姫路といったらモノレール | とある妹の尼崎的な意味の錬金術なはずがない

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さて、今回姫路に行くのに山陽電車を利用したんだけど、姫路駅の近くの車窓で姫路モノレールの遺構を発見した。
存在は知ってたけど、具体的な場所までは把握していなかったけど、位置的に姫路駅から歩いて行ける距離なので、ちょっと見学してきた。

割と有名な住宅地からモノレールの柱が生えている物件。
 
煙突みたいw

そして、大将軍駅とその駅ビル。
 
レールがビルの中を通ってて、ビル内に駅があるというなかなかにチャレンジングな物件。
ビルはオフィスビルみたいだけど、実は市営住宅なんだって。
端っこ。
 
 
試みとしては面白いけど、主に姫路駅から近すぎるということで利用者が少なくてモノレール廃止よりもずっと前に駅が廃止されたという遺構である。
ちなみにちょっと調べてみたら、今年2015年の5月以降には取り壊しの予定らしい。
解体前に現物を見れて良かった。
内部の見学会とかやらないのかな?

そして、手柄山方面へレールの柱の遺構を追いながら進んでみた。

 
山陽新幹線の下をくぐる姫路モノレール。
ちょうど新幹線が通過してたのでワンショットに。

 
開業時期的にここをモノレールが通過してたのかな。新幹線と姫路モノレールが交錯する地点。
そして更に南にはJR山陽線の高架が。
 
ここでまたレールが途切れる。
そして、さらに手柄山方面へ。
川沿いにモノレールの遺構が残っている。
 
写真でも分かるけど、線上に長く伸びるけど、柱の設置面積は小さいし、上手く利用すれば建築物の中に取り込むことのできるというなかなか良いアイディアの交通機関なんだけど、メンテナンスが厄介な車両を採用したとか姫路博覧会に合わせて姫路駅から手柄山にしかレールを敷かなかったとか、複数の理由で早々に廃止になっちゃった。
あと、運賃が高いとかね。

ネットで調べてみたら、このモノレールを更に伸ばす計画もあったなんていうのがあるけど、せめて姫路城近くと手柄山までがモノレールで繋がってたら歴史は変わってたんじゃないかな。
できれば、城から北西に見える男山辺りまでね。

姫路駅から姫路城って確かに見えるんだけど、実際に歩くと結構距離がある。
行きは良いけど、帰りは結構面倒な感じで、そこにモノレールがあると観光が捗る。
姫路城から手柄山へ直通10分ぐらいのモノレールがあったら、まあ私は取りあえず利用してみるね。
きっとそういう人は多いだろう。
なんで姫路城まで繋がなかったんだろ?まあ諸事情があるんだろうけど。

いつまで遺構が残ってるかは分からないけど、確実に無くなりつつあるので見たい人は一刻も早く姫路へ。
モノレールの柱は基礎がしっかりしてて取り除くのが大変だろうから意外と100年後も残ってたりするかもしれんけどw

だがしかし、大将軍駅はきっと近いうちに存在しなくなる。

失われる姫路「モノレール遺産」-旧大将軍駅が入るビル取り壊しへ - 姫路経済新聞
http://himeji.keizai.biz/headline/937/