MIDIボードが認識されない?これ、ちゃんと刺さってるの? | 令和に始めるX68000

令和に始めるX68000

ずっと憧れだったX68000。約30年の年月を経てついに手に入れたのですが
入手早々トラブル発生!電源が入らない!フロッピーディスク読み込まない!
このブログではそれらのトラブルを解消し快適なX68000ライフを満喫する様子をお伝えする、はずです…

皆さんはこの週末、X68000で何をして楽しんでいますか?私はやりたいことが盛りだくさんです!FDDエミュレータの導入?MIDIボードの取り付け?私がこの週末、最初にしたのは…

最初にしたのはカビディスクのカビ取りでした…。また?好きだねー。いやいや、動いた時の達成感はすごいよ?と、いうことでジャンク品として手に入れたヴァリスIIのカビ取りにチャレンジし、見事オープニングは見れるようになりました!

ヴァリスIIは昔PCエンジンのCD-ROMで遊びました。記録容量に余裕のあるCD-ROMなのでオープニングアニメーションでキャラがしゃべっても何も不思議ではなかったのですが、X68000もオープニングはバリバリしゃべりますね!「PCMデータを読み込み中。」って表示された時に「おっ!これはしゃべるな!」と心の中でガッツポーズでした(笑)。

オープニングの後0ドライブにDiskDを入れるのですが、非情にもここでSTOP。DiskDは2回カビ取りしたんだけどなぁ。パジャマ姿で夜の街を駆け抜ける優子を見たかった&名曲「パールモントWink」が聴きたかった…。

 

さて、久しぶりにヴァリスIIのオープニングも見れたことだし、次はやっぱりFDDエミュレータの導入?…、実はちょっと二の足を踏んでいまして。と、いうのもFDDエミュレータの導入のために購入したアイテムの1つ「FDD-DRIVE SWAPPER」、私が購入したものは「FDD-DRIVE SWAPPER」なのですが、これにある機能を追加した「FDD-DRIVE SWAPPER+」というものもあるんです。で、そのある機能というのが私にとっては重要でして…、手持ちのゲームのフロッピーディスクのイメージ化に必要な機能なんです。なんとも贅沢な話ですが、今私が考えているのは「FDD-DRIVE SWAPPER+」を買いなおしてからFDDエミュレータを導入する、という計画です。うーん、悩んじゃうなぁ。

 

と、FDDエミュレータ導入が足踏みとなると次に取り掛かるのは…MIDIボードの導入です!グラディウスIIのマニュアルにも書いてあった「内臓音源とMIDI音源とのシンクロ演奏」に激期待!早く体験したい~!

X68000に拡張ボードを取り付けるのは今回が初めてです!初めて拡張スロットのカバーを外しました。おおぅ、ちょっと錆びてる…。カビ、サビ、レトロPCにはつきものですかね。この後軽く清掃してマシになりました。

じゃーん!遥か30年の時を超え、我が手元にやってきてくれたSHARP純正のMIDIボード。基盤は割ときれいです!ディップスイッチとジャンパスイッチがあって、説明書通りの初期設定になっていることを確認しました。私の利用用途では変更することはないでしょう。

レールに沿って挿入して…

「え、こんなに刺さった感覚ない感じなの?もっとカチッという感じで刺さるのかな、と思ったんだけど…」

そしてツライチにならない。こんなもんなのでしょうか?初めてだからチカラ加減もわからないし。うーん、無理に押し込んで壊したら嫌だから、ひとまずこれで先に進めてみることにします。

MIDIボードのMIDI-OUTからSC-88ST ProのMIDI-INに接続。またX68000のHEADPHONEからSC-88ST ProのLINE-INに接続。これはSC-88ST Proがミキシングの機能を持っているからなせる業です。ミキサーを使わなくてもX68000の音声とMIDI音源の音声をミックスして出力することができます。

 

昔使っていたMIDIケーブルは紛失してしまったので新品のMIDIケーブルも買ってきました。でも純正のMIDIボードって、普通のサイズのMIDIケーブルが刺さらないんですね。純正MIDIボードの付属品に変換ケーブルが付いていて助かりました。純正MIDIボードだけを手に入れた方はMIDI音源との接続に苦労されるかもしれません。

最後にSC-88ST ProのPHONESから外部ステレオスピーカへ接続。これで準備は整いました。

 

いよいよMIDIの音楽でグラディウスIIがプレイできる!期待が高まります。フロッピーディスクをセットしてX68000を起動!スピーカーからいつものローディングの音楽が聴こえてきましたので、まずはSC-88ST Proでミキシングがうまくいっていることは確認できました。

 

次にいよいよSOUND MODEの切り替えです!

