大企業の夢と町工場の技術で痛くない注射針が誕生 | 知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

仕組みやモノのアイデア権利化コンサルタント・弁理士 遠藤 和光

糖尿病患者を注射の痛みから解放させたい

という医療機器メーカーテルモの

僅か従業員6人の岡野工業の技術(ウォークマンの金型技術で培われたプレス加工技術)と

岡野社長の江戸っ子の意地「誰もやらないことをする」で実現し


世界一細い痛くない注射針が誕生!


上の写真は、直径0.4mmの通常の注射針





左の写真は、直径0.2mmの痛くない注射針









左の写真は、インスリン用注射針





出典:特許制度125周年記念事業「現在の発明家から未来の発明家へのメッセージ」特許庁HP





この発明は、テルモが持っていたお困りごと(課題)とそれを解決する岡野工業の技術(解決手段)によって誕生し、テルモと岡野工業が共同で特許権 (特許第4473234号他3件)を取得したということなんです。


他の製品を含んでいますが、売上げ6人で年間6億円というのも凄いですね!
(出典:2013年7月日本経済新聞)





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