先週の外国為替市場では欧州問題が混迷化するに連れて、ドルインデックス大きく上昇しました。ギリシャの混乱が収まりつつありますが、イタリアの財政赤字削減について引き続き市場が神経質になっており、ユーロは利食い売りに押される展開となりました。今週の海外市場動向でも述べたように、欧州問題については、ギリシャ動向が安定化すること、さらにイタリア国債の市場動向がポイントになると思います。

これには、欧州安定化基金(EFSF)の規模を拡大することでの合意に基づいた展開次第だと見ています。規模については、最低でも1兆ユーロは必要であるわけですが、これをレバレッジを用いてどこまで拡大することができるのか、できるだけ早い決定がポイントになるとおもいます。さらにECBは先週利下げを行いましたので、この金利低下によるユーロ安はほぼ織り込んだと思います。さらに次はQE3の期待感がより大きくなってきたことで、引き続きユーロは相対的には堅調な展開と見ています。

ユーロドルのレンジですが、上値については当面1.4135レベルと見ています。しかし欧州債務問題が深刻化してくれば、ややユーロドルは軟調な展開になるかもしれません。今週の動きしては、底固い展開と見られ、売買レンジとしては1.3675~1.4135レベルと予測しています。

いっぽうドル円相場ですが、介入後は78円台での小動きに終始しています。G20でも介入に対しては否定的な見かたが多く、今後もし介入するにしても、75円を大きく下回る展開とならなければ難しくなってきているのではないでしょうか。今週もしQE3への期待感が強まってくれば、再び円高局面に入って来る可能性があります。いずれにせよ円安へのトレンドの変化は見えませんので、今週も引き続きドル円相場の上値は重たいと見ています。従って上値目処としては、78.40円レベルと見ています。また今週の売買レンジとしては、78.40~77.40円レベルと見ています。
FOMCも無難にこなし、マーケットに与える影響はほとんどありませんでした。
さて本日ですが、バランスポイントは124.70にあり、傾向としてはスクエアです。
値幅が出ていないために、サポレジは全く当てにならず、昨日と同様に抜けたほうについて行くといった感じで良いのではないでしょうか。
また、日本は休場のために、ただでさえ動かない東京市場がさらに同意薄となってしまいそうで、今が盛りの紅葉でも見に行ったほうがいいかもしれません。
日足では、昨日の足はあまり良くない形を作ってしまいました。
久しぶりに雲上抜けしたので、ここは一気に先行スパン3をぬけたかったところなのですが、介入によってでさえもそれが敵いませんでした。
さらに本日に陰線をつければ、悪い形が確定しそうなので日足終値は見ておきたいところです。

先週の外国為替市場ではドルインデックス大きく続落しています。ユーロ圏首脳会議での合意内容が欧州債務危機を回避できるという見方が広がり、ユーロが大きく買われる展開でした。またユーロドルは、ユーロの買い戻し、さらに米国でのQE3の可能性が強まり、中期的ドル安の思惑でユーロドルは大きく上昇し、一時1.42台半ばまで上昇する展開となっています。

今週は海外市場動向で述べたように、大きなイベントが目白押しであり、とくにユーロではECB理事会、ドルではFOMCと米国雇用統計が大きなポイントになります。まずユーロですが、ポジティブな要因でのユーロ買いは落ち着いて来ているようです。次はECB理事会での利下げによる欧州圏の景気回復を図ることになるとおもいますので、徐々にユーロは利食い売りとなるのではないでしょうか。それにドル安が加わるのかどうかがポイントです。FOMCで追加緩和が行われることが決定すれば、ドルは売られ、ユーロドルは相対的に強含むと思います。追加緩和がなければ、ECBの利下げ期待が先行し、今週の理事会で引き下げがなくとも、ドラキ新ECB総裁の会見で引き下げに関する発言が盛り込まれれば、ユーロドルは利食い売りに押されるのではないでしょうか。

ユーロドルのレンジですが、上値については1.4440レベルと見ています。しかしFOMCでの追加緩和がなければ、ドル買い戻しが起こりユーロドルは再び1.4割れになると思います。今週の動きしては、反落の展開が予想され、売買レンジとしては1.4440~1.3845レベルと予測しています。

またドル円相場ですが、これは引き続き中期的なドル安の動きから見て、円高ドル安になりやすいと思います。先週の日銀政策金利決定会合では追加緩和措置も発表されましたが、やや小規模すぎるとの見かたが市場には強く、円高を阻止することはできないとみられています。しかし高金利通貨などクロス円の買いは継続すると思いますので、急激な円高にはなりにくいと見ています。今週は3日が日本市場の休場日ですので、この前後にかけて欧米市場での円買いが進む可能性があるため、今週明けから円買いの動きが強まるのではないでしょうか。そのときどのレベルで政府・日銀が介入するのかもポイントですが、G20前には他国への配慮もあり介入しにくいという思惑も働き、円高を仕掛けやすくなると思います。円の高値目処は当面のところ74.75円レベルと見ていますが、ここでは75円割れが近くが当面の介入レベルとなるのではないでしょうか。週初から円高に動き出せば、介入催促相場になるかもしれません。もし介入があれば78~79円レベルまでの円安の可能性があると思います。売買レンジとしては、74.75~78.35円レベルと見ています。