R1 カタールGP/3月17日(土) 予選
70年目のシーズンとなるMotoGP。開幕戦カタールGPの公式予選は17日、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われました。今年は例年よりも走行開始時間を早めたタイムスケジュールとなっています。
全クラス、風の影響により砂塵がコース上に舞い、走行に大きな影響を及ぼした。
Moto3 :DRY/気温28度、路面温度30度 (強風)/デイタイム (ローカルタイム16:45~)
Moto2 :DRY/気温28度、路面温度29度 (強風)/日没前後
MotoGP:DRY/気温24度、路面温度25度 (強風)/ナイトセッション
以下、各クラスの予選リザルト
<Moto3 予選リザルト>
<N.アントネッリ/GP通算5度目のP.P.獲得/motogp.com>
■ Moto3クラス
昨年ランキング18位のニッコロ・アントネッリが、16年5月の第5戦フランスGP以来、通算5度目となるポールポジションを獲得した。
フリー走行2で、サーキットベストラップを上回る2分05秒590を出したホルヘ・マルティン。予選でスリップを利用せず、単独走行でポールポジションを狙ったが0.001秒差の2番手。昨年から4戦連続の1列目を獲得。
ガブリエル・ロドリゴは、0.484秒差の3番手。
佐々木歩夢は、タイムアタック中のマルティンの後ろでタイムを出して0.679秒差の4番手。
鳥羽海渡は、0.684秒差の5番手。参戦2年目を迎えた2人の日本人ライダーたちが自己最高位のグリッドを獲得。
マルコ・ベツッツキは6番手。フリー走行3で1番手だったアロン・カネトは7番手。フィリップ・エッテル、ロレンソォ・ダッラ・ポルタ、エネア・バスティアニーニがトップ10入り。
ルーキーイヤーとなる真崎一輝は、1.744秒差の19位だった。
佐々木歩夢 … 4番手。(0.679秒差)/自己ベストグリッド
鳥羽海渡 … 5番手。(0.684秒差)/自己ベストグリッド
眞崎一輝 …19番手。(1.744秒差)
鈴木竜生 … FP1転倒。右手橈骨 (とうこつ) の骨折のため欠場
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<Moto2 予選リザルト>
<A.マルケス/Moto2で4度目、GP通算7度目のP.P.獲得/motogp.com>
■ Moto2クラス
昨年ランキング4位のアレックス・マルケスが週末3度目のトップタイムをマーク。昨年11月の最終戦バレンシアGPから2戦連続、Moto2クラスで4度目、GP通算7度目のポールポジションを獲得した。
フリー走行1で1番手発進となりフリー走行総合5番手のロレンソォ・バルダッサーリは、0.3080秒差の2番手に入るベストグリッドを獲得。
<J.ザルコ/10年振りにサーキットベストラップを更新/motogp.com>
昨年ランキング6位のヨハン・ザルコが週末2度目の トップタイムをマーク。フリー走行4で今季初転倒を喫したが、昨年10月の第15戦日本GP以来、MotoGPクラスで3度目、GP通算22度目となるポールポジションを獲得。
2008年の公式予選2で樹立されたサーキットベストラップ (1分53秒927) を10年ぶりに更新する1分53秒680を叩き出した。
マルク・マルケスは、0.202秒差の2番手となり、当地で5年連続の1列目を獲得。
ダニロ・ペトルッチは、フリー走行4で2番手を維持すると、公式予選2で0.207秒差の3番手に入り、昨年の日本GP以来、GP通算5度目となる1列目に進出。
カル・クラッチローは4番手。アンドレア・ドビツィオーソは5番手。アレックス・リンスは、自己最高位となる6番手。ダニ・ペドロサ、バレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンソ、ジャック・ ミラーまでがトップ10入り。
アンドレア・イアンノーネは11番手。マーベリック・ビニャーレスは12番手。
中上貴晶は、フリー走行4で今季初転倒を喫した後、公式予選1で13番手。明日のデビュー戦を8列目23番グリッドから迎える。
ヨハン・ザルコのコメント
レコードタイムが嬉しい。サプライズだ。最後のラップは、僕の後ろに沢山のライダーたちがいたけど、フィーリングが良かった。シーズンの始まり方としては最高だ。
ここでは1ラップを速く走ることができるけど、ペースが難しい。今日の転倒を含めて情報があるから何かを試すことができる。明日はポールポジションから優勝に向けてグッドなチャンスがある。優勝に向けて走りたい。夢に向かって走りたい。
今日は風が強く難しかった。フィーリングが良かったから、幾つかのことを試していた時に転んでしまった。全員が限界に近かったと思う。 中古タイヤでコーナーに上手く入っていけなかった。決勝レースのタイヤは、フロントにミディアム、リアにソフト。もし、気温が低下すれば、フロントにソフトを履くかもしれない。テストで収集した3日間の情報がある。最も重要なことは、今夜しっかり睡眠をとることだ。
ポールポジションから昨年と同じような作戦ができるはず。僕としてはそれがベスト。バイクをコントロールして、無理のない走りをしたい。