こんにちは本質力リハビリテーション協会 代表 
安藤一樹です。
 

今日はテンセグリティー 構造についてのブログです。
 

当協会が考える「正常な身体構造」であるテンセグリティー構造を手作りで作ってみました。
 

そこで気づいたことについて書いていきます。
 

図.テンセグリティー 構造
テンセグリティー 構造とは?
テンセグリティ(tensegrity)とは、建築家、構造家、思想家であるバックミンスター・フラーにより提唱された概念で、Tension(テンション:張力)とIntegrity(インテグリティー:統合)の造語です。
 

 
張力材と骨組みからなり、張力材が骨組みを支えて成り立っている構造体のことを言います。
 

 
人の身体で言えば
張力材=筋、筋膜
骨組み=骨
 
です。
 
 


セラピスト業界でもアナトミートレインの概念を説明するために用いられています。
 

 
当協会では
制限(筋膜の硬さや筋肉のコリ)があることでこのテンセグリティー 構造に歪みが生じて、


骨格アライメントが崩れることで内臓が圧迫され内臓の働きが弱くなり、病気になったり、
 

関節に負担がかかることで整形外科的な病気を引き起こすと考えています。
 
 

 
そのため、制限(筋膜の硬さや筋肉のコリ)を無くすことが一番大切で根本的な治療であると考えています。
 
 
 
テンセグリティー についての過去のブログ
 
 
 
この度、このテンセグリティー 構造をストローと輪ゴムで作る方法を見つけたので作ってみました。
 
図.ストローと輪ゴムで作成したテンセグリティー 構造
 
このようにゴム(筋膜、筋肉)の張力でストロー(骨)が空間に浮いているようにして構造が保たれています。
 
 
 
 
テンセグリティー 構造を作ってみての気づき
 
①転がすと地面から浮いているような感じがする。支持基底面に圧がほとんどかかっていない。
 
 
②筋収縮からの解放で動く!そのため力が抜けた時に動く感じがする。
動画
 


 
普通は筋収縮によって骨が動きますが、この動画ではゴムの張力(ハリ)を抜くことで骨が動いています。

 
今回、テンセグリティー 構造を作ってみて特にイメージしやすくなったと感じるのは、この動画のような筋収縮で動くのではなく、緊張を抜くことで動くという感覚です。
 

筋膜の硬さや筋肉のコリがあると、
このテンセグリティー 構造がいびつな形に崩れ、

緊張を抜いて動くことができなくなり、筋収縮を使った動きしかできなくなるため、動きづらくなります。
 
 
緊張を抜くことで動くということはパフォーマンスの高い動きをするための必須の動きです。
 

しかしながら私たちセラピストは教科書や授業で「関節は筋収縮で動くものだ」と学んできたため、緊張を抜くことで動くイメージをするのが難しいと思います。
 
 
ぜひこの動画を見てイメージを深めてみてください。   
 
 
 
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。