キハダ釣り 4回目 エビング | 魚釣ってます。

■2014年10月16日 ベタ凪 小潮


台風後の影響で、前日は大チャンスだったようだ。

一人で7回ヒットして2本とった人もいたり、ルアーでもヒットしたようだ。


雨予報だった天気も晴れに変わっている!チャンスだ!


すぐに船宿に電話を入れた。




「今おっきいマグロが運ばれてきたのよ~!餌釣りがいいみたいよ!」




おかみさんは興奮気味に話す。

情報ありがとうございます・・でも餌釣りの装備は持ってねえ><




前回の釣行で、こちらのルアーマグロ船は終わってしまったのだが、餌のマグロ船にてエビングが出来るとの事で急遽道具を揃えた。


エビングとは、沖縄の漁師さんの仕掛けを村越正海さんが改良した、ワームとメタルジグを使った釣りである。針なしのジグの下に3メートルぐらいラインをとり、そこにシングルフックをつけ、ワームをちょん掛けする。




■追加した道具


メタルジグ 130g~205g 6本

NTストレート天秤 4本

ウルワ針 16号 18号

サンヨーナイロン 100lb

APPLAUD ナイロン 大物ハリス24号 90lb 

YGK スーパーフロンナイロンAbsorber 80lb 22号

強化チューブ

DRスティック×2

リアルなエビ型ワーム


メタルジグはタックルベリーにいったら安く売っていた。まとめて購入。

ストレート天秤なんて埼玉には売っていなかった・・・4店舗みてもないのでネット購入。


ハリスはルアーと違って細い。

20号のハリスが主流のようだが、現在釣れるマグロは30kgオーバーが多いので、少しだけ太めのハリスを用意した。


本日のマグロ船は18号。

総勢12名でルアーは2名、餌釣りに女性2名である。


初めての餌釣り船は雰囲気が違う。

じいさんが多いのだ・・・ヘラブナ釣りの延長線上にある釣りだと思ってもらって間違いない(笑)

電動リールを使えば、年配の人だってマグロを狙えるのだ。科学の進歩は凄い。



今回はルアー船と違い、鳥山がなくてもソナーに反応があれば釣りが出来る。

わりと近海で釣りがスタート。


ちなみにこの日は1度も鳥山はみなかった。



朝焼けの富士山!


広い海、水平線。




今日はずっと、みよしだ!

みよしは揺れが激しいのだ・・・


普通のルアーと違い、エビング仕掛けは収まりが悪い。

というか収納できないので、ジグを床においちゃうスタイルのようだ。



朝一、船長がアドバイスしてくれた。

ケイムラへの反応が良いことと、補強した仕掛けは前日全くだめだったとの事。


前日の人はヒットしたが、マグロ用の装備ではなく、PEラインの高切れで終了したようだ。




補強しかけしか持ってきていなかったため、急遽船上で作りなおした。

ウルワ針16号に22号ハリス、ノットは中村式カン付き南方延縄結び改だ。


なぜ改なのかというと、動画をみたのだけれど、途中のひねり部分がよくわからなかったのだ。

そこで色々調べたり、同じ中村式の補強仕掛けなどを参考にして、通常のものと少し変わっているからである。


太ハリスの結びはとにかく難しい、漁師結びだって大分難しい。

少しよれるとラインがクロスして失敗するのだ。


また揺れる船の上では、結ぶことはさらに難しくなるし、家でやっているように集中もできない。

コツを掴んでなれるしかない。


ネット上で公開されている情報は少ないし、細かい部分は乗っていないことが多い。

とにかく自分で調べまくって、細かい部分は考えながらやるしかない。

後は船に乗っていると親切な人が教えてくれたりもする。



今日の海はベタ凪ツヨシ・・・


そんなくだらない事を考えていたら魚の反応があったようだ。



「50メートルに反応があるからやってみてー。」




実はジギングもやったことがない。

ラインのマーカーは10メートルごとに色分けされていたのを、前日に確認。

後はぶっつけ本番でやってみることにしたのだった(笑)



動画でみたように仕掛けを投入。

まずは150gのジグで様子見。


もっとするする沈むのかと思ったら、結構沈下スピードが遅い。

不安になって200gに変更。




さっきよりも早く沈むが、流れのある海水にはなかなか馴染まない。

おかげでマーカーがよく見れるので都合がよかった。


赤、青、紫のようにラインの色が変わっていくのを見ながら、今どのぐらいの深さかを把握していく。



50メートルに反応があるので、70メートルまで沈めて、しゃくって巻いてくる。

あれ・・・これ重いんですけど・・・


竿とリールが重いのと、ジグの重さ+引き抵抗により、かなりの重労働である・・・

さらに揺れるみよし。体を船べりに押し付けて安定させながら、しゃくる。


最初こそがんばってみたが、船の中がまったりムードになってきたところでスローダウン。

餌で反応がないと、マグロのやる気がないので厳しい状態だと思う。


ちなみに棚があっていれば、置いてるだけでも食ってくるらしい。

潮の流れでワームが浮いて泳いでいるイメージだ。


富士山!に反応するぐらいしか、何もない時間が過ぎていく・・・


ちなみに、船釣りに来て初めて魚が釣れた。

シイラだったが、30~40センチぐらいのシイラが沢山泳いでいる。


釣りしているときはカメラを持っていないので、写真はない。

マグロが釣りたいのですぐにリリースして、釣りを再開する。


でもマグロの反応はない・・・




餌釣りの方が停船時間が長い。

船が止まると縦揺れになり、船酔いしやすくなる。


調子が悪くなってきたら寝ると復活する。


空が青い。




「60メートルにベイトの反応があるからやってみて。」



今日はじめてのアナウンスだ。

起き上がって仕掛けを投入。



右の方の餌の人にメジマグロがヒット!

本命がいるかも!


今日一番のチャンスゾーンが後半にやってきた。


そうこうしていると・・・



「竿をあげてー。」



トモの女性に大物がヒット!

電動リールで格闘中。

なかなかスムーズなポンピングだ。


じいさん達も関心している(笑)


全員から見られる(笑)


スムーズに魚が寄ってきたのだが、途中から様子がおかしい。

キハダならもう寄ってくるようなところから、全く動かないのだ。


どうやら、サメのようだ。


結構がんばっていたのだが、そのうちハリス切れで終了。

じゃんねん!



そして釣り再開。


残り時間も少ないようなので、がんばってしゃくる。

80メートルから50メートルぐらいまでしゃくって、落としてのくりかえし。


リズムをかえたり、ワームを変えたり、色々やってみる。




すると45メートルぐらいのところで魚がヒット!




もっさりしたアタリだが、さっきメジも釣れてたし!

なんだなんだー!



・・・引かないな・・・



上がってきたのは、ペンペン(シイラの子)であった><

君はそんな深いとこにいちゃだめでしょ~!



この日はこんな感じで終了。

おいらの夏は終わった。


釣り方や仕掛けの作り方など、色んな事を勉強した。

4回乗船したけれど、ドラマティックなのは最初の1回だけ、あとの3回は誰もマグロが釣れていないという、厳しいタイミングだった。


マグロへの道は遠い。