MotoGP/ジョアン・ミルがチャンピオン獲得 | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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<2020 MotoGP チャンピオン J.ミル/motogp.com>

 

23歳のスペイン人ライダー、ジョアン・ミル @JoanMirOfficial がMotoGPクラスのチャンピオン獲得。(MotoGPクラス2年目)

 

2016 Moto3クラス  /ランキング5位新人王獲得

2017 Moto3クラス  /チャンピオン

2018 Moto2クラス  /ランキング6位新人王獲得

2019 MotoGPクラス/ランキング12位 (GP参戦3年目で最高峰へ。肺挫傷により2戦欠場)

2020 MotoGPクラス/チャンピオン

 

ヤマハ勢の失速時から、ミルがチャンピオンになる確率は格段に上がっていました。

しかし「優勝がない」と多くを耳にしましたが、「表彰台獲得は一番多い」と言う評価が非常に少なかったように感じます。何故だろう…。

 

第9戦 カタルーニャGPまでで、ミルの表彰台獲得数は4回。他はモルビデリが2回、リンスが1回、ビニャーレスが3回、クワルタラロが3回。この頃から、無冠のチャンピオンとなる可能性もあるかなと感じていました。

第14戦終了時点で、ミルが7回、モルビデリが4回、リンス4回、ビニャーレスが3回、クワルタラロが3回。

今年は波乱のMotoGPクラス。その中でも一番の安定感がありましたからね。これはMoto3時代から一貫しています。とにかく学習能力が高いということ。Moto3クラス1年目にして、ミルはチームメイトのクアルタラロに打ち勝っていました。

 

今年は、ディフェンディングチャンピオンのM.マルケスが欠場、ヤマハのエンジン問題、ドゥカティ勢の不振、シーズンが全15戦(MotoGPクラスは全14戦)に変更、色々な要素がミルにとってはポジティブに働いたと思います。

 

「トップライダーの速さ」+「安定感」+「運を見方」= チャンピオン獲得となったのではないでしょうか。

 

ジョアン・ミル選手 @JoanMirOfficial

2020 MotoGPクラスのチャンピオン獲得、おめでとうございます!

 

<2020 MotoGP チャンピオン J.ミル/motogp.com>

 

 

 

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Twitter <@kazuto_sakata>

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ジョアン・ミルのレーシングキャリア <motogp.com>

レギュラー参戦僅か5年目で2度目のタイトルを獲得したチャンピオンの経歴。

 

1997年9月1日生まれ(2019年開幕時の年齢は21歳)。出身地は、スペイン・バレアレス諸島州のパルマ・デ・マヨルカ。10歳からバイクを乗り始め、2013年から『レッドブル・ルーキーズ・カップ』に参戦。1年目は総合9位、2年目はホルヘ・マルティンとのタイトル争いを繰り広げ、3勝を挙げて総合2位に進出。

2015年は『Moto3™ジュニア世界選手権』に初参戦すると、デビュー戦で優勝。4勝を挙げて総合4位に進出し、負傷代役として『Moto3™クラス』にデビューした第16戦オーストラリアGPでは、転倒リタイアを喫したが、トップグループ内で走行。

2016年、所属していたレパード・レーシングからチーム内の昇格という形で世界舞台への参戦を開始。第10戦オーストリアGPで初のポールポジションから初優勝を挙げ、総合5位と新人王を獲得すると、KTMからホンダに乗り換えた2年目には、10勝を含む13度の表彰台を獲得して、チャンピオンに輝く。

2018年は、エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDSから『Moto2™クラス』に初参戦。4度の表彰台を獲得して、総合6位と新人王を獲得。

参戦を開始してから4年目の2019年、2018年6月11日に2年契約を締結したスズキのファクトリーチーム、チーム・スズキ・エクスターから『MotoGP™クラス』への参戦を開始。第10戦チェコGP後のオフィシャルテストで転倒した際の肺挫傷が原因で2戦に欠場したが、復帰してからは、7戦連続してポイント圏内に進出。1年目は総合12位。

2020年5月2日、最高峰クラス2年目のスタート前に契約を更新。契約期間を2年延長して、2022年末までスズキに所属することが決定すると、第5戦オーストリアGPで2位。初表彰台を獲得すると、最高峰クラス29戦目となった第13戦ヨーロッパGPで初優勝。

第14戦バレンシアGPで7位フィニッシュ。最高峰クラス2年目でタイトルを獲得し、スズキのライダーとしては、レジェンド、ケニー・ロバーツ・ジュニア以来20年ぶり、6人目のチャンピオンに輝いた。

 

 

ジョアン・ミルのチャンピオンナンバー <motogp.com>

チャンピオンシップ史上、スズキのライダーとしては10人目のチャンピオン。

 

最年少王者:23歳と75日でのタイトル獲得は、最年少王者ランキングにおいて、ホルヘ・ロレンソ(23歳159日)を上回り、マルク・マルケス(20歳266日)、フレディ・スペンサー(21歳258日)、ケーシー・ストーナー(21歳342日)、マイク・ヘイルウッド(22歳160日)、ジョン・サーティース(22歳182日)、バレンティーノ・ロッシ(22歳240)に続く7番目。

4人目の王者:最高峰クラスにおけるスペイン出身のライダーとして、アレックス・クリビーレ、ホルヘ・ロレンソ、マルク・マルケスに続く4人目のチャンピオン。

2クラス制覇:技術規則の変更により、2012年に始まった『Moto3™クラス』のチャンピオンとして、初めて『MotoGP™クラス』を制覇。

史上初の王者:2007年に始まった『レッドブル・ルーキーズ・カップ』出身のライダーとしては、初めて『MotoGP™クラス』を制覇。

ポールポジション:ポールポジションを1度も獲得せずにタイトルを獲得したのは、1992年のウェイン・レイニー以来28年ぶり。

3戦連続表彰台:スズキのライダーとしては、第9戦カタルーニャGPで2000年のケニー・ロバーツ・ジュニア以来となる3戦連続の表彰台を獲得(第2戦マレーシアGPから第4戦スペインGP)。

20年ぶりのポイントリーダー:スズキのライダーとしては、第11戦アラゴンGPで2000年にタイトルを獲得したケニー・ロバーツ・ジュニア以来となるポイントリーダーに飛び出す。

年間1勝:年間の優勝数が最も少ないチャンピオン。年間2勝のチャンピオンは、レスリー・グラハム(1949年)、ウンベルト・マセッティ(1950年/1952年)、ニッキー・ヘイデン(2006年)。

7度目のタイトル獲得:最高峰クラスにおいて、スズキのライダーとしてはケニー・ロバーツ・ジュニア以来20年ぶり7度目のタイトル獲得。

10人目のチャンピオン:スズキのライダーとしては、エルンスト・デグナー(1962年/50ccクラス)、ヒュー・アンダーソン(1966年~1968年/50ccクラス)、ハンス=ゲオルグ・アンシャイト(1963年~1964年/50ccクラス、1963年と1965年/125ccクラス)、ディーター・ブラウン(1970年/125ccクラス)、バリー・シーン(1976年~1977年/500ccクラス)、マルコ・ルッキネリ(1981年/500ccクラス)、フランコ・ウンチーニ(1982年/500ccクラス)、ケビン・シュワンツ(1993年/500ccクラス)、ケニー・ロバーツ・ジュニア(2000年/500ccクラス)。

表彰台7度:3クラスで最多の表彰台獲得。スズキのライダーとして年間7度の表彰台を獲得した2000年のケニー・ロバーツ・ジュニア以来(9度の表彰台)。