私は、以前ジョギングを日課にしていました。
通勤の時に、一駅前で乗り降りして毎日走り、週末に数十km走っていた。
週にトータル100km以上走っていた。
ある時から膝に痛みをおぼえるようになりました。
痛みは、一時的だろうと思っていました。
いろいろ調べて、サポータを付けたり、走り方を工夫したりしてジョギングを続けていました。
しかし、膝に痛みはなくならず、立ち上がる時などに痛みを感じ普段の生活にも支障をきたす状況になりました。
膝が痛い状態で走ると、膝を深く曲げることができず、膝で衝撃が吸収できずなおさら膝に衝撃が加わることになります。走っているときの足の筋肉の伸縮が少なくなり、ジョギングの目的である運動能力や持久力の向上に効果が少なくなっていました。
一度、膝が痛くなると、一向に痛みがなくなりませんでした。
あるとき、「血管を強くする歩き方」という本に出会いました。
そこには、歩く程度の脈拍が120ぐらいの中程度の運動が最も血管の内皮細胞を修復することが書かれていました。
それまで、運動をして追い込んだ方が方が体力が向上し健康になると信じていました。
この本を読んで、強度の高い運動が必ずしも健康によいとは限らないことを知りました。
ジョギングをきっぱり止めてウォーキングに切り替えました。
ジョギングを止めても1年以上膝の痛みは残っていましたが、膝に痛みは解消しました。
金曜に帰宅するとき、長距離のウォーキングをする金曜帰宅ウォーキングをはじめました。
そうしたら、身体的ばかりでなく精神的に快適になりました。
私の経験から、ジョギングをして膝の痛みを感じている人は、ジョギングを止めるのが一つの選択肢として考えるのがよいと思います。
すごい距離走っても全然膝が痛くならない人もいますが、人により体の作りも違っていて、膝が痛くなる体質の体質の人もいると思います。
走ることに合わない体質の人は、無理して走っても膝の痛みが続き、膝の軟骨を擦り減り、残りの人生でびっこを引いて送るのは馬鹿らしいと思います。
そのような人には、ウォーキングは、最高の運動だと思いますので、ぜひ試してください。