【連載鬼の上司:第87話】SNS時代の理念共有 | 鬼の上司 ~ゆとり世代の君達に捧ぐ愛のリリック~

鬼の上司 ~ゆとり世代の君達に捧ぐ愛のリリック~

私が出会った”鬼”のような上司達。
げに、まっこと恐ろしく、でも暖かいエピソード。

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コロナ禍以降に於いても、
リモートワークは多くの企業で活用されており、
上司と部下のコミュニケーションも
在り方が多様になってきた。

以前であれば、会議室や休憩時間、
あるいは訪問先への往復などで、
気軽に部下とコミュニケーションが図れたのだが、
リモートが中心となると、そうは行かない。

その機会損失や、リスクに悩んでおられる
マネージャーも多いのではないだろうか?

そんな中、SNSや電子書籍などを好活用し、
日々の気付きを発信しておられる
介護社長の”カワスケさん”の活動を紹介したい。
著書:「介護会社の社長のひとり言」
〜企業に一番大切なのは思想と価値観です〜




経営者として、上司として、
また一人の人間として、
日常のエピソードを中心に綴られている
エッセイ集であり、企業経営・介護サービス・
ご家族やご自身のこと・ICT・読書・
グルメetcと、豊富なコンテンツ。

本書は、”note”などへの投稿が蓄積された段階で、
「適時、電子書籍をアップデートする」
というユニークな手法を取っておられるのだが、
14回改訂版までで、
実に1,000ページを超えており、
私も読了するのに、数週間を要した。
(余談だが、カワスケさん本人に聞くと、
「読破した方は、あなたが初かもしれない」
とのこと。達成感…(笑))

作品の中で、読者を伴走するような
「カワスケさんのひとり言」は、
日々のブログを読んでおられるご自身の部下や、
同僚に向けて。

また、多くのビジネスマン。

そして、未来の仲間に向けて、発信されている。

思想や価値観をより深く共有すべく、
時には成功体験を。

そしておそらく、時には、
伝わりきらない想いへの歯痒さ。
それを乗り越えようと何度もやり方を変え、
伝え方を変えて、
取り組んでおられるのではないかと感じた。

ところで、私自身、このブログを書き始めたのは、
当時社内で取り組んでいた”夜メール”
(日報のようなもの)がきっかけだった。

仕事で得られた日々の気づきを、
後から振り返れるようにと、
blogへの投稿を始めた。

当時、私の部下や同僚にも投稿先を
オープンにしていたので、
カワスケさんの活動にとても共感ができる。

実は、この”カワスケ”さんと私は、
前職時代の同僚なのだが、
在籍時には、面識がなかった。
(正確に申し上げると、
私は一方的に存じ上げていました)

いつだったか、LinkedIn(ビジネス系のSNS)で、
偶然カワスケさんの投稿を拝見して、
つながりを持たせて頂くと、
電子書籍をリリースしておられると知り、
早速拝読させて頂いたという流れである。

私は、同社を2019年に退職したものの、
今でもこの介護企業の”ファン”であるので、
同企業の「経営方針書」に準えて
語られるエピソードは、実に興味深い。

また、在籍時には理解できていなかった
考え方についても、カワスケさんの解説によって、
その幾つかを腑に落とすことができたように思う。

このような企業のリーダーが、
インターネットやSNSを好活用し、
プロモーションや、
部下への語り掛けに力を入れておられるのは、
実に興味深く頼もしい。

そして、この「継続力・持続力」こそが、
カワスケさんご本人と、
この企業の底力だと改めて想う。

方針や価値観の共有。
そして、弛まない努力と継続。

退職後のSNSを通じたご縁と学び。
オニ達のご指導が、今、ありがたい。