ。誰でもできる健康法です。


実は、職場結合性うつ病は、仕事の多忙から来る過労型のうつ病です。睡眠時間が足りず、脳の疲労が取れないまま、うつ状態が続くことを言うそうです。軽症うつ病とも同義です。初期には軽い躁状態を伴うこともあるとのこと。但し、自殺に結びつくこともあります。多くは多忙からくる睡眠不足が原因の為、企業の健康配慮義務、安全配慮義務が問われる可能性が高い!

人事担当者の皆さんは、ぜひ何かの機会にしっかりとした知識をおつけになっていただく必要がある疾患です。職場結合性うつ病の場合、大うつ病と同じように薬を飲み、ゆっくり療養しただけでは不十分です。

考え方を変え、生活習慣を変えなければ、何度も何度も繰り返すだけです。そのうちに体も心も疲弊し、取り返しのつかないことも起こります。

主治医からの診断書に「職場結合性うつ病」と書いていただけることは決してありません。産業医を通じて、もしくは人事担当者が主治医に何らかの方法でコンタクトしてその状態をしっかりと確認しない限り、わかりません。

普段からこの疾患を知らない限り、ここまで質問が至らないのが現実です。


まずはあなたご自身が自分の生活習慣、今の気分を振り返ってみてください。かなり多くの方は上記の相談例や昨年の私と同じような生活を送っているのではないでしょうか?

あなた自身の生活習慣を変えることが一番の勉強の場です。





先日、ワークショップロブと銘打って、精神科産業医の大野先生をメインコメンテーターに置いて、人事責任者、職場の責任者の方々との勉強会を開きました。


これまで、うつ病というと「従来型うつ病」とも呼ばれる「大うつ病」の知識が普通でした。

真面目に働く中高年社員が、何かがあった時にその原因を自分に求め、自分を責める、大野先生のお言葉を借りると酸いも辛いもわかった大人がかかる精神疾患でした。


最近うつ病が増えたと言われていますが、実は「大うつ病」は増えていないようです。

臨床経験を豊富に持つ先生方は、大うつ病の方の数はほとんど変わっていない。増えたのは、現代型うつ病と職場結合性うつ病であり、特に現代型うつ病は来院者の半数以上となっている、とおっしゃっています。(これらの違いがわからず、「うつ病」が増えた、増えたとおっしゃっている医師やカウンセラーがどれだけ多いことか・・・・。)


「従来型うつ病」の一番の治療法は、休養としっかりした薬物療法。この2つができていないと、簡単には回復しません。

逆に「現代型うつ病」は薬はあまり効かないそうです。それよりは、上司や周りの人からの教育・指導が重要とのこと。上司が人事担当者がぶれることなく、毅然とした態度を取り続ける、それが一番です。


「現代型うつ病」は20代、30代に特徴的に見られるといわれていますが、私は40代、50代にもいらっしゃるのではと思っています。あまり苦労せずにその歳まで来た方が、何らかの環境変化に晒されるといっぺんにおかしくなってしまう。そんな事例を昨年・今年といくつか見ています。彼等に共通するのは、未成熟であること。精神面だけでなく、仕事の面でも何らかの強い規制や保護のお陰で現実の厳しさを味わったことがない、厳しい局面は逃げてきていた方々だと年齢に関係なく、この症状が出るのではと考えています。

この方々の特徴は、「自分はうつだ」「自分はうつ病だ」と自分から言う。朝しょっちゅう遅刻したり欠勤を繰り返している。何かあると他人の責任にする。すぐに「それはパワハラだ!」「それで私はうつになる」と平気でののしる、悪い意味の自己中心的・・・・


こんな人達ですから職場でもトラブル続き。一度休職されると二度と戻ってきてほしくないタイプ。どこかで自分の行動を反省しない限りずっと同じことを続けていくタイプです。


次回は「職場結合性うつ病」にいてご説明したいと思います。

                                         







