☆下記のブログもお読みくださいませ。
🌹日本では知られていない銀器Bride'sBasket「花嫁のバスケット」→🌹
🌹エリザベス女王のお気に入りのスイーツは? → 🌹
☆本来三段スタンドは「テーブルでは使用しないもの」なのです! etc.
📺NHKの番組、「白馬の王子さまに会いたい」を拝見しました。
英国では、およそ800人の世襲貴族が存在されるそうで、若くして世襲した方の生活や、女性のデビュタントの様子などのご紹介がございました(日本に1年留学していらした男爵も)。
マナーの先生(貴族)による、アフタヌーンティーのご紹介もございましたので、書き置きます。
*放送内容ではないですが、
王室では「アフタヌーンティー」とは言わず、「サパー(軽い軽食)」というそう。
またアッパークラスや発祥の地スコットランドでは、スコーンとは発音せず「スコン(ズ)」だそう。
☆左利きの方のよう
☆マナーの先生も貴族
公爵・侯・伯・子・男
☆貴族年鑑
🌹着席の様子
両手は下に置いてあります
テーブルの命?ともいわれるお花は無いです
英国のセッティングやマナーなどを教えてある
佐藤よし子さんの著書によりますと
「お花はフォーマルなとき以外は特別に用意する必要はなく
お庭に咲く一輪でもかまいません
背の高い花を飾る場合は
お客様の視線やサービスの邪魔になるので
少しテーブルから離したテーブル脇に置きます」 とのこと
食器は「ミントンのハドンホール」
カトラリーとティーストレーナー以外に
銀器はございません
↓ジャムとクロテッドクリームを
「スープカップ」に入れて
あったので とても驚きました!
貴族の方もこういう応用をなさるのですね
ナイフは
先が丸くなったお品ではなく「デザート用」
フォークは
先が3本なので「ケーキ用」です
ナイフとティースプーンは
クリストフル の オセアナ!
オセアナのモチーフは
船のロープのもやい結び
(1993〜2005年頃までのシリーズ)
↖︎フォークには刻印が無い ↑もやい結び
☆再放送 ('20.6/17) で分かったのですが
ケーキフォークは
オセアナではなかったです!
25年ほど前?から クリストフルのケーキフォークの
すくい部分の 「すきま」 が
〔 V 〕 のように わずかですが横に広がり
柄 (持ち手) などのカーブも浅くなってしまいました
ナプキンは
小さなティーナプキンでは無いですね
英国でもティーナプキンを探すのは大変だそう?ですが、
英国貴族のエチケット・エキスパート
ウィリアム・ハンソン氏によると
「12インチ(30cm)」がいいそうですよ〜!
白いティーマット(プレイスマット)は
素朴なコットンです
何事においても整然と揃い過ぎたコーデは
歴史がない成金のようで
とても嫌がられる?そうですが...
☆まだ(たまたま?)
↑ナイフが置かれておりません
☆紅茶は ティーストレーナーを使用するので
ティーカップは持ち上げず
置いたままでサーヴされました
(スーツの男性がサーヴ)
☆ミルクは「紅茶が先」でした
ミルクFは「庶民の方々の習慣」という記事が。。
その昔「割れやすい陶器を使用していたため
熱い紅茶を先に入れると
割れる危険があったから」だそう
英国でも 昔から
「紅茶は絶対にストレートで飲むべき」という
根強い意見もあるそう
アッパークラスの方は
ミルク無しで
飲まれることが多いそう
ミルクティーは
労働者階級から始まったので
「敬遠されることもある」とか
(放送内容ではない)
ティーポットや取り皿を
ナプキンの上に置いてありますが
テーブルを傷つけない配慮でしょうか
☆上下に混ぜます(ぐるぐる混ぜない)
☆小さなサンウィッジなどは
「右手」で取られましたが
必ず「左手」でいただきます!
佐藤よし子さんは「右手で取る」といわれますが
藤枝理子さんは「左手で取り」左手でいただくと...
☆王室では使用されない「三段スタンド」
三段スタンドは ホテルなどが
「便宜上考案したお品」
白いプレートなので
食器とお揃いではないです
「左手でいただく」といわれておりますが
放送ではわかりませんでした
☆ナイフを使い
スコンを水平に切っている
必ず「手で割る」というマナーもありますが
「タテに割る! 貴族」もいらっしゃいます
今回の先生は
ナイフで横に切るマナー
硬いスコンですとナイフでは切りにくいかな..
王室は チャールズ皇太子が
コーンウォール公爵ですので
「クロテッドが上」
日本にもある「ロッダ社のクロテッド」は
さっぱりしつつもコクがある「バター風味」
中沢も美味しいですが
まったく別物で「生クリーム風味」
☆クロテッドが先なので
王室のコーンウォール式ではなく
デヴォンシャー式
それにしても黄色い
スコンだけのお茶のことを
「クリームティー」といいますが
米国などでは
「デヴォンシャー ティー」
☆先日ノーベル文学賞受賞者の「石黒一雄氏」に「ナイトの爵位(一代限り)」が贈られたそうですね。
今後は、皆様が「Sir 一雄」または「Sir 一雄・石黒」とお呼びになります。
「Sir 石黒」ではないのが決まりですが、奥様は「Lady 石黒」だそう。
ちなみに、女性の称号は「Dame デイム」。ピアニストの内田光子氏、007で「M」を演じたジュディ・デンチも、デイムです。
☆イギリスの階級社会についての論文
https://www.obirin.ac.jp/la/ico/con-sotsuron/sotsuron2010/2010M-kondo.pdf
船のロープからインスピレーションを受けたシリーズ。船の係留(けいりゅう)などに用いられる「もやい結びがモチーフ」になっている。