HC-95、こいつはMSX2なのか?MSX2+って言っちゃダメ? | 令和に始めるX68000

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ずっと憧れだったX68000。約30年の年月を経てついに手に入れたのですが
入手早々トラブル発生!電源が入らない!フロッピーディスク読み込まない!
このブログではそれらのトラブルを解消し快適なX68000ライフを満喫する様子をお伝えする、はずです…

今週はMSXで盛り上がっていました。事の発端はAKIBA PC Hotline!さんのHC-90の記事です。倍速で動かすモードがある、ということで、当然ゲームが快適に動かせるのではないか、という話題になったわけです。もとはX68PROさんとのこんなやり取りでした(kazmsxは私のMSX活動用の別アカウントです)。

 

 

たまたまMSXのソーサリアンとHC-90の兄弟機であるHC-95を持っている私は検証するための条件が揃っていたため、試してみよう!となりました。

 

ところが!

 

 

そうでした、私のHC-95はFDDが要メンテ状態だったのでした…。クリーニングディスクでヘッドクリーニングを行ってみるもダメだったので、分解して徹底的にやるか、FDDを換装するかしないといけません。

 

残念でした…、となっていたところ、SD-Snatcherさんから別の検証のリクエストが!

 

 

確かに、これは確認したことがなかったので気になります!私が持っているHC-95はHC-95(A)とHC-95(V)の2台なのですが、この末尾がVの機種は、MSX2なのにMSX2+に搭載されているVDPであるV9958が搭載されているという情報がありました。スペースマンボウのスクロールの具合でわかるとのことで、やってみました!

 

 

 

比較してみるとよくわかりますね!MSX2のHB-F1XDではスクロールがカクカクしているのに対し、HC-95(V)ではスムーズにスクロールしています。これこそがV9958搭載の証というわけですね。

上がHC-95(A)、下がHC-95(V)です。RGB出力端子は同じなのでRGBケーブルを共用できるのですが、キーボードは端子が異なり共用できないため、HC-95(V)は残念ながらキーボードなしの状態です…。

 

私は当時HB-F1XDでゲームを作ろうとプログラミングしていたのですが、BASICでは特にグラフィック表示の速度面で厳しいものがありました。マシン語でVDPを直接叩くような実装にすれば解決できたのかもしれないのですが、プログラミングは独学でしたので限界がありました。シンプルにVDPがパワーアップしてBASICでもグラフィック表示が早くなればいいのに、と思っていましたが、MSX2+になっても、turboRになっても、この点は解消されませんでした。

 

そうこうしているうちに私のパソコンの活動はPC-9801中心になるようになり、MSXでプログラムの腕を磨いてゲームを完成させる、といったことは叶わなかったのです。この点については、今同じZ80を搭載するMZ-2000でゲーム開発をやっているので、そのうちリベンジ達成!となるかもしれませんね。

 

要メンテなHC-95のFDDを何とかできないか、と思ってHC-95(A)の本体カバーを開けてみたのですが…

このようになかなか堅牢な感じで、本体カバーをそっ閉じしました(笑)。FDDが何とかなるのはいつの日か。

 

と、いうことで今週のブログはここまで。また来週お会いしましょう~♪