今年の「MotoGP／R15 日本GP」の際にアライヘルメットサービスブースにて、ルカ・カダローラ氏 (イタリア) とお会いしました。
私は気付かなかったのですが、カダローラ氏から声を掛けて下さりとてもビックリしました。当時の私達からすれば、大スターですからね。こちらから気付かないで、本当にすみませんでした…。
そして、「写真を撮らせて下さい」とお願いしました。
＜ルカ・カダローラ氏＞
カダローラ氏は、今年からV.ロッシ選手のパーソナルアドバイザーとして活躍されています。
1980年代から2000年まで、WGPロードレース世界選手権で大活躍をされた選手です。
ルカ・カダローラ氏の主な戦歴
1886年 GP125クラス／チャンピオン (チーム・イタリア・ガレリ)
1991年 GP250クラス／チャンピオン (ロスマンズ・ホンダ)
1992年 GP250クラス／チャンピオン (ロスマンズ・ホンダ)
1994年 GP500クラス／ランキング2位 (マールボロ・ヤマハ)
1995年 GP500クラス／ランキング3位 (マールボロ・ヤマハ)
1996年 GP500クラス／ランキング3位 (カネモト・ホンダ)
＜GP500時代のルカ・カダローラ氏＞
彼のライディングスタイルは、コーナリングスピードがとても高くスムーズなライディングでした。勝つ時は、先行逃げ切りのレース展開が多かったと記憶しています。今で言うとホルヘ・ロレンソ選手のようなライディングスタイルです。
＜甘いマスクでとても人気が高かったです＞
125・250・500クラスと3クラス制覇をしてもらいたかったですが、90年代に圧倒的強さを魅せ、当時は「絶対王者」と言われたレプソル ホンダ (94のみHRCホンダ) のマイケル・ドゥーハン (1994~1998年／5年連続チャンピオン) を破ることが出来ませんでした。
＜GP500時代のルカ・カダローラ氏＞
軽量級のライダーにとって、125クラス→250クラス→500クラスと常に活躍しているカダローラ氏は憧れの選手でしたね。
世代的に言うと、この後イタリア人選手で大活躍したのは、ロリス・カピロッシ氏。カダローラ氏と同じく、125クラス (1990・91年) ・250クラス (1998年) でチャンピオン獲得。2001年 500クラス (ホンダ) は最高ランキング3位。2006年 MotoGP (ドゥカティ) のランキング3位。
その後は、皆さんご存知の「生きる伝説」バレンティーノ・ロッシ選手でしょうね。
カダローラ氏とカピロッシ氏の先輩ライダーが達成出来なかった、3クラス制覇を成し遂げています。正確に言えば4クラス制覇なのかな？！
バレンティーノ・ロッシ選手の主な戦歴
1997年 GP125クラス チャンピオン (ナストロ・アズーロ・アプリリア)
1999年 GP250クラス チャンピオン (ナストロ・アズーロ・アプリリア)
2001年 GP500クラス チャンピオン (ナストロ・アズーロ・ホンダ)
2002年 MotoGPクラス チャンピオン (レプソル・ホンダ)
2003年 MotoGPクラス チャンピオン (レプソル・ホンダ・チーム)
2004年 MotoGPクラス チャンピオン (ゴロワーズ・フォルトゥナ・ヤマハ)
2005年 MotoGPクラス チャンピオン (ゴロワーズ・ヤマハ・チーム)
2008年 MotoGPクラス チャンピオン (フィアット・ヤマハ・チーム)
2009年 MotoGPクラス チャンピオン (フィアット・ヤマハ・チーム)