■週刊少年マガジン表紙&巻頭カラー扉絵
まさか週マガ本誌の表紙でこのメンツが見れるとは思わなかった…。
『EDENSZERO』のシキ、『FAIRYTAIL』のナツ、『RAVE』のハルがそれぞれ自分の武器を使った戦闘スタイルで圧巻過ぎる。
この3人が協力したら向かう所敵なしでしょう!
続いて巻頭カラーでは、主人公ズだけでなく、各作品の主要キャラが一同に集う。
これは、以前にTwitterでも告知された時に公開されたイラストと同じものだったけど、まぁ流石にイコール巻頭カラーに使用されるイラストである事は予想の範疇だったのでガッカリ感とかは全くないです。
シンプルにこのイラストに魅力が詰まってるからな~。
ハルの後方は光っていて、ナツのいる奥ではでは炎が燃ゆっている、シキのバックには宇宙空間が広がっている。
「HERO’S」のタイトルロゴにもそれぞれの作品のマークがあり、扉絵の全部が各作品を象徴するもので形作られていて、全作品を読破できているファンとしては嬉しい限りです。
■トゥルーアイランドを訪れた妖精の尻尾
個人的な何となくの予想としては、やっぱり今現在ホームグラウンドで戦っているのは『EDENSZERO』なんだからシキ達視点から始まるかと思っていたら、実際に開幕現れたのはナツ達!
実際今現在最も売れよく知られている存在であるし、変にこだわるより『EDENSZERO』新規層の獲得の意味も込めて分かりやすく妖精の尻尾視点から始めたのかな。
巻頭カラーからナツ達が「トゥルーアイランド」という名の週刊少年マガジンに迷い込み、そしたら当たり前のようにシキ達が既にそこにいた、そしてそれより早くこのコラボを機にハル達が入り込んでいて…というようにも見えた。
ハッピーが水着を取った事でルーシィが手ブラ状態になり色合いも肌色多目で、相変わらずだな~とにんまりした。
現在マガポケで100年クエスト連載中ではあるけど、あれは別の漫画家さんが作画をしているから、久しぶりに真島ヒロ先生作画でナツ達が生きている姿を漫画で見れて嬉しかった。
この開幕1ページで既に、ナツ達がマガジンに帰ってきた、自分達がナツ達のいるギルドにまた帰ってくる事ができたって感覚に浸れて感慨深かった。
続々、エルザ、ウェンディ、グレイの順で登場。
今回ヒーロー達が集った地は「トゥルーアイランド」というところらしい。
何となーく、巻頭カラー1ページで描かれた外観を見るに、『RAVE』のガラージュ島っぽさあるな…。
何らかの「真実」が最後にサプライズとして用意されているんだと思うと、この島での冒険がより一層楽しくなれます。
■ナツvs.シキ
ナツ・ドラグニルとシキ・グランベルの邂逅。やっぱりケンカから始まるのかww
これには、その昔些細な事から主人公同士でケンカが始まった『FAIRYTAIL』×『RAVE』のコラボ番外編を思い出した。
ナツとシキって自分としては顔のパーツに差異をあんまり見出せないでいるんだけど、こう見るとシキの方が目が細いのかな。シキは微妙にツリ目じゃないって点もあるけどね。
未だシキからナツの面影を脱却できないでいるところがあるから、今回のコラボで積極的に差別化を測りたい。
このナツがどの時点での時系列なのか分からないけど、少なくともルーシィの髪型からして最終章以降である事を考えると、真面目に戦ったらシキに勝ち目はないよなぁ…。
とか、思っていたら!wwこと一つの果実を争ってのバトルとなると、シキの能力の相性が良かった。
ナツのド派手な火の魔法とは打って変わって、シキが重力のエーテルギアで果実を引き寄せるあまりのあっけなさに笑ってしまったw
その後のナツが使っている能力は「魔法」であり、シキが使っている能力は「エーテルギア」であると各作品未読の方への世界観のプレゼンテーションがささり気なくなされたのが見事でした。
これを機に興味持って読んでくれる人がいたら良いなぁ…。
いやでもやっぱり『FAIRYTAIL』の「魔法」は化け物だよ。「火竜の咆哮」程度の威力すら現状『EDENSZERO』の登場人物で出せるキャラは一人もいないんじゃないかなぁ…。
『EDENSZERO』本編でも、スペースファンタジーだからこそ「魔法」程高度な力は希有で、「剣と魔法のファンタジー」に対する反応がいつも面白いんだけど、今回もナツへの「怪獣見てーだな」ってシキの反応が新鮮でよく共感もできた。
ナツvs.シキ、全体的に両者柔軟な発想で身軽に動いていて、見ていて愉快だった。
■シキの仲間達
レベッカ、可愛いーーーーッッ!!
巻頭カラーのルーシィも良かったけど、あれよりズームインして上半身の水着+ホットパンツ+ツインテール、申し訳程度に上目遣いになっていてチョーーー可愛かった。
レベッカだと、正直ルーシィと違ってまだ新鮮味があるのも大きい。
髪型もツインテでルーシィとの差別化を主張してきているようにも思えた。
エデンズゼロ組は最初はシキレベの他には、ピーノのみの登場。
この時点でハッピーが登場しちゃったらツッコむ為に1話目から不自然なところに尺を使わなきゃいけないからこその判断かな。
ハッピーやプルーとはまた一味変わったアンドロイドのピーノに「こいつ可愛いな?」と思って見てくれる方がいたら嬉しいね。
ナツの口から出た「魔法」というワードに目をキラキラ輝かせているけど、これはシキの影響を強く感じる。
ピーノと言えば「ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ」とキャプテン・コナーから教わった言葉を正しく発音できるようになっていて微笑ましかった(笑)
エデンズゼロ組の時系列は、サン・ジュエル編以降なのかな?
