今日は産経新聞から
見出しは「シベリア抑留 記憶遺産」となっていますが、
内容はどう読んでも「南京」登録についての恨み節です。

今回、中共は反日プロパガンダとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)に
「南京大虐殺文書」を登録申請し、

日本からは「文書は完全性や真正性に問題がある」と、登録に反対していたにも拘らず

事務局長で中共と懇意の間柄(9月に中共が行った反日式典にも参加している)の
ブルガリアのボコバ氏が、サクッと登録決定してしまった。

そしてそれに対し、菅官房長官が
「極めて遺憾だ。我が国としては、ユネスコ事務局との協力にあり方について見直しを検討しなければならない」
と述べた、
というお話です。



因みに表題にある「イカン」とは、日本お得意の「遺憾の意を表明」のことで
「イカリ」とは「怒り」のことです。


私は歴史研究家ではありませんから、
ここで南京大虐殺の虚構について証明することは出来ません。

ただ南京大虐殺に関する中共の主張が単なるプロパガンダに過ぎないことは
ネットで「南京大虐殺」とでも打てば ザクザク出てくるでしょうし、

(一応ウィキペディアのアドレスでも貼っておきましょうか)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E4%BA%8B%E4%BB%B6_(1937%E5%B9%B4)

私としては、もう10年以上前の作品になるのでしょうか
小林よしのり氏の「ゴーマニズム宣言 戦争論2」(2001年 幻冬舎)の第13章で
取り上げられているのを読んで、
「これは中共の虚構だろう」という認識を持っています。

その、一般的に言われている根拠としては
当時の南京には人口が20万人しかおらず、
日本軍が占領した1か月後には人口が25万人に増えていたという
事実があること、が挙げられます。

これは日中戦争当時、南京の安全区委員長であったジョン・ラーベが
(この人はドイツ人で中国国民党に武器を輸出していた軍需産業ジーメンスの南京支社長であった)
南京を占領した日本の大使館に対し「日本軍の南京入場式が行われた日付」で、「都市内の人口を20万人と明記し」、「食糧支援要請」を送ったことからハッキリとしています。
(同様の要請は国際委員会のアメリカ人教授ベイツ氏の手紙にもある)

因みに中共の主張では「日本軍占領から最初の6週間で30万人の虐殺」が行われたことになっています。

さて、日本軍が南京を占領してから1ヵ月後、ジョンラーベはまた日本大使館に「食糧支援要請」の手紙を出し
「この時の総人口は25万人から30万人と思われる」
と記載しています。人口が思ってたよりもずっと多くなっていたので追加支援を申し出たんですね。

あっれ、おかしいですね!
なんで増えてるんでしょう。中共の主張通りなら当時の南京内は、市民は皆殺しとなっていて、
それどころか更に10万人どこかから連れ出してきて、それも皆殺しにしてしまってるはずじゃないですか!?


ここでなんで、短期の内に人口が5万から10万も増えているのか、と言えば
「南京外から避難民が流入してきていたから」
ということになります。
(それが日本から移り住んだ人だというのならば、ラーベが日本大使館に食糧支援など要請する必要がない。)
そしてなぜ、避難民が流入してきたかといえば

日本軍占領下の南京の方が、その外よりも治安が安定していたからに他なりません。
小規模であれ、占領軍が住民を虐殺するような都市からは
人は逃亡こそすれ、避難してなど来ないからです。



こういう話をすると、「いや数は問題じゃないんだ。虐殺があった事実が重要なんだ」
と何故か中共の弁明を始める人が出てきます。

だったら言ってやればいいじゃないですか。
「虐殺は確かにあったけど(実際のところ証言はみな伝聞で、実際に目撃例があったわけではない)、具体的な事はよく分かりません。
取り敢えず、その『被害者30万』という看板は下ろしてください」って

所詮、中共にとってみれば数は問題ではないのです。
だって彼らにとって「3から先の数字は『たくさん』という意味」でしかないのですから

…そう言えば最近日本でもありましたね。
3万人しかいないのに12万人のデモとか言ってた人達が。

全く、お里が知れると言うものです。


とにかく、事実の検証はいいのです。
今回、日本政府は「中共の言ってることは嘘だ」という態度をとったのですから。

あとは、どうやってプロパガンダと戦うか、なのです。

これは対人関係においても言えることですが
口で「残念だ」とはいうけれど、決して怒気をこちらに示してこない人を
こちらは「怖い」と思うでしょうか。

私だったらきっと、心のどこかで相手の事を舐め、
「この人には今後も多少失礼なことがあったとしても問題はないだろう」
と思うかもしれません。


外国から見た日本はまさにこれです。
中国からもユネスコからも、舐められているのです。
気が弱いヤツだからと、「いじめ」にあってるんです。


だから、今回
「ユネスコとの関係を見直す」と言ったのならば
それは検討で終わることなく、実行に移す必要があるのです。
具体的には「もう金は出さない」ということになるでしょう。

ユネスコからは
「腹いせで金を払わない日本は卑怯だ」
とか言われるかもしれませんが、気にするべきではありません。
国益に叶わないのならば、相手の困る事をするのは国政政治の常なのですから。

いい子ちゃんを気取ってみたって、
それが本人のためにならないなら

侮辱され
今後も嫌がらせを受け続けるぐらいなら

私は、いい子ちゃんの仮面なんてはぎ取って 一度本気で牙を向いてやった方が
実は その後余程平穏に過ごせるようになるんじゃないかと思っています。


それって、この社会の人間関係そのものについても
いえることでしょう?