X68000 ZでもMIDIを鳴らしたぞ!(前回ブログと一字違いwww) | 令和に始めるX68000

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ずっと憧れだったX68000。約30年の年月を経てついに手に入れたのですが
入手早々トラブル発生!電源が入らない!フロッピーディスク読み込まない!
このブログではそれらのトラブルを解消し快適なX68000ライフを満喫する様子をお伝えする、はずです…

GWに夢中で気づいたら5/5(日)のブログ更新を忘れてました…。むっちゃ連休のなか日でしたね。

 

さて、前回のブログではX68000 ZでうまくMIDIが鳴らな~いって鳴っていましたが、ちゃんと解決できましたよ!と、いうか、ちょっと考えればわかるっしょ!って感じの原因で申し訳ないです(^_^;) まぁ、まだ色々自分で試せる状態でブログを書き始めてしまったので、仕方なかったのかもしれませんが。

 

前回私がX68000 Zで利用させていただいたソフト、というかFDイメージはいただきものをそのまま使っていました。X68000 Z → Raspberry Pi → MIDI音源モジュール という用途での利用を前提としていたため、私がX68000 ZをMIDI音源モジュールに直結してもうまくいかなかったわけです。具体的には信号の通信速度を変えてあったりするそうです。

 

X68000 ZでMIDIを鳴らすにあたって、RS-MIDIというRS-232Cを使ったシリアル通信のMIDI接続方式は、当時MIDI I/Fボード使ったネイティブな接続方式の次にメジャーな方式でした。MIDIのために拡張スロットを1つ消費しなくてもよい、というメリットは大きく、正式に対応したゲームも発売されるほどでした。

 

よって、当然X68000用の多くのサウンドドライバがRS-MIDIに対応していました。いただきもののFDイメージでうまくいかないのなら、自分でFDイメージを作ろう!ということで、MMDSPのドキュメントに「MIDIならこれ!」と書かれていたRCDというドライバとMMDSPでMIDIが鳴らせるようなFDイメージを作成することにしました。

 

RCD自体はこちらから、MMDSPはこちらありがたくダウンロードさせていただき、autoexec.batは次のように追記しました。

 

Human68kのFDイメージをベースに、不要なディレクトリを削除して容量を確保し、RCDやMMDSPをFDイメージに追加、そして作成したautoexec.batを上書きしてFDイメージ完成です。

 

これでいけるかな?と思ったら、以下のエラーが。

 

ナンコツさんからもご指摘いただきましたが、これはエラーメッセージの通りでして、コンバーターであるItoR.xをパスの通っている場所にコピーできていなかった(コンバーターはコピーしたと思っていたが、アーカイブが別だったため漏れていた)ことが原因でした。

 

「コンバーターぁ?」という方もいらっしゃるかもしれません。私が用意したMIDIのファイルはStandard MIDI Fileというファイル形式であり、そのままではRCDが演奏できないため、コンバーターで一旦RCDが演奏可能なデータに変換し、それを再生するという流れになるんです。これをMMDSPがやってくれます。以下はMMDSPのドキュメントの抜粋です。

 

 

この対応をしたことで、いよいよMIDIが鳴った!のですが…

 

 

音色が合っていない…。しかしこれは仕様通りで、SC-88Pro専用データをSC-88VLで鳴らしているからなんです。で、このGW期間中に遂に入手したSC-88Proに繋いで鳴らしてみると…

 

 

なんかギターの音がおかしいと。何かX68000 Z側で問題が起きているのか?と思ったのですが、原因はSC-88Pro側でした…。実はX68000 Zに繫げて鳴らす前に、Windows11側に繋いで色んなMIDIデータを演奏していて、そのまま電源も落とさずX68000 Zに繋いで鳴らしたため前の演奏の設定が残っており、それが原因でギターの音色がおかしかったのです。

 

SELECT + INSTRUMENT のL+R という、なかなか難易度の高い操作をするとファクトリーリセットができるので、それをおこなったところ、期待した音色で演奏ができました!

 

 

やったね!これでX68000 Zでも好きなMIDIデータを演奏できるようになりました!

ついでにautoexec.batを自分で書く新たな実績も積み上げたし。こうやってX68000 Zでできることをどんどん増やしていきたいですね。

と、いうことで、ちょっと遅くなりましたが今週のブログはここまで。

また来週お会いしましょう~♪