オフィシャルテスト~新人ペドロ・アコスタが総合1番手に進出 <motogp.com>
11人が最終日にロングラン。小椋藍は総合6番手、シュロッターとベンスナイダーが骨折
『Moto2™クラス』のオフィシャルテスト3日目、最終日は21日、欧州ラウンドの緒戦として第5戦目に指名されているポルトガルGPの開催地、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェこと通称ポルティマオ・サーキットで行われ、2日目総合2番手に進出した17歳のスペイン人ライダー、ペドロ・アコスタがオールタイムラップレコード(1分42秒504)を非公式ながら上回る1分41秒552の1番時計を刻み、昨年11月と直前にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで2度のプライベートテストを実施しただけだったが、素早い適応力を見せ、昨年2度のグランプリが開催され、連続優勝を挙げた当地で総合1番手に進出した。
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進化し続ける、Pedro.Acosta。
Moto2でも、ルーキーイヤーでのチャンピオン獲得となるかもしれません。
ルーキーイヤーでのMoto3(旧GP125クラス)とMoto2(旧GP250クラス)の2年連続チャンピオンは、V.ロッシもM.マルケスも成し遂げられませんでした。
Moto3(旧GP125クラス)からMoto2(旧GP250クラス)の2年連続チャンピオン獲得となった場合は、GP史上初のとてつもない快挙となります。
L.カピロッシは、125クラス初参戦の1990年と1991年に2年連続チャンピオン獲得(マシン : ホンダ)。250クラス1年目の92年はランキング12位、93年はランキング2位、94年はランキング3位。その後、1995・96年は500クラスに参戦。1997年は再び250クラスとなり1998年に250クラスでチャンピオン獲得(マシン : アプリリア)。
V.ロッシは、参戦2年目の1997年に125クラスでチャンピオン獲得(マシン : アプリリア)となり、翌年は250クラスでランキング2位。翌1999年に250クラスでチャンピオン獲得(マシン : アプリリア)。
M.マルケスは、参戦3年目の2010年に125クラスでチャンピオン獲得(マシン : デルビ)となり、翌年、Moto2の1年目でランキングトップだったが、シーズン終盤で怪我による欠場(残り2戦欠場)。そして、M.マルケス不在の中、S.ブラドルがチャンピオンとなり、マルケスはランキング2位。翌2012年にMoto2クラスでチャンピオン獲得(シャーシ : スッター)。
MotoGP座談会では、そういった背景もあり、テツ(長島選手)と「流石にシーズン序盤の優勝は厳しいかな」と話していましたが…。とんでもないですね。
P.アコスタは、このままの勢いでM.マルケス越えをしそうな予感さえあります。
数々のGPの記録を塗り替えるライダーは、他のライダーとは違うものがあると言うことなのかな。
V.ロッシ引退後に新たなスターが誕生か。
きっと流石のM.マルケスも気に掛けているでしょうね。
藍(小椋選手)も、プライベートテストを含め絶好調。
Moto3同様、参戦クラス2年目は飛躍のシーズンとなりそうです。既にチャンピオン争いとなるライバルは見えていることでしょう。
Moto3で叶わなかったチャンピオン獲得となるのでしょうか。そして、その先に待っているものは?!
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Twitter <@kazuto_sakata>
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