千葉「志田下」は僕にとっては非常に思い入れの強い場所である。
千葉周辺で入っているサーファーと話をすると
「どこで入っているんですか？」
って聞かれ
「志田下」
と応えると
「ｋａｚｕｋａｚｕさん、上手いんですねぇ！！！」
って言われるｗｗ
そう「志田下」とは昔から別名「サーフィン道場」と言われ、
基本「技」が出来ない奴は恥ずかしくて入れない場所なのだｗ
やっと台風シーズンも峠を越し、
志田下も波が決まり出した。
最近まで結構、ダンパーブレイクが多かったのだ。
僕は南西風が吹き、千葉に行く時には、
一宮、サンライズ、東浪見、志田下辺りの波をチェックして入る。
その中でも志田が決まっている時には
志田で入る様にしている。
それは、ロングの人には悪いが、
志田にはロングは基本、入れないからだ。
昔からロングは太東、もしくは一宮、上だと片貝漁港の左半分と
場所が決まっていた。
最近は一宮周辺だと、サンライズや東浪見もロングが増えたが、
昔なんて、ロングなんて乗れなかったんだけどねぇ。。。
ローカルの奴らがちゃんと
「ロングはここに入るんじゃねぇ！！！！一宮か太東で入れ！！！」
って怒鳴っていたもんだｗ
それがサーフィン人口の変化により、
ロング比率の高まり＆ロングを売らないと商売にならない、
サーフショップの思惑もあり、
一宮周辺でもロングが多くなった。
まぁ、時代の趨勢だから仕方がないのだが、
バリバリショートの僕としては、
郷愁を感じざるおえない。。。。ｗ
さて、その「志田下」につい先日入ったのだが、
やっぱり志田下はいいんだよねぇｗ
波が良いのは当然だが、何より
「サーフィンのルールがキチンとしている」
という所がいい。
時々、なんも分かってない初心者が乱入してくる場合も
あるにはあるがｗ
基本は
「腕に自信があるサーファーが入る場所」
であるからだ。
それに、中級者以下のサーファーは入ったって、
波なんて取らせてもらえないｗｗ
ピークもピーク、ドピークでの波の取り合いだからだ。
それも乗ってきて、リップに当てられるのは当たり前で、
リップに当てられないで乗ってる奴は、
「なんだあいつ下手くそなくせにセットなんて
乗ろうとしてんじゃねぇよ」
ってみんな心の中で思い、
段々そいつには波を取らせない様にするからだ。
っていうより、みんな「技」を決めるので、
恥ずかしくて入っていられなくなるけどねｗ
先日、入った時も波のサイズはそれ程でもなかったが、
なかなか張った波で、
ローカルとライダーセッションだった、
当然、僕も参加し、当然、
「技の見せあい」
である。
「おっ！良いねぇ！エアーしたじゃん、俺も思いっきりぶっ飛ぼう！」
と、ローカルやライダーに負けずに技を繰り出すｗ
そうすると、みんなもう
「分かっているサーファーだけの空間」
なので、
「前のリ」なんていう無粋な事は「皆無」になってくるのだ。
だって、全員
「リップに当てられるのが条件」
みたいなものなんだから、波が来て奥に人がいたら、
「必ずその人は抜けてくる」
からである。
そして、ここは当然シビアだが、
抜けてこられない奴や、テイクオフを躊躇するような奴は
「基本、その後は波を取らせてもらえない」
のである。
また、別にセットの波に固執しなくても、
みんな上手いから、小さい波だろうが、
セットだろうが、バンバン乗るし、技も入れまくる。
志田が決まると大きかろうが、小さかろうが、
結構、技が入りやすい波が立つからだ。
先日も、僕もエアーをカマシまくってきたｗ
波も結構、決まっていたので、
ローカルやライダーも結構入ってきて、
セッション気味になった。
楽しいんだよねぇ、これがｗ
みんな立った瞬間にレベルを把握するから、
自然に順番や序列が決まる。
みんな当然、乗ったらその立った奴の技を見る。
そうするとみんなリッピングはできるんだけど、
それぞれ、同じような波の切り立ち方なのに、
技の入れ方が違うんだよねぇ。
正に「個性」が出てくる。
僕はこのブログにも記載しているから、
お分かりの通り、基本は「エアー」中心だ。
他のライダーは板が3分の2ぐらいでるような
バーティカルなリッピングをかます。
一番下手な奴で２～３発リップに当てこんでいるが、
まだ、完璧に板をリップで回しこめてない。
そういう場だから、志田の堤防脇のレギュラーは
かなり自信がある奴しか入らないのだｗ
本当に楽しいんだよねぇ。
こういう時の志田には「秩序」がある。
みんな前のリなんてしないし、
必ず抜けてくるのを分かっているから、
パドルしたらみんな波を追いかけもしないｗｗ
理想な環境だね。
秋は結構、志田が決まる場合も増えてくるので、
また、機会があったらバンバン当てに行こうっと！！！