おおぅ、オプション盗まれちゃうときの悲しいサウンドがなるだけでMIDIがならないよぅ…。

 

X68000の経験不足のため切り分けの手段が少なく、MIDIケーブルを変えてみたり、隣の拡張スロットに刺してみたりするのですが変化なし。Human68kのコマンドに拡張スロットの状況を表示するやつとかないのかな…。

 

そうやって色々やっていると「バスエラーが発生しました」という表示が。バス…、ああルアーを使って川とか湖で釣るやつ?(そりゃブラックバス!)そうじゃなくて、拡張スロットのことじゃないの?やっぱりボードがちゃんと刺さってなくて、ボードに触れたりしたことでちょっと拡張スロットとMIDIカードが接触してエラーが発生したとか?

 

X68000の拡張スロットは固いのか?ネットで調べますがあまり情報が出てきません。ただ拡張ボードの差し込みや引き抜きが極端に固いという記載も見つかりましたので、やっぱりちゃんと刺さってないのではないか、という疑いが強くなってきました。

 

そういえば純正MIDIボードの説明書に「カードプラ」という聞き慣れない用語があり、それを使ってボードの取り外しをするように、と書かれていました。また、取り付け・取り外しについてはX68000本体の取扱説明書を読むようにとも。そこで衝撃的な事実が明らかに…!

カードプラとは基板の端っこによくついてる白い取っ手みたいな基板の取り外しをする部品のことだったんですね…。名前は知らなかったけど、使ったことある。そして、拡張スロットへの拡張ボードの差し込みは、カチンと手ごたえがあるまで差し込むように、とのこと。きちんと挿入されていれば簡単に外れることはない、だと…!

 

偉大なり、取扱説明書。間違いなく、MIDIボードちゃんと刺さってないですね。カードプラは純正MIDIボードの付属品にはなかったので、ネットを検索。1個100円しないけど、最低発注数量20,000とか(笑)。そんなにいりませ~ん!うーん、コンデンサとか売ってる電気屋さんにあるのかな…。あと、やたらプラカードが間違って検索に引っかかってくる。カードプラ、もしかしてX68000のゲームを入手するよりも困難だったり?!

 

うーん、どっかに落ちてないかな?(笑)

あったわ(笑)。え?これって…。そう、皆さんお気づきのとおり、

PC-98の背面でした~。PC-9801FAの3.5インチモデルと5インチモデルがあります。でも、動くのは5インチモデルだけで、怖くてフロッピーディスクは試していないです。動かない3.5インチモデルのPC-9801FAのEMSメモリボードの端っこにカードプラ、ついてました!これを活用しようかな、と思ったのですがスプリングピンとやらを抜かないとカードプラを外すことができません。また、X68000本体の取扱説明書をよく見てみると、なんだかカードプラがPC-98のメモリボードについてるものとちょっと違います。半分になっているというか、片面だけというか。うーん、カードプラの移植は保留とします。

 

カードプラが活躍するのはボードを抜き取る時です。ボードを抜き取る?何のために?…いい質問です。私のX68000EXPERTは現在空きスロットが2つ。MIDIボードを刺してもまだ1つ空きます。よって「そんなことは今は考えなくてよい!」

この軍手をはめて両手親指で思いっきり押し込みました!すると確かに”刺さりました”!カチンという手ごたえではなかったです。ザクッっていう感じですかね。こりゃ確かに抜き出しはカードプラがないとMIDIボードを壊しそう。

仕上がりもツライチで美し~い!やった!これでついにグラディウスIIがMIDIで鳴るぞ!

ああ、素晴らしきMIDI音源の世界。昨日の深夜1時ごろからブログの記事作成と並行してMIDIボードを触りだして、MIDIが鳴り出したのが朝の6時。外はすっかり明るくなっていたのでした…。

 

…、さて、FDD-DRIVE SWAPPER+はどうするかな…。それではまた次週お会いしましょう~!