ことの発端は、1982年に起きた殺人事件の被害者の女性(当時19歳)の遺体の膣内に残っていた精液のDNAがダグラスのものであることが判明したことではじまった。
事件当時、遺体に残された精液が犯人のものではないことがわかりその後長らく謎のままであったのだが、事件から30年が経って行政の側に“持ち主”がいたことが発覚して世間を驚かせた。
公判でダグラスはこの日の夜勤の仕事中にドラッグと酒を服用していたことを白状し、薬物とアルコールの影響下で遺体を“虐待”したことを認めた。
ネクロフィリアほとんどが異性愛者であり、その60%はパーソナリティ障害(Personality disorder)を抱えており、10%は統合失調症であるという。
また「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)」の定義によればネクロフィリアとは、遺体への激しい性的衝動が、実際の行為を伴うものであれ苦悩として苛まれることであれ、6ヵ月以上続いた状態の人格であるということだ。
そしてネクロフィリアは適切な診断を受けて治療すべきものであることが指摘されている。