散歩★奈良 山辺の道 | ジミニークリケットの散歩道

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好きに楽しく暮らすシニア女性です。
ミニマリストに憧れつつ、惹かれる物、魅力的な場所も多く、シニア世代になっても、落ち着けずに あっちへふらふら、こっちへフラフラ。人生って面白すぎます。

奈良 一人旅 2日目。

ホテルを6:00に出て 

JR奈良駅6:23発に乗り込み三輪駅へ


山辺の道を歩こうと思います。

山辺の道って、

日本書紀や万葉集にも記載されている、

三輪山から石上布留を通り 奈良へと通じる古道です。


私は古道を歩くのが、大好きですので、

今回の旅の目的の一つが 「山辺の道」を散歩。


三輪駅6:49着 

小さな駅で、東京には見られない映画に出てくるような可愛い駅舎です。



初めに訪れたのは 大神神社


この神社は行きたかったんです。


日本神話では、

天津神は天の神様、国津神は地の神様

地の神様(大国主神)がここ大神神社の三輪山にいるんです。


御神体である三輪山は今でも木や草を伐採してはいけないそうです。


日本神話、万葉集、古事記など沢山の古い本に

記載されてる大神神社。

どんなかな〜?



早朝で灯籠に火が灯り神秘的。

この時間に来てラッキーです。

冬は日の出が遅いので7:00でも灯ってましたから


空気が澄んでて、パワー全開の雰囲気です。

人も疎らで、自分のペースでゆっくり参拝。

神様に自己紹介と日々の感謝、話したい事、願いたいことなどを 参道を歩きながら心の中で話しかける時間は私にとって大切な時。


鳥居をくぐった途端に冷んやり空気が変わりました。

一人で来て良かったです。

もし、誰かと一緒だと、お喋りしちゃって、神様に向かって話しかける事が散漫になってしまいますから。

神様に向かってって言いますが、

神様に向けてるようで 自分の心を見つめる時間になってるのかも知りません。



大神神社は日本最古の神社と言われてて、

御神体は美輪山。

つまり、本殿はなくて拝殿から山に向かい手を合わせます。


御朱印をいただきました。コロナ禍では残念ながら書き置き紙を受け取り、後に自分の御朱印帳に貼り付けます。

早くコロナ禍のこの状況が落ち着いてくれるといいですね。



山辺の道が始まります。

全部は時間の都合や体力的に完歩できませんが、

気持ち良く自分のペースで歩きます。


久すり道は大神神社から狭井神社へ向かう道


狭井神社は病気を鎮める大神荒魂大神を祀るので、薬(久すり)道なのかな?

後付っぽい…ですが。


この鳥居は個性的ですね。

縄鳥居です。

神域と現生を隔てる結界が縄ですので、ここからも古代より伝わる神社である事がわかりますね。


でも、ここの鳥居をくぐっても

空気感は変わりませんでした。

大神神社の鳥居を入った時にわー!

っと感じた空気感がまだあるから、

ここで変わった気はしません。

この一帯は大神神社の摂社なので、境内という意味なのかも知れません。

よほど強いパワーの神様なのですね。


私にも察知できる能力が欲しかったです…



うひゃー神秘的〜。

なんか森の中の凄いところに来てる気がします。

霊感とか、パワーとか殆ど感じない鈍感な

私ですが、何かが違うって感じはします。

空気が濃いのかな〜。

木々がなんだかくっきりはっきり見えます。




拝殿の左側奥に薬井戸(御神水)があり、

お水を頂く事ができます。

ご丁寧にシンクで容器を濯ぐ所や、

紙コップまで用意されてて有り難いです。

持っていたお茶の残りを捨ててボトルを洗い

お水を持ち帰り、帰宅したらこのお水で

コーヒーを飲もうと思います。

その場では、紙コップでお水を飲みます。



紅葉が舞い散る古道を歩くのは本当に楽しい。

こんな道は親しい人と歩きたかったな〜


神社は一人がいい、

道は気心の知れた人と歩きたい。

わがままですよね。笑



見晴らし台から天理市内を見渡します。

1300年前にもこの道から奈良盆地を

見渡したと想像すると、タイムマシンで

一っ飛びのよう。

古墳時代から飛鳥時代の奈良。

暫くベンチに座りタイムスリップしてました。


朝日が登り始めて、市内は黄金色に輝き美しいです。

毎日 この景色が長い間、繰り返されてるなんてロマンチックです。



わー苔!!

古道 あるある。

苔に感動します。

屋久島を歩いた時も、苔に心を奪われましたが、此処でも野生の苔の力強さに惹かれます。


京都な寺の手入れされた苔も美しいですが、

このような自然の中の力強い苔も好き。


石塀、石畳。

これは忍者がいたに違いない。笑



玄賓菴に到着

平安時代の高僧・玄賓さんが隠棲したと伝わる寺。


世阿弥…ってなんでしたっけ?

そうお能の観世流でした。

その謡曲「三輪」にも出てくる玄賓庵だそう。

お能を見た事がありませんので少しちんぷんかんぷんではあり…。


はい今は令和時代。

平安時代の世阿弥のお能をYouTubeで検索。

あーら、この玄賓庵の玄賓さんが主役の物語。

便利な世の中ですね。

お能を見た事なかったけど、急に身近な存在になりました。


お能 見たいです。




解説と半能「三輪 二段神楽」大槻自主公演能×TTR 能プロジェクト YouTube能楽公演00:00 解説「三輪」02:52 半能「三輪 二段神楽」シテ 大槻文藏(人間国宝) 大槻自主公演能×TTR能プロジェクトとのコラボレーションでお送りする能楽の舞台です。無観客にて収録した映像を配信しております。どなたでも無料で能をご覧頂けますのでこの...リンクyoutube.com



お参りをさせていただきました。

砂利で描かれた波紋に紅葉が浮かんでいるようで美しいです。



到着〜。

ここが目的地「檜原神社」

本殿も拝殿もなく 三ツ鳥居を通して

天照大神を祭神とする古代からの神社です。


今日は地の神様から天の神様を巡る散歩です。


なんかイメージでダイナミックな散歩でしょ。



天照大神は、崇神天皇(実在した最初の天皇)の

代まで宮中で祀られていましたが、

初めて外にお祀りしたのが、この場所。


え?天照大御神は伊勢神宮でしょ?って私は思っていましたが、伊勢神宮の前には此処で祀られてたのね〜。


だから伊勢神宮に行っちゃった後ではここは、

元伊勢(もといせ)と呼ばれてたんだって。


さっき、崇神天皇は実在した最初の天皇と書き???と疑問がありつつ素通りしましたが崇神天皇は10代目にも関わらず、実在した最初…

つまり、その前の9代は実在してないの?

古事記のある神話と、現存する天皇に ???とは、思ってましたが…。


腑に落ちますが、腑に落ちないモヤモヤが…。




ちょうど 三ツ鳥居の上から朝日が指してます!


感動〜。


信じられない程のタイミングです。


何か良いことがある兆しかもしれません!

いや、何か良いことがあるに違いない!

いえいえ、何か良い事が起こらない訳がない!


これからの私の未来も、

間違いなく楽しく幸せを保障されました。


えへへ

おめでたい人だね〜


楽しい山辺の道散歩でした。


次回は、この続きから歩き始めましょ


最古の古道「山の辺の道」を歩こう!! - 奈良県観光情報 | 奈良県奈良まほろば館情報発信課(公式ホームページ)観光案内や文化講座の開催などを行う奈良県の情報発信拠点リンクwww.mahoroba-kan.jp