第1回 MuSASHi RT HARC-PRO. スカラシップ | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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8月12日 (水) 今年初となる、第1回 「MuSASHi ハルクRT HARC-PRO. スカラシップ」トレーニングが、ツインリンクもてぎにて開催されました。

 

早いもので、2014年にスタートしたスカラシップは今年で第7期目を迎えます。

2014年の1期生は名越哲平選手 (2019年 全日本 J-GP2チャンピオン)、2015年の2期生は山中琉聖選手、國井勇輝選手、その他、多くのライダーがMotoGPや全日本選手権、アジア・タレント・カップ、オートレースと幅広く活躍しています。

 

このような環境を作って頂けることに、とても感謝致しております。

メインスポンサーでもある武蔵精密工業株式会社様をはじめ、このスカラシップの母体となる有限会社ハルク・プロ様、株式会社アライヘルメット様、多くの企業様のご支援とご協賛により行えることを、この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。

 

各地で連日の猛暑日が続いていますが、この日は雲が広がり風も少しあったせいか、ほんの少し気温が低く感じました。とは言え、天気予報では最高気温が34度でした。

 

今年のスカラシップ生は、7月21日の最終選考会から決定。(7月21日 ブログ/第2次選考会)

1号車 三谷然    (13歳)/最終選考会より選抜

2号車 松島璃空 (13歳)/最終選考会より選抜

3号車 武中駿    (15歳)/最終選考会より選抜

マンツーマンの指導となります。

 

2020年のインストラクター (各インストラクターの戦歴)

小山知良選手/2000 全日本ロードレース選手権 GP125 チャンピオン

                  /2019 全日本ロードレース選手権 ST600 チャンピオン

 

名越哲平選手/2019 全日本ロードレース選手権 J-GP2  チャンピオン

 

坂田和人      /1990 全日本ロードレース選手権 GP125 チャンピオン

(校長兼任)    /1994・1998 ロードレース世界選手権 (現:MotoGP) GP125 チャンピオン

 

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■ 7:30/集合・朝礼 (8:00)

朝礼では、ハルク・プロの本田会長からご挨拶を頂きまして、全10回のトレーニングがスタートしました。(新型コロナウィルスの影響により開催数は予定)

自己紹介から走行上の注意、スケジュール確認など。

 

 

今シーズン使用する各自の車両を決め、ポジション合わせなどを行いました。

 

 

小山インストラクター、名越インストラクターもポジション合わせ中。

 

 

■ 9:00~12:00/南コース (専有3H/基礎練習)

・ウォーミングアップで南コースのフルコース走行 (外周路)。80~90%の走りで周回。

・前後ブレーキング練習 (2速全開からのフルブレーキ練習/シフトダウンなし・あり)

・パイロンスラローム (ワンハンドあり) 

 アクセルワークとリアブレーキ、ニーグリップと体重移動とステップワークの練習。

・ライディングフォームの修正。(基本的なライディングフォーム)

 

今回は各ライダーのスキルと癖を見極めるためにスラロームとブレーキング練習のみ。

その中でも今回はブレーキ練習を徹底的に行いました。

 

コースインの際、コースをチェックし誰も走っていなくとも必ずコースインの合図。

 

 

南コースの外周路でウォーミングアップ。

 

 

インストラクター3人で生徒のひとつひとつの動作をチェック。

 

 

いつもはツナギを下ろしませんが、この暑さでツナギを着ていると走っているより暑いのです。

 

 

手前ではブレーキ練習。その奥ではライディングフォーム修正。

 

 

パッと見は問題なさそうなのですが、この距離で見れば体の使い方、操作の仕方が一目瞭然。

 

ブレーキングでの上体と腕の張り方をアドバイス中。イントラ同士の見方は全く同じ。

 

 

頭が前に行き過ぎて上半身がとても窮屈。これではバンク中に上半身を自由に動かせませんね。

 

 

■ 14:30~16:00/フィジカルトレーニング (南コース内のプレハブにて)

バランスボールなどを使用して、体幹トレーニングを行いました。

このフィジカルトレーニングで筋力が足りなかった部分が、そのままライディングフォームの弱点へと繋がることが多いです。

 

自重でのプランク・サイドプランクはいつでもどこでも出来ます。

 

 

腹筋と背筋 (広い背筋など) の筋力が弱く、基本的なライディングフォームを作れない傾向にあります。

 

 

全員が一番キツイと声を揃えていた「カニ歩き」。下半身もしっかりトレーニング。

 

 

インストラクターから個々にアドバイスされながら、みっちりとトレーニングを行いました。

成長過程の彼らに、ムキムキの筋肉をつけろと言うのではなく、ライディングに必要な最低限の筋力をつける必要があります。

ライディングに必要な筋力なくして、MotoGPでのトップライダーには成れないでしょう。

 

■ 17:00/終礼

 

 

自主練習にて、次回の開催までに足りない筋力を少しでも補ってくるように。

お疲れさまでした。

 

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Twitter <@kazuto_sakata>

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