外国為替市場では、ドルインデックスが大きく反発しました。ドイツ金融当局者が欧州危機の解決には時間がかかるという見解を示したことをキッカケとして上昇して来ていたユーロの利食い売りが出てきています。これにより経済成長に関連が強い資源国の通貨なども利食い売りに押される展開となりました。ユーロドルも1.39台まで上昇していましたが、この日は利食い売りに押される展開が続き、1.37台前半まで下落しています。当面の下値目処としては1.3680レベルと見ていますが、このレベルを下回る展開に入ってくれば再び1.3530レベルにまで下落する可能性もあると思います。

上述の海外市場の動きについてでも示したように、欧州債務危機への対応策とそれに取り組むユーロ圏各国の取り組みの早さがユーロ上昇の鍵となっていることは確かであり、先週までの動きは、それが早急に実現出来るという期待からのユーロ買いとなっていました。しかしここにきて独財務相から、この件については時間がかかるとの見かたが示されたことで、期待感から現実に再び引き戻された格好になりました。ただし欧州危機への対応策については、その工程表がすでに示されて来ていることで、再び依然のような不透明感の強い相場に回帰することはないと思いますので、株式市場と同じように単なる目先の調整場面と見ていいのではないでしょうか。本日も当局者の発言などがポイントとなるのではないかと思います。

いっぽうドル円相場は、再び77円割れの展開となっています。欧州リスクの再燃で回避通貨としての円が再び買われたようです。引き続き76.60円が下値サポートレベルとなっていますので、このレベルを大きく割り込む展開になることは今のところ国内要因としては見当たらないと思います。従って本日は再び76円台後半から77円近くでの小動きの展開になると思います。

相場の強弱のポイントと見ていた119.90を切ると、大きく値を崩していきました。夕方には、もう一度ここを抜けようとする動きも見せたのですが、抜けることは出来ずに、さらなる下落を招く結果となってしまいました。
本日ですが、バランスポイントは119.10にあり、傾向としてはベアです。
本日も、ここが大きなポイントとなっていきそうです。
サポートは目ぼしいものがありませんが、117.60までさげると下げ過熱感が台頭して来そうです。
レジスタンスは、バランスポイントの上には、119.50付近にあり、ここを抜けて下値を支えられると堅調に推移していけそうです。

ユロドル週足が節目を抜けてきたので、週足での日柄を見ておきたいと思います。
昨年6月7日の週に底を打ち上昇してきたユロドルですが、本年5月4日の週で一旦上値をつけ反落となり、先週で一昨年の11月高値からの50%の位置を切ってきました。
昨年6月7日からは、32週かけて4波動を完成し、本年1月10日からは17週でN波動を完成し上昇しました。
その後、波動はハッキリしない状況でしたが、結果的にはP波動となり、これを下抜けした事から教科書通り、大きく下げてしまいました。
しかし、このP波動の中間波動が週足で出る事は珍しく、相場がかなり迷っていた事がわかります。
来週からですが、P波動が出た為に基本数値が機能するかどうか、しっかりと見ておかないといけませんが、可能性が高いのは、今年5月4日の週からの26週目が10月末の週に迎える事になります。
この週は、今年安値の1月10日の週から42週目と基本数値も重なりますので、今月末辺りに重要変化週を迎える可能性が高い事になります。