今年の「MotoGP/R15 日本GP」の際にバレンティーノ・ロッシが率いる「SKY RACING TEAM VR46」のピットへ行きました。
このチームに良く知っているメカニックがいるのです。
1994年に私のヘルパーをしていたクリスチャンですが、今では立派なメカニックになっているのです。
当時、私が居たチームのチーフメカニックをしていたのが彼のお父さん (フランコ) なのです。フランコとロッシのお父さん (グラッツァーノ) は昔のレース仲間で、良くチームのガレージにグラッツァーノが遊びにきていました。
私達 (メカニックも) は、フランコの家から近いところに住んでいたので、家族ぐるみのお付き合いをさせて頂きました。
日本GPの時は、ロレンツォ・ダラ・ポルタのメカニックでしたが、その前はロマーノ・フェナティー (シーズン途中で解雇) のメカニックをしていました。
<右から2番目のメカニックがクリスチャンです>
もちろん、フェナティーのメカニックをしていたと言うことは、フェナティーの解雇理由も知っているので話を聞きました。
今年は、REDBULL KTM AJO の B.ビンダーがチャンピオンとなり、KTMがチャンピオンマシンとなりました。
年間を通して、KTMはホンダを上回るポテンシャルがあったと思います。
<タコメータ>
タコメーターは、ご覧の通り完全デジタルです。
メーター上部にあるランプの点灯位置でシフトアップを行っています。
<夜だと眩しいくらいです>
タコメーターと言われる「メーター」はなく、ランプが点灯する位置でシフトアップするということが、今時の若いライダーには分かり易いとのことです。
メカニック曰く、余計なものがついていても、どうせライダーはメーターを見ないとのことでした。
過去の2ストローク125ccの時代にもデジタルメーター (アプリリア) でしたが、それとは大きく様変わりしています。
<Nスイッチ>
このNスイッチを押すと、ギアのニュートラルを飛ばすことが出来て、シフトダウンのロスが少なくとのことです。
<シーズン後半で活躍したミーニョ選手>
ピットに表れたアンドレア・ミーニョ選手。「写真を撮らせて」と言われたので、一緒に写真を撮りました。
来期も「SKY RACING TEAM VR46」から「♯16」で参戦が決定しています。