ここ毎週、私は週末になると灯油を買いにガソリンスタンドへ出掛け
その際車にガソリンも補給するのですが
本当に、安くなりましたよね。
今利用しているガソリンスタンドでは毎週安くなっていきます。
今日は1リットル103円で給油しました。
ちょっと前まで120円より下だったら、「今安いから給油しなければ」
と思っていたのに、今や「今週よりも来週の方が安いんじゃないか」
と思ってしまう程です。
灯油で1リットル53円。18リットル買うのに1000円かかりません。
これが本当に有難い。
確か2年前の冬だったか、18リットル買うのに1600円ぐらい必要だった記憶があります。
子供が生まれてから毎年高くなってんな、どうなってんだ。
と思っていました。
これを数日おきに買っており、毎冬の光熱費には本当に頭を悩ませたものでした。
今年は暖冬だから灯油の消費もそこまで酷くなくて助かります。
いや、本当 真面目な話。雪国の冬は大変です。
雪国減税とか暖房手当が必要ですよ。
関東圏とえらい違いですもの。生活環境が。
経済活動にだって著しく差が生じると思いますよ。
画面はIG証券のWTI原油先物の日足チャートですが、
いや見事な下降トレンドですね。
私もfacebookのやり始めの頃は先物取引の事を書いていましたので
こういうチャートをみるとやはりトキメキを感じます。
今は株がメインですが、また先物トレードもいいなと思ったりもします。
記事では
「中国経済のさらなる減速などで、中長期的に原油の需要が弱くなるとの見方もヘッジファンドなどの『売り』を呼んでいる。市場では
『WTIは3月末までに1バレル25ドルを割り込む』
(米ヘッジファンド)との見方も出ている」
と書いてあります。
こういうファンドの先物売りが実際の原油価格を下げている、というのも
多分にあります。
この記事を読むと新規は『売り』参入したくなるところですが、
案外、朝日がこう書いている時点でもう底かもしれませんね。
さて、個人的な話はここまでで
原油価格が下がれば、火力発電で賄っている電気代も安くなり
家庭の電気代が安くなり家計に追い風になります。
浮いたお金が消費に回れば日本経済の活性化になるのではないでしょうか。
画面、朝日新聞(その他、地元新潟日報も)の記事では、
「原油安の影響で物価が下がりやすくなり
安倍政権が目指す『デフレ脱却』が遠のく可能性がある」と書いてありますが
私はこれについては疑問符です。
うがった見方をするならば、「あえてアベノミクスに否定的な事を書きたかった」だけなのでは、とさえ思います。
原油が高い事で家計負担(あるいは企業のコスト)が増大し、それによって物価が高くなろうがそれはインフレにはなりえません。企業が儲からず賃金が増えないからです。
この場合、単純に消費が抑えられるだけで、「デフレ」は続きます。
これは今までがそうであったことから確実に言えることです。
原油が安くなれば、この逆が期待できます。
企業や家計は恩恵を受けることになり市場にカネが回る要因になります。
企業は儲かることで賃金は上がり、より高い商品が買われやすくなります。
その結果として物価が上がるのが、「脱デフレ」なのです。
また、
物価変動の指標で、インフレかデフレかを判断する「消費者物価指数(CPI)」においても、
近年では原油などエネルギー価格の変動がCPIに影響することから、
食料(酒類を除く)及びエネルギー価格を除いた「コアコアCPI」という指標が用いられるようになっています。
だから、「原油安で『脱デフレ』が遠のく」とかいう記事を読むと
「新聞記者って本当にそう信じて記事を書いているのかな」
と疑問に感じずにはいられません。
とはいえ、
今やグローバル化が進んだ経済においては、日本は世界市場の影響を受けざるを得ないのも現実です。
今年東京証券取引所では戦後初めて、年始の大発会より5日連続で下落しました。
産油国の政府系ファンドが、原油急落で収支が悪化し、日本株を売りに出しているそうですね。本当かどうか知りませんが。
それでなくとも、サウジアラビアがイランと断交し、中東では新たな戦争が始まろうとしています。
そして世界で何か事件が起こると、近年必ずリスク回避資産として「円」が買われます。
(日本国内で何十年も前から「円」がハイリスクで大暴落するとか言っていた、自称アナリストや経済学者の方々はいい加減土下座したらどうでしょうか)
そして円高になると、外国人投資家からは日本株は高くなり、
持ち株比率の関係から売られることになります。
これは株式市場の話で、
実体経済とは別の話ではありますが
今の時代、金融経済の混乱が実体経済に影響を及ぼすことが多分にあります。
私も株式取引をやっているので、今の相場は十分注意が必要であると感じている所です。
8日の記者会見で甘利経済再生大臣は
「資源価格はちょうどいいバランスが必要だ」と指摘したとのことですが
その通りで、物事は全て
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
なのです。