レベッカとピーノがシキの「エデンズゼロ」に関する情報の公開を防いだ理由がよく分からなかった。
エデンズゼロにある「世間に知られちゃマズイもの」が、「未開惑星の文明と秩序を守る」事に繋がるのかな?
このへんのエデンズゼロの情報漏洩の危機意識の高さはむしろ『EDENSZERO』への伏線に感じてしまう。
■二つ返事で「友達」になるシキとナツ
「ホムラ」のイメージからナツが「カグラ」をイメージしたやりとりも面白かったですww
確かに雰囲気似てるとは、思っていたけどそこ触れて良かったんだ?!
瀬尾公治先生が、前に自虐ネタにしていた全部顔が同じって四コマみたいでした。
本編だと絶賛、傷心している最中だったから、レベッカの口からホムラが元気にしている事が分かって嬉しい気持ちになった。
「オアシスへ修行ゆえ」ってワイズやハッピーと一緒に行ったのかな?
ホムラがワイズを誘う理由は分からないけど、ワイズの方から水着目当てで勝手について来た光景は容易にイメージできる(笑)
だとしてもホムラも不本意ではないでしょう。
元々恥じらいは薄いタイプではあるけど、それに加えてサン・ジュエル編を経た今なら「友達」の有り難みはよく分かっているはず。
コラボストーリーが人探しから始まるのもあるあるだなぁ…。
やっぱりシキとナツの親和性は高い。
こうやって二つ返事でシキの「友達になってくれ」って頼みに応えてくれたのはナツが初めてじゃないかな。
■想像主
『FAIRYTAIL』に出てくる「具現のアーク」のような「想像」で何でも生み出せるんだろうか。
今作オリジナルキャラクターとして出てきたのは、トゥルーアイランドのオアシスの守り主「想像主」。
「創造」ではなく「想像」。
インスピレーションが「創造」の幅を広げる能力なんだろうね。
「瞑想」も、そのインスピレーションを掻き立てる為に必要な行為といったところかな。
「想像」とは「喜び」だと語り、「民の笑顔」が「想像の原点」だと説く。
これはまさに今回からしばらく実質週刊連載3本を始めた真島ヒロ先生の気持ちが代弁されている気がする。
いつも漫画を楽しんで描いて、読者の喜ぶ顔を原動力にしている真島ヒロ先生らしい。
想像主様は、真島ヒロ先生が自分自身をモチーフにしているキャラクターなのかな。
そして、そんな想像主様の「想像の力」にハル達は今後戦う事になるんだろう。
これはきっと今後メインキャラだけでなく、「想像の力」で生み出された敵として様々なキャラの登場も期待できるんじゃないかな。
うん、三作品のコラボ、それも連載作品だから尺もあるし、このシステムは面白い!
「我が想像の力は来る者拒まず」という発言は、まるで想像主様の「想像の力」が原因で『RAVE』『FAIRYTAIL』『EDENSZERO』とそれぞれ異なる世界に住んでいた者達をトゥルーアインランドに呼んでしまったみたいに聞こえるな。
トゥルーアイランドに眠る「この世界の真実」に何か関係していそう。
■シンラ
で、もう一人出てきたオリジナルキャラクターが「シンラ」とはwww
あれっ『炎炎ノ消防隊』ともコラボしてましたかーー?って思わず心の声が漏れた。
もちろんビジュアルは『炎炎ノ消防隊』のシンラとは似ても似つかない強面のグラサンをかけたお兄さん。
イメージとしては、『FAIRYTAIL』のワン・チャンジーを少し若くした感じ。
ワン・チャンジーは、元々真島ヒロ先生のアシスタントをされていたボビー大澤という方がモチーフになっているんだけど、想像主様=真島ヒロ先生なら、その弟子であるシンラ=ボビー大澤さんのイメージでもあったりするのかなぁ。
このシンラさんの、素ぶりがひたすら不穏で…。
想像主様以上にオアシスを守る事に慎重で、想像主様の部外者への侮りを快く思っていない気がする。
シンラさんにとっては「オアシス」とは、どんな存在なんだろう。
シンラが狙われているのではないかと危惧している「オアシス」とは、本来は「砂漠の中で水が乾き樹木の生えている所」「疲れを癒し心に安らぎを与えてくれる場」という意味。
ただ、ハル達が「破壊しにいくぞ!!」と息巻いているところを見るに、良い面しかないものではないんだろうなぁ。
それこそハル達が破壊しようとしているんだから、ダークブリングのような人々の悪しき心を惑わす不思議な力…のようなイメージを何となく抱いてる。
■RAVEチーム
最後に、眼下から神殿を見下ろすかたちで現れたRAVE組のレジェンド感よ…。
「HERO’S」でエゴサかけたら「ハル」って出たけど、みんな気持ちは一緒だなー。
うむ、ナツ達よりシキ達よりハル達の登場が一番滾った。
RAVE組を最後に第三勢力のような雰囲気で出してきた采配は正解だね。
前のコラボ番外編の時より頭身は小さくなったかな?
でも前より髪の毛のボリュームが増えていて、『RAVE』連載時のハルに近くなった気がする。
”ヒーロー”たちが集いし”トゥルーアイランド”!相性は未知数!!みんな仲良くなれる…かな!?