「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」全てのゲームの到達点であり最高傑作! | kazukazu721's interest

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クリエイティブプロデューサーの趣味のブログ。
主に映画、音楽、サーフィン、小説などなど。

 

GUNSのコンサート最終日の記事を書こう、書こうと思っていたのだが、

ブラック企業バリバリで仕事がテンパリ過ぎてしまっていて、

なかなか書けずじまいだった。

 

必ず、書こうと思うのだが、

ほんの少し時間の空いたこのタイミングに、

その前にど~しても書いておかなければならない事が、

出てきてしまったのだ。

それは

 

「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」

通称BotWである。

 

ニンテンドースイッチに関しては、

昨年の発売の噂段階から気になっていた。

そして、そのローンチタイトルが

「ゼルダの伝説」の新作になる事も、

非常に興味があった。

 

なぜなら、僕は、

1986年の初代ゼルダからのファンだからである。

あのファミコンのディスクシステムの

ローンチタイトルとして発売された(当時、中学生ぐらいかな?)

ゼルダを夢中でやっていた。

その瞬間から僕はゼルダの世界が大好きだった。

その後の「リンクの冒険」で、2Dアクションになって、

少しだけゼルダの世界の描き込みが多くなり、

あぁ、この敵ってこういうイメージなのかと感動したものだ。

 

そして、僕のゲーム体験史上、

永遠の殿堂入り作品として

「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」がある。

 

これは2Dの見下ろし型で、

疑似3Dを模している。

 

このゼルダの伝説 神々のトライフォースは、

僕のゲーム人生でも1、2を争う程のタイトルだ。

このタイトルは本格的な国産アクションRPGの誕生としてではなく、

この時点でアクションRPGの完成形を提示してしまったという、

物凄いタイトルなのだ。

その後に出てくるアクションRPGの要素のほとんどが、

この神々のトライフォースを起点に考えていると

言っても過言ではない。

 

とにかく、むちゃくちゃ楽しいのだ。

草を切る時の爽快感。ダンジョンを攻略する時の謎解きと、

解けた時の達成感。

様々なアクションに、様々な道具の数々。

そのどれもが少年の心を鷲掴みにする。

リンクと一緒に本当に冒険をしている気分にしてくれる。

今でも本当に僕にとって永遠に大切な作品である。

 

既に四半世紀以上前のゲームタイトルだが、

全く今も色あせていない。

 

その後、ゼルダシリーズは続々、発売されていたが、

僕はもうゲームをやらなくなってしまい、

本当にたま~にやるぐらいになってしまった。

たしか、時のオカリナをちょっとやったぐらいかな?

解いてはいないと思う。

 

その間もWiiを購入したり、PS3を購入して、

何本かゲームをしてみたが、

どうも心にグッとくるゲームというものが無かった。

特に3DCGのゲームはあまり好きではなかった。

 

最近になってようやく、ニンテンドークラシックミニを購入し、

「懐かし~!!!」っとゲーム魂に火が付き、

やりたくて仕方がなかった

「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」を」2DSを

購入し、楽しんでいたのだ。

やっぱりゼルダは楽しいねぇ!なんて思っていた時に、

ニンテンドースイッチの発売タイトルとして、

「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」もローンチされた。

 

僕は最初はニンテンドースイッチを購入するつもりはなかったのだ。

それはまだ「神々のトライフォース2」も解いていなかったし、

ニンテンドークラシックミニも懐かしく楽しんでいたところだったからだ。

 

しかし、気にはなっていたのである。

 

前評判からはニンテンドースイッチの本体は

失敗するんじゃないか?

 

「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」は

現在のゲームの流れにのっているから、

失敗するのか?成功するのか?

