GP界での日本人ライダーの記録 | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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■ GP界での日本人ライダーの記録

 

 

1990年代は全クラスを通して、日本人ライダーは十数人の参戦がありました。しかし、今では日本人ライダーのフル参戦は僅かに3人です…。

 

 

日本人ライダーが十数人参戦していたから「多勢に無勢だった」という訳では決してありませんでした。なにせ日本人ライダーで、ポイント獲得が出来ないライダーはいませんでした。

そして、毎年いずれかのクラス (GP125・GP250・GP500) でチャンピオン争いを繰り広げていた時代です。

日本GP (当時は鈴鹿) にワイルドカードで参戦するライダーでさえ、優勝争いや表彰台を争っていたのです。

 

 

1993年の開幕戦オーストラリアGPから、95レースにおいて日本人の連続表彰台獲得という大記録がありました。

95レースに渡り、毎レース日本人ライダーの誰かが表彰台に登壇していたのです。

 

 

2000年の日本GPでは、日の丸が8本も上がったこともありました。(GP125クラスで3本/GP250クラスで3本/GP500クラスで2本)

あと1本 (GP500で2位) で全クラス表彰台独占と言う快挙でした。

 

 

また1986年から2013年まで続いた、日本人による28年間連続表彰台記録という大記録もありました。

残念ながら2014年にこのタスキは途切れていまいました…。

 

 

その2014年シーズンは、開幕戦 カタールGPでMoto2クラスの中上選手が予選3番手から幻の3位表彰台というのがありましたが…。

レース後の車検で車両規定違反が判明して、正式結果は NC (Not classified) となってしまったのです。きっと一番辛かったのは中上選手でしょう。その影響のせいか、このシーズンは精彩を欠いたシーズンとなってしまったのです。

 

 

レースの世界で「たら、れば」はありませんが、あれが幻となっていなければ、今も日本人の年間連続表彰台記録は続いていたと思うと非常に残念でなりません…。

 

 

いつの日か、あの時代と同じように

日本人ライダーに大活躍してもらいたいものです。