『FIM MiniGP World Series』~開催発表会 <motogp.com>
日本時間の6月6日にmotogp.comに掲載されました。
こういうのが発表されることは、数ヶ月前から分かっていましたが、今回の発表でその概要が明らかになりました。
日本のモータースポーツ関係者でも、発表前から多くの情報を得ていた人は少ないでしょう。
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一部抜粋
『レースは、国際モーターサイクリズム連盟または国内連盟によって設定された最低基準を満たすカートサーキットで開催され、最低のレース距離も設定される。参加者の年齢は10歳から14歳。使用するバイクは『Ohvale GP-0 160』。ピレリがイベント毎にタイヤを割り当てる。』
『ミニGPワールドシリーズ』はフランス、イタリア、マレーシア、オランダ、北米、スペイン、イギリスで開催することが既に決まっているが、今回新たにアルペ・アドリア、インドネシア、アイルランド、ポルトガル、カタールでの開催が発表された。
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水面下で進んでいただけあって、既にヨーロッパ、それ以外の国でも準備が整っている。
現時点で私の知る限り、日本に存在しない車両、輸入する代理店も決まっていない、当然その車両につけるタイヤも日本には存在しないでしょう。
併催レースではなく、主催レースで行わなければいけないようですし。
FIMが絡んでいる世界選手権となれば、MFJが公認するレース?!ライセンス区分はどうするの?公認サーキットはどうなるのか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー一部抜粋
「勝者は年齢と出身地、国籍に応じて、キャリアの次のステップとなる『Road to MotoGP™』のプログラム:イデミツ・アジア・タレント・カップ/ホンダ・ブリティッシュ・タレント・カップ/ノーザン・タレント・カップ/ヨーロピアン・タレント・カップの選考会参加または直接の参戦が提供される。」
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所謂、一般での選考会での合格者枠が少なくなる可能性が出てくるということ。そうなると、必然的に日本人の合格率も下がるでしょう。
ドルナースポーツが介入するようになり、30年余りで下部組織がしっかりと出来上がって来たと言う感じがします。しかも、ドルナーのお膝元のスペインでは、確実に若手育成が成功しています。
しかし、前日のブログに書きましたが、更なる低年齢化によりレースにおける速く走る以外の教育をしっかりと行なっていく必要があると思います。
日本はと言うと、ドルナースポーツの下部組織に対応出来るような組織力や構築性が日本にはない…。
現状、この『FIM MiniGP World Series』に関して日本はゼロの状態。というより、既にヨーロッパなどでは進められていることを考えれば、むしろ日本はマイナスの状態。
今後は日本人ライダーにとって、アジア・タレント・カップのあり方も変わってきそうな予感がします。
日本人排除の方向性?!、そうならないことを願うばかりです。
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Twitter <@kazuto_sakata>
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