第1回 MFJロードレースアカデミー その2
■ 10:00~14:40/南コース:外周路とスラローム
園内移動は、インストラクター先導のもとで南コースへ移動。
まずはインストラクターが先導し、外周路を走ってウォーミングアップ走行。
その後、インストラクターがコースサイドから、アカデミー生のライディングフォームや走り方などをチェック。
第1回目ということもあり、アカデミー生個々の癖や特徴を把握しておくことは、今後のアドバイスにおいてとても重要なことです。
MFJロードレースアカデミーでは、基本的なライディングフォームや基礎知識を身に付け、しっかりとしたベースを作ってからスキルアップさせていきます。
ただイントラが生徒を引っ張り、タイムアップのみを行うのでは一貫性がありません。
「人の後ろを走れば速く走れる」ではなく、「ひとりでも速く走れるライダーに成長してもらいたい」のです。
15~20分の走行ごとにグループでミーティングを行い、インストラクターからアドバイスと質問タイム。コース設定などは、ホワイトボードを使って指示します。
担当のインストラクターが個々のライディングフォームの癖を指摘&アドバイス。
自分自身のライディングフォームについて、意外と乗っている本人が正確に理解していないことが多いです。
口頭のみのアドバイスではなく、実車を使ってもアドバイスします。
■ パイロンスラロームを中心に行いました。
ライディングフォームはリーンウィズ。(身体はバイクのセンターに置いたまま)
丁寧且つメリハリあるアクセルワークで、前後のピッチングを生み出し人車一体となること。
コースを走ればそれなりに走れても、いざスラロームを行うと1年目のアカデミー生はお尻をずらしていないせいか、アクセルワークが雑でギクシャクしたり、バイクと身体の動きがバラバラだったり、ライディングフォームが崩れたり…。
いかに行き当たりばったりで、アクセルワークや体重移動をしているかが伺えました。
昨年は150クラスで今年から250クラスのアカデミー生は、それなりにサマになっていたようです。
■ 12:00~13:00/昼食
今年はツインリンクもてぎの営業時間短縮となり、走行時間が短くなってしまうため、昼食時間は昨年よりも短く設定。対面での着座を避けて黙食を心掛けました。
早目に食べ終わったアカデミー生は、自らライディングフォームをチェックをしていました。
2年目ともなるとピースをする余裕も?!休憩中ですしね。
この時間から少し雲行きが怪しくなってきました。
■ 13:00~14:40/南コース:スラロームと外周路
引き続き、パイロンスラロームの練習。
アカデミー生によっては、お尻をずらしてのスラロームを実施。
インストラクター先導のもと、後ろにから前からインストラクターが走りをチェック。
タンデムにより、目と音で感じるアクセルワークとバイクの前後ピッチングを感じてもらいました。私はタンクの上に乗り、アカデミー生はシートに座りステップに足を置いているので、バイクの動きも感じ易いはずです。
写り込んでいる方は、撮影のためのMFJスタッフです。
午後は時折雨がパラつきましたが、トレーニングに支障ありませんでした。
南コースの最後は、外周路をフリーで走行し、ロードコース専有走行に備えました。
■ 15:00~16:00/ロードコース (インターバル5分)
第1回目はロードコース初走行となるアカデミー生が多いため、ピットアウト、ピットインの手順の説明。
■ 15:00~15:20/1本目はインストラクターの先導走行。
まずは、ピットアウトとピットインの練習を行い、その後はインストラクター先導での走行。
毎走行前に、オフィシャルの方が掲示している気温と路面温度の確認を必ず行いましょう。
ロードコース1本目で、低速での転倒が1名ありバイクの損傷が大きかったですが、幸いにもアカデミー生に怪我がなくて良かったです。
■ 15:25~16:00/2本目は30分間のフリー走行。
1本目と2本目の間は、アカデミー生へのプチアドバイスやインストラクター同士で情報交換のディスカッション。
走行後は第4パドックへ戻り、アカデミー生のみ着替えて簡単なミーティング。
その後も、質問やフォームチェックの時間が続きます。
バイク清掃も行いました。
■ 終礼
終礼後、親御さんとのディスカッションで今日1日のアドバイス内容のご報告。
第1回 MFJロードレースアカデミーの1日が終了しました。
次回の第2・3回は、2日連続開催です。
体調を整えて、個人練習で怪我のないようにして下さいね。
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Twitter <@kazuto_sakata>
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