ダニ・ペドロサの引退について
まだまだ現役で通用する速さをもつ、32歳のダニ・ペドロサがまさかの引退。。。
ペドロサがヤマハのマシンに乗ると言う噂もあったが、ドイツGPのプレスカンファレンスで引退を表明した。とても残念なことだ…。
125クラス (2003年)、250クラス (2004・05) の3年連続チャンピオン獲得、2クラス制覇。
個人的には、MotoGPクラスでもチャンピオンを獲ってもらいたいライダーのひとりでした。
<250クラスでは2年連続でチャンピオン獲得>
「小さな巨人」、彼にはこの言葉がぴったりと合う。
160cmに満たない身長で、足のサイズは36インチ。この体格でモンスターマシンと言われるMotoGPマシンを操ることは、決して容易なことではない。小柄な分、ストレートスピードは伸びるが、それ以外ではデメリットの方が多いのではないでしょうか。決して派手なライディングフォーム・スタイルではないが、コンパクトで綺麗なライディングフォームは、基本に忠実で理に適っていると思う。
「侍魂」を持つ、スペイン人ライダー。
クラスを問わず、他車と接触すると多くのライダーは相手を批判する。しかし、ペドロサは客観的に見て、それを冷静に判断しているように思える。自分が過ちを起こしたと思えば、素直に謝罪する。外国人ライダーにはあまりないことだと思う。
プレスカンファレンスで「ダニは模範的なライダー」と言われたように、スマートな走り、スマートな発言。多くのライダーが彼とチームメイトになったが、双方の間は特に問題となったこともない。
日本GPで会えば、必ず挨拶をしてくれる。アライヘルメットのブースでスタッフ達と記念写真を撮った時も、快く撮影にに応じてくれた。走り以外でも走り同様に素晴らしいライダーでした。
まだ早過ぎる引退だが、今後の彼の動向に注目したい。