今日も筑波サーキットにて、「筑波ツーリスト•トロフィー in JUNE」のサーキットアドバイザーのお仕事でした。チーフアドバイザーは、川島賢三郎氏です。
今日と明日は「KTM CUP」のレースがありますので、パドックはKTMブースでとても華やかな雰囲気でした。
<KTMブース>
東京では気温33度を記録して、全国的にも初の猛暑日だったようです。
今日の筑波サーキットは、最高気温33.3度、最高路面温度は60.6度でした。昨日のブログにも書きましたが、やはり路面温度は60度を超えてきました。
しかし、昨日に比べると湿度が低かったせいか、暑さはあるものの昨日よりは過ごしやすかったです。
今日の筑波サーキットでの気温と路面温度の推移は下記の通りです。明日、レースに参戦される方は参考にしてみて下さい。
また明日も高温が予想されますので、しっかりと熱中症対策を行って下さい。
<コントロールタワー横に表示されてます>
今日のスケジュールは、午前中は予選が行われまして、11時から決勝レースがスタート。
予選後にライダースブリーフィングが行われますが、その際に今回はドリンクサービスが行われていました。ブリーフィングに参加された方には、無料でドリンクのご提供となりました。
ブリーフィングに遅刻する方は居ませんでしたし欠席者もなく、とてもスムーズにブリーフィングを行うことが出来ました。ご協力頂きまして、ありがとうございました。
<冷たいドリンクサービス>
今日のブリーフィング内容は、フラッグに関する注意をホワイトボードを使って、チーフアドバイザーの川島氏が詳しく説明致しました。
<フラッグに関しての記載>
ちなみに「筑波ツーリスト•トロフィー in JUNE」のプログラムに私は「フラッグについて」の原稿を書かせて頂きました。
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以下、プログラムの原稿。
公式シグナル(フラッグ)について。
皆さんご存知の通り、サーキットには各ポストで掲示される各フラッグと信号機があります。
公安委員会が発行する運転免許証と違い、ライセンスを取得するにあたり筆記試験はありません。しかし、全てのライダーが全てのフラッグの意味を理解している必要があります。走行経験が浅い、年齢が若いからなどに関わらず、走行中のライダーにとって共通認識でなくてはなりません。
一般公道よりもサーキット走行の方が、スピードレンジが高くりその分リスクも増えます。その中で、フラッグを守らない人がいれば、転倒や事故へ繋がるリスクが増えることは言うまでもないでしょう。
軽視しがちな黄旗(イエローフラッグ)…。
黄旗は「前方コース及びコース再度に障害物やその他危険な状態であることを示す。減速・停止、停止準備、追い越し禁止」となっております。ライダーのスキルにより減速の仕方、停止準備は様々です。前のライダーのスピードに合わせるのではなく、ご自身のスキルに合ったスピードで黄旗区間を走行して下さい。
赤旗が出される時は、黄旗後に赤旗へと移行することが多いです。重大事故に繋がりやすいのが、二次的事故となる黄旗区間での転倒です。黄旗を軽視するのではなく、どんな状況にも対応出来るスピードと心構えを持っていて下さい。
またチェッカーフラッグ無視は、サーキット運営の妨げのみならず、コース清掃に出ているコースオフィシャルの安全を脅かすこととなります。
走行前には、公式シグナル <http://www.mfj.or.jp/user/contents/motor_sports_info/rule/pdf/2016/signal.pdf>を見直すくらいの時間に余裕を持って走行に望んで下さい。
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サーキット走行のおいて、全てが自己責任となっております。
他人を傷つけないためにも、フラッグを守ることはとても重要なこととなります。
毎年MFJから発行されるMFJ規則書にフラッグの掲載ページがあります。
フラッグの説明文の言い回し方が、変更されているフラッグもあります。毎年必ずフラッグの説明文も確認しましょう。
その甲斐があってか、フラッグ無視のペナルティーもありませんでした。また昨日のブログにも書きましたが、決勝スタート時のフライングは「ゼロ」でした。
皆さんのご協力もあり、大きな事故や転倒もなく、天候とは違い穏やかな良いレースとなりました。
参加者の皆さん、本日はお疲れ様でした。
お気を付けて家路について下さいませ。