等々の噂が飛び交い。

 

まぁ、発売されて評判を聞いてからにしよう、

と考えていた。

 

実際に発売されると、即完売。

で更に

 

「世界中でゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドが大絶賛!」

 

という情報が届き始めた。

その噂が届き始めた段階で、

ニンテンドースイッチと当然ゼルダも購入しよう!と

腹は決まったのだが、残念ながら、

どこも完売、品薄状態。

 

家電量販店では数量限定で、

整理券発行状態だ。

 

ちょっと初動が遅れたかぁ。。。。仕方がない。

と在庫が潤沢に出回るまで待とうっという気持ちでいたのだ。

 

だが、ここでゲームの神は僕に

ゼルダをやらせてやりたかったのだろうw

たまたま行った家電量販店で、

数台入荷していたのだ。

 

気持ちはまだ、今すぐじゃなくてもいいや的な感じもあったのだが、

これを逃したらまたいつ購入できるか分からないと考えなおし、

ニンテンドースイッチと

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを購入することにした。

結構、ラッキーだったのだ。

 

正直、どんなゲームになっているのか、

全然、理解をしていなかった。

一応、紹介ムービー系は見ていたのだが、

基本的に僕は3Dゲーム系は好きではなかったので、

この十数年ぐらいあまりゲームをしていないのだ。

3Dぐりぐりのゲームはどうも世界感に入っていけないのと、

どうしてもゲームの表現の限界を感じてしまうからだ。

 

昔のゲームの場合は

あきらかにドット絵のゲームなので、

割り切れるし、そのデフォルメ感が好きなのだが、

(だから僕はLEGOも大好きなのだが)

3Dゲームはどうも本物に似せよう似せようとして、

逆に違和感を感じるから好きではなかった。

 

3Dにテクスチャーを張っただけの安っぽいゲームも

かなり昔は良くやっていたが、

どうも好きではない。

昔の安っぽいCG映画を見せられている気分なのだ。

 

しかし、最近のゲームの進歩は物凄く、

また、画面も綺麗なので、やってみようかな?

とは思っていたのである。

 

だが、どうもスタイリッシュ系の宇宙物の

3DCGぐりぐりも好きでは無く、

グランド・セフト・オートや、龍の如く系も好きではない。

他にも数々あるが、

どうも琴線に触れるものがなかった。

 

だが、今回は「ゼルダ」である。

正直、時のオカリナのポリゴン感丸出しの

3DCGが苦手で序盤でやらなくなってしまったのだが、

今回は映像を観ている限りだと、かなり綺麗である。

 

また、僕ら初代ゼルダのファンからすると、

 

「ゼルダになっているか、いないのか?」

 

が最大の焦点なのだ。

ゼルダにはゼルダ「らしさ」がある。

上記の様な様々な要素がゼルダらしさなのだ。

 

最新作はそれではどうなのか?

答えは、

ゼルダらしさは随所に備わっている。

 

ゲームを始めて思った事はグラフィックの向上だ。

最新作をバシバシやっている人ならいざ知らず、

十数年ぶりぐらいに本格的に、

ゲームをやった人間からしたら、

格段の進歩である。

 

なによりも、例えば上記の時のオカリナの時は、

ポリゴン感バリバリの3DCGゲームだったから、

やはりどうも馴染めなかったが、

最新作は世界感に違和感を感じない。

正にゲームの中に入ったように感じる事ができる。

特に今回のゼルダが秀逸なのは、

背景音楽な基本は「無い」という」事だ。

 

ゼルダおきまりの音楽等が基本ゲーム中は流れず、

 

「風邪の音、自らの足音、雨の音等」

 

の自然音だけで、成り立っている。

もちろん、しかるべき時にしかるべき音楽は流れるのだが、

それでも自然のフィールドを本当に感じる事ができる。

 

自然っていうのは特段、音楽等がなくても、

結構、音がなっているものだと再確認することができる。

 

また、一番驚いた事が、現在流行りの「オープンワールド」、

今回のゼルダでは「オープンエアー」と言ってるらしいが、

本当に、目に見える所はどこでも「いける」のだ。

これは信じられない事である。

 

高い山を見上げて、あそこ登れるかな?と思い、

登っていったら、そこにまたフィールドが広がっている。

更に先にいったら雪山につながっている等、

とにかく「広大」である。

 

また、とにかく自由度が高いというより、

何をしてもいいのだ。

 

もちろんゲームの筋があるにはあるが、

僕はちょっと前まで相当「狩り」にハマっていた。

最初で結構、つまづくイノシシ狩りである。

 

しかし、コツをつかむとこれが楽しくてしかたがない。

風下からイノシシにしゃがみながら迫り、

弓を構えて急所を狙う。

タイミングを見て弓を射る!

