昨日の外為市場は、ドルインデックスが大きく反発しました。欧州ソブリンリスクの増大がユーロ売りを継続させていますが、昨日はこれが東欧のハンガリーにまで及んできたことで、ドルが堅調な展開でした。しかしユーロドル相場の下落はそんなに大きくはありませんでした。これはユーロもドルも同じように弱くなっていますので、相対に見てユーロがさらに弱い展開になればユーロドルは売られますが、中期的にはドル安ですのでユーロドルの下げも限定的です。また米国が感謝祭で休日を控えており、ショート筋も一旦買い戻したいところではないでしょうか。いずれにしてもユーロドルの下値は限定的に変わりはありません。昨日は1.3426まで下落しましたが、当面2段波動で見れば、1.3415レベルが下値と見ていますので、このレベルを大きく割込む展開とはならないでしょう。

いっぽうドル円相場は77円が重たい展開になっています。本邦市場では介入警戒があるため、円高方向には行きにくい展開です。しかし欧州時間に入るとその分円高が進行する可能性があり、昨日も円は欧米時間に76.55円までありました。引続き本邦市場では77円絡みで小動きですが、明日は日本市場が休日のため欧州時間以降の円高進行懸念には注意が必要です。は政府・日銀の覆面介入が噂されており、77円をサポートするレベルが続いています。76.60円が下値めどに変わりはないのですが、海外市場でこのレベルを大きく下回るかどうかがポイントでしょう。

週明けの外為市場では、ドルインデックスが買い戻されています。イタリア国債の入札が不調に終わったことで、ユーロが売られたのが要因です。ユーロドルも1.3790から1.35台まで一時下落し、その後も1.36台前半での推移となっています。しかしユーロドルについては、現状はユーロ安とドル安が相対的に材料視される状況となっていますが、ドルは以前から述べているとおり中期的に下落基調となっていますので、現段階では、ユーロの材料が出てくるたびに乱高下する展開になっています。従って今後も欧州問題次第で上下に動く状況には変わりはないでしょう。ただし、ユーロ、ドルともにそれぞれネガティブな材料があるため、本日も動きはあるものの方向性を示すような展開にはならないと思います。本日の上値目処としては1.3815レベルと見ています。また下値目処については、1.3540レベルですが、これを下回れば1.3475レベルとなります。

いっぽうドル円相場はジリ安展開になっています。ユーロ円などのクロス円の売りもあり、77円を割込む展開となりました。ドルについては中期的な下落基調が続いており、さらに円安へのサポートは介入警戒のみと見られますので、介入がないとなれば再び75円を目指す展開にとなるでしょう。下値目処としては引続き76.60円となっています。本日はゴトー日でもありドル需給がタイトになる可能性がありますので、77円台を割込むかどうかがポイントでしょうか。再び割込むとなれば、下値目処の76.60円をトライするかもしれません。

イタリア国債の利回り急騰でリスク資産が大きく下落したことで、外国為替市場でもドルインデックスが大きく上昇しました。欧州問題が再び混迷化してきており、ユーロの売りが大きくなったのが要因です。ユーロドルは1.38台から1.35台まで大きく下落した展開となりました。当面の上値であった1.3845レベルを上回れなかったことで、上値が重たくなっています。ユーロの落ち着きは、イタリア国債の利回り上昇が落ち着くことが必要であり、欧州問題の収束をいかに早くするかが問題です。それまでは再び神経質な展開が続くと思われます。当面の下値は1.3475レベルであり、本日このレベルをトライするかもしれません。このレベルを割り込む展開となれば、再び1.32レベルまでの下落が懸念されてきます。

またドル円相場は、78円を割込む展開が続きました。この日はドルが強かったわけですが、クロス円などの売りが出て、円はドルに対しても強含みの展開が続いていました。日本市場では、介入警戒も出てくることから当面の下値目処である77.40円はまだついていないわけで、日本市場では78~77.40円レベルが続くのではないでしょうか。しかし欧州時間になってからは、欧州問題次第でさらにクロス円の売りが加速する懸念があり、円相場も間接的な円買いになる可能性もあります。