今日は、普段とは違う話題で。


最近、好きな歌はアンジェラアキの「手紙」です。

初めて聞いた時は、ちょっとバタ臭いなあ、と思いました。

「手紙」、この歌はNHK合唱コンクール中学生の部の課題曲となり、中学生の練習風景や彼等とアンジェラアキとのやり取りを取り上げたドキュメント番組も作られました。

中学生達が予選に向けて必死に練習する様子、アンジェラの歌を聞きながら涙する姿。

将来の自分宛の手紙を書き、それを読み上げている姿。

30数年前の中学生の私まで涙が出てくる程、感動。


周りから見たら、些細なことかもしれない。そんなことに悩み、そしてひとつの歌に励まされ、涙を流す。こんな青春を送っている今の中学生の様子にうれしくなっています。

自分にもあんな時代があったのだろうか? 中学時代を思い出せなくなっているこんな私でも、この歌、そしてこの歌に何かを込める人達の気持は感じることができます。

生まれて初めて合唱コンクールに進んでチャンネルを合わせています。


世代を超えて共有できる感動。またひとつ見つけました。

ストレスワクチンの技法を一番最初に活用したのは、ある大手企業の新人研修の時でした。

就職氷河期から少しずつ売り手市場に向かっていた時期。

大変な思いをして、ようやく大手企業に就職できたはずなのに、なぜこんなに簡単に転職していくのだろう。それがその企業の人事の皆さんと話している中で出てきた疑問でした。

既に転職エージェントのTVCMや電車の広告が目出つようになっていた時代。

私どもロブの中でも「これだと本人も企業もそして、転職先の会社も不幸になるよ」と議論していました。そこで考えたのが新入社員向けストレスワクチンです。以前から、組織社会化という概念は持っていましたので、それをどう入社時に新入社員に理解し、自分のものにしてもらうか。

そこから、

 業務への関心の増幅

 最初の躓きとなるであろう困難な仕事にぶつかった時の具体的な対処方法

 環境変化への対応方法、

 新入社員や中途社員には一見不合理にも感じる企業風土を深く理解すること

をテーマとしたストレスワクチンが完成しました。


ケースの題材は企業によってその組織に会うように個々に作っています。

しかしその根底に流れるコンセプトは一緒です。


そして効果は?というと、今年の事例では、新入社員間の連帯の意識が強まり、研修中に学生気分に戻りがちな点がうまく修正され、高い効果が上がっています。


来春の新入社員は、超売り手市場で入社試験を受けながら、企業は未曾有の不況の中にあるという全く違う環境下に晒されます。そうそういい転職先なんてありませんから、ここで新入社員も踏ん張らなければなりません。企業側も離職で人員が足りなくなったからといって、人材紹介エージェントの費用やその後の研修、何よりその方の人間性という非常に大きなリスクがあり、簡単には中途は取れません。


だからこそ、ちょっとした最初のボタンの掛け違いを起こさせない努力が必要です。


その為のストレスワクチン。来春用は「未曾有の不況型ストレスワクチン」です。


先日ご紹介した平成19年労働者健康状況調査結果についてこれから何回かに渡って、私なりの解釈をお伝えしたいと思います。

ストレス対策を行っている私達の関心事は58%の皆さんが「職場で強い不安、悩み、ストレスがある」とおっしゃている内容です。

多い順に

  職場の人間関係の問題 38.4%(35.1%)

  仕事の質の問題      34.8%(30.4%)     

  仕事の量の問題      30.6%(32.3%)

 3つ以内の複数回答

 ( )内は平成14年度の結果

 仕事の量の問題については、過重労働面談対策等が進んだお陰でしょうか、若干ですが減っています。

5年前に比べ大きくなったストレスの原因は

  昇進・昇給の問題 21.2%(14.5%)

このストレスの男女の意識の違いには驚きます。 この問題を挙げた方の割合は男性24.9%、 女性15.6%

と男性の方が10ポイント近く高くなっています。いわゆる男女の雇用差別の問題ではなく、就業結果に対する不公平感が強まっているのがわかります。


逆に大きく下がった原因は、

  会社の将来性の問題 22.7%(29.1%)

  雇用の安定性の問題 12.8%(17.7%)

この数値からも平成19年という年が好況の時期だったことがわかります。

これが、米国に端を発した経済危機に直面する今だとどのような結果となるかは、興味深いところです。


この結果に寄与したと思われるのが、企業における心の健康対策(メンタルヘルスケア)です。

 何らかの取組みをしている企業 23.5%(33.6%)

と大幅上昇です。こちらの詳細は次回に!