着床障害について
定義
着床障害とは主に子宮、卵管、ホルモン値に原因があり妊娠しない状態を指します。
体外受精の場合で「良好胚を数回移植しても妊娠しないケース」も指します。
着床障害は体外受精をもってしても治療に苦慮します。
最近こういったケースが増加している印象があります。
原因
原因は以下のものがあげれらます。
治療には手術を要するケースが多く見られます。
A:子宮因子
1)粘膜下筋腫
2)子宮内膜ポリープ
3)子宮腺筋症
B:卵管因子:卵管水腫
C:内分泌因子:ホルモン値の異常が原因となります。
1)黄体機能不全
3)甲状腺機能異常
検査
①子宮鏡検査 :子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫がないか検査します。
②子宮卵管造影検査 :卵管水腫がないか検査します。
③内分泌検査 :プロラクチンの値を見ます。
④超音波検査 :卵管水腫、子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫を検査します。
⑤染色体検査 :ご夫婦共に検査します。
治療
(子宮鏡手術の合併症はこちら にまとめてあります)
(なお着床率向上の工夫はこちら にまとめてありますので参考にして下さい)