妊娠していません、申し訳ありません。
この言葉を伝える時、心から申し訳無く思います。
以前、知り合いの先生から、自分ならそんな事は言わないと言われた事があります。
年齢もあるしそれはしょうがないことだと言われました。
しかし、自分を頼って来ている患者さんに結果を出せないことは、主治医である自分に責任があります。
もし、自分がもっと経験があり、もっと技術があり、もっと知識があれば、妊娠させる事が出来たと思います。
私が歳をとって高齢だから、卵の質の問題なので、、、という患者さんもいます。
しかし、それは初めから分かっています。
分かっていて治療を引き受けています。
悲しく、悔しく辛い気持ちは重々分かります。
その全ての気持ちに応えられない自分の未熟さ、不甲斐なさに心底情けなくなります。
反省を込めて、もっと勉強して新しい事を学び、技術を向上させ、より良い治療が出来るように努力しなければいけないと強く思います。