KOF2023に行ってきました! | 令和に始めるX68000

令和に始めるX68000

ずっと憧れだったX68000。約30年の年月を経てついに手に入れたのですが
入手早々トラブル発生!電源が入らない!フロッピーディスク読み込まない!
このブログではそれらのトラブルを解消し快適なX68000ライフを満喫する様子をお伝えする、はずです…

KOFって言われたら、私のブログをご覧の方なら往年の名作の格闘ゲームのことを想起される方のほうが多いかも…(笑)。関西オープンフォーラムの略称で、オープンソースに関わるコミュニティの活発化を目的として2002年から活動されているようです。全然知らなかった…。

たまたま、今回直前にX68000 Zの出展があることを発見し、イベント2日目に急遽参加してきました!セミナーや講演には参加しておらず、ブース出展の方だけお邪魔しました。ちょっと時間が限られていたので、実質2つのブースしかお邪魔していなくて、あとは写真を撮らせていただいただけです。どんな出展があったのかはこちらに詳しく書かれていますので、ご覧ください。

 

まずお邪魔したのが京都女子大学 現代社会学部 宮下ゼミ さんの LANケーブル作成体験 です!LANケーブルはたくさん使う機会があるのに(最近はなくなってきたかも)自分でつくったことがなかったことがなかったので、一度やってみたかったんです…!専用の工具とかが必要になるので敷居が高かったのですが、幸運にも今回絶好の機会に恵まれました。

 

まず、リールに巻かれた長ーいLANケーブルを適当な長さに切ります。

 

被膜をむきます。

 

この洗濯バサミのようなカッターで挟んで、くるっとカッターを回すと…

このとおり!

簡単にむけちゃいます。

 

この次がむっちゃ大変です。細い線をほぐして、順番に並べます。

しま緑、緑、しまオレンジ…と呪文を唱えるように(笑)。

 

順番をよく確認して、端子に押し込みます。この時、それぞれの線の長さが揃っていて、平ぺったく線が横に広がっている状態がベストです。

 

順番通り押し込めたことを確認できたら、専用工具でかしめます。

 

これでできた!…じゃない!(笑)もう片方も同じことを行います。これ、片方で余裕で10分以上時間がかかっていたと思います。根気よく付き合ってくださったスタッフの方に感謝です…。

 

もう片方は最初よりは早かったと思います。両方端子がつけられたら、いよいよテストです!

やったね!時間はかかったけど、一発合格!これで自作LANケーブル完成です!

 

根気強く付き合ってくださった宮下ゼミのみなさん、ありがとうございました!

 

時系列的にはこの後メインのご紹介なのですが、写真だけ取らせていただいたブースのご紹介も少しさせていただきます。

おーぷんここんさん。リブレット大好き!昔のPCでリモートデスクトップしているデモが展示されていました。

 

東海道らぐさん。RETROPieで色々動いてました!ヤバいファミコンのメガデモがすごかった…。

 

では、次が今回の訪問目的のメイン、9VAeきゅうべえアニメ研究所 の X68000 Z 版9VAeきゅうべえ と ひとコマアニメフォーマットです!

モーショングラフィックスアプリ「9VAeきゅうべえ」の展示で、元々X68000で2Dのアニメーション作成ツールを開発されておられ、それをPCやスマホに移植、そして今回満を持してX68000 Zへ移植されたものなのだそうです(できたてほやほや!)。

 

味のあるGUIですね♪

 

SVGとアニメーション、という2つキーワードだと、皆さんが想像されるのは今は亡きFlashアニメーションでしょうか。その実、ベクターグラフィックのXMLフォーマットですが、X68000 Zに9VAeきゅうべえを移植するため、SVGよりも軽量、高速に読み書きできるベクトルアニメーションフォーマット「OneP」を開発されたということです。

 

流れはこうです。ベースとなるpageを作成してそこに何かグラフィックを描く。次にこれをコピーして新たなpageを作成する。そして、新たなpageのグラフィックを変形させる。OnePのデータ的には、linkToタグを用いてpage内のグラフィックの紐づけを行っておきます。後はそれをレンダリングエンジン(用語合ってるかな?)が読み込んで、page間の補完を自動的にやってくれてアニメーションとして再生される、という仕組みです。

 

開発者のDanjiro Daiwaさんのご説明をお聴きした上での私の理解なので、間違っていたらすみません…。ご丁寧にご説明いただき、また長時間にわたり立ち話させていただきありがとうございました!やはり同じ趣味の方との交流は楽しいなぁ~♪

 

X68000 ZのSoCではパワーが足りず、9VAeきゅうべえのエディタの処理速度が問題ということでした。それなら私のX68000 PRO with PhantomXのパワーで解決できるのでは?と思い、9VAeきゅうべえアニメ研究所さんのWebサイトからソフトをダウンロード、まずはXM6(エミュレータ)上でSASI HDDイメージを作成しようとしました。ところが…

あぁ、無常。久し振りに白帯見たな…。ちょっと色々組み込んでいるSASI HDDイメージに9VAeきゅうべえ用の設定を施したので問題が起きているのかも。あるいはHuman68kのバージョンの問題とかあるのかも?

 

このHDDイメージの作成も課題なのですが、今、X68000 PROでSRAMの電池切れでRaSCSIがちゃんと動かなかった気がする、という課題もあり、まずはこれらの課題を片付けなくてはなりません。うん、ようやっと「令和に始めるX68000」らしいネタになってきましたかね?(笑)しばらくMZ-2000ばかりでしたものね…。

 

と、いうことで今週のブログはここまで。また来週お会いしましょう~♪