見事倒せば「ケモノ肉」が手に入る。

 

今回のゼルダは食糧は自分で調達しなければならない。

きのこやたまご、ケモノ肉や魚、ハーブ等を手に入れて、

鍋にいれて調理をするのだ。

これも様々な組み合わせが用意されていて楽しい。

 

そして、何よりも驚いた事が、

 

「余りにも自由なのだ!」

 

まさに「フリーダム!」

 

別にゲームの筋を追いかけようが追いかけなかろうが、

とにかくこのハイラルの地で駆け回り、

狩りをし、食べる。山を登り、川に飛び込み魚をとる。

何でもいいが、とにかく僕はゲームをして、

初めて「冒険」をしていると感じた。

 

何十年も前にゼルダをドっト絵の2Dでやっていた時、

頭の中では子供心にこういう世界を駆けまわっている気分だった。

 

その子供の頭の世界を具現化し、

いつかこういうゲームをやりたい!という正に

「夢」が実現したのだ。

 

最新ゼルダは既に海外のレビューでも満点を連発し、

むちゃくちゃ評価が高い。

 

僕もまだ序盤をプレイしているだけだが、

既に今後のゲームの概念を

変えるゲームぐらいのゲームであるという確信がある。

 

そのぐらい革新的なゲームなのだ!

 

また、ボコブリン等との対決も、

無限に攻略方法がある。

真正面に対決するという方法論から、

岩を上から落とす、爆弾を投げる。

炎の矢を撃ちこむ等、どんなパターンでも要するに

 

「倒せばいい」

 

のである。だが、凄いのは

 

「別に倒さなくても先に進める」

 

という事だ。

本当に自由度が高すぎる笑

 

まだまだ、書きたい事が山ほどあるのだが、

長くなってきたので、最後に伝えたい事は、

 

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」

 

は「オープンワールド」ではなく「オープンエアー」を

うたっているという事が、むちゃくちゃ分かるのだ。

 

僕がリンクになって草原を駆けていると、

ゲームをやっている時に

 

「風」

 

を感じる。

 

そう、風を感じるのだ。

 

タイトルにもある「ブレス オブ ザ ワイルド」

正に「野生の息吹」をビシビシ感じる。

 

この「ブレス オブ ザ ワイルド」が、

達成した偉業というのはこの

 

「自然の風を感じさせる程の体験」

 

を提供できたことだと思う。

 

雨に打たれるのも雷が鳴るのも、

草原を走りまわるのも、

何もかもが楽しい。

 

少年に戻るのだ。

 

僕は既に40代中盤のおっさんだが、

そんなすれたおっさんこそ、

このゲームをやった方がいい。

 

少年時代に戻り、

ゲームでこんなにも清々しい気持ちになれるのだ。

 

ゲーム冒頭でハイラルの世界を崖から一望できる。

その見える範囲の全てを「冒険」できるのだ。

そのぐらいの広大なフィールドであり、

その全てを冒険してみたいという少年の素朴な気持ちに

このゲームは答えてくれる。

 

この冒頭から洞窟を抜け、

ハイラルが一望できる地点に駆け抜ける。

 

既にこの時点で清々しい。

そして、

 

この見える世界全部がフィールドなのだ。

全てを冒険できる。

これがワクワクしなくて何をワクワクするというのだ!

 

僕は「神ゲー」という言葉は一度も使った事が無かったが、

(世代でもなかったしね笑)

今回は心の底からこの言葉を使わせてもらおう。

 

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は

 

「神ゲー」である。

 

絶対にやるべきゲームだ。

 

まだまだ、序盤戦だが、これからも楽しみでしかたがない!

興味がある人は絶対に購入した方が良い!!!

お勧めどころかやらなきゃ損します!

 

ゼルダ史上というより、

全てのゲームの到達点であり最高傑作だ!

 

任天堂という会社のクリエイティビティーは、

今も昔もそして未来も変わらないと言う事を、

本当に噛みしめる事ができるタイトルである。

 

任天堂さん、凄いです!

本当に日本が世界に誇るクリエイティブです。

天晴れですよ!

今後は海外旅行に行って、外人に聞かれたら、

「ゼルダの伝説を生みだした国に住んでる」

と言おうっと笑