マルク・マルケスの危機回避能力の高さが良く分かります。
フロントタイヤがイン側に切れ込んだ際、何度も転倒回避ができるライダーはマルク・マルケス以外に存在しません。マルケスの並外れた身体能力と筋力、ライディングスキルの高さの表れです。間違えなく、これは彼のテクニックだと思います。
これは、「ロッシとマルケスの二者択一、選択するのは?ホンダのサテライトチームを率いるイタリア人のチェッキネロが即答。」と言う記事にUPされていました。
チェッキネロのコメントは興味深く、確かに時代の流れとそれによる違いを感じますね。
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ロッシとマルケスの二者択一、選択するのは?<motogp.com>
ホンダのサテライトチームを率いるイタリア人のチェッキネロが即答。
イギリスで生中継を放送する『BT Sport』のポドキャストは、LCR・ホンダのチームマネージャー、ルーチョ・チェッキネロを招待。通算9度のタイトルを獲得したバレンティーノ・ロッシと昨年通算8度目のチャンピオンに輝いたマルク・マルケスの2人から1人を選ぶように質問された際に、技術的な観点からマルケスを選択した。
「難しい質問ではない。私はマルク・マルケスを選びます。全てのスポーツにはエボリューションが存在します。ライディングスタイルも同様であり、それは自然な進化です。」
「バレンティーノ・ロッシに関しては、バイクレースを新たなレベルに引き上げ、人気を高めたことから、各サーキットに彼を称賛する銅像を置くべきでしょう。素晴らしいことです。」
「しかし、スポーツの仕組みという視点から見れば、レベルを引き上げたマルク・マルケスを選ぶでしょう。以前からリアタイアを滑らせるライダーたちがいました。特に80年代と90年代です。その後にフロント、リア共に滑らすライダーが出現しました。今はフロントを失った後に転倒を回避するテクニックを使うマルケスがいます。」
「幸運だという話しではありません。テクニックです。バレンティーノの時代のライダーたちは使わなかったテクニックでした。若いライダーたちがマルクに刺激されることを期待します」と、選択の理由を説明した。