マナーって何? 品格って何? | カズのヨット世界一周航海&人生日記

カズのヨット世界一周航海&人生日記

2014年3月にスタートしたヨット世界一周航海は出航前にアクシデント続出。果たして、アメリカ・フロリダを出航して日本に帰還できるのか。挫折するのか。1年掛かるのか、2年掛かるのか。

僕はいつも、マナー、マナーって言っているけど、、、それって、何?

 

前回のバンクーバーでの見たこと、経験したこと・・・

要はマナーの悪さの印象だった。

 

僕はこのブログでも何度も言及していると思う。

 

先に言っておくが、自分も人のことを言えた義理でもないし、育ちも素行も決して上品とは言えません。

 

しかし、しかしね、人のことは言える。。。(笑) そして気になる・・・(笑)

 

前回のJALの機内の話、右斜め前の女性。成金の娘っぽい人・・・(勝手な言いようです、、ひどいね、スミマセン!)

 

JALのCAさんが笑顔で飲み物や食事を持ってくる。

 

しかし、その女性は笑顔も作ることはない。 「ありがとう」 もない。

その上、リクライニングの足の部分を思いっきり、跳ね上げたまま。要は足が上に放り投げられた状態。

 

背もたれもかなり斜め。「それで飲んだり食べたり、しにくくないですか?」 と僕は聞きたかった・・・(笑)

 

エコノミーと違って、後ろの人には影響がないから、人に迷惑は掛からない。

しかし、その食事をセーいっぱい丁寧に対応している、サービスしているCAの方に対しては、凄く無礼に感じます。

 

そもそも、行儀がよくないのです。

 

それこそ、

「どんな育ちをしているのか??」と思ってしまう。

 

CAさんに対しても失礼です。食事を作ってくれた人にも失礼です。いや、食事に失礼です。

 

僕は食事を残すのも失礼だと思うが・・・

 

今日び、そんなことを言い出したら、僕の育ちが疑われそうで、言えない。うるさい”糞爺”に成り下がる。。。

 

しかし、食事の姿勢やマナーは凄く大事。それこそ人格が現れる。品性が現れる。育ちがわかる。

 

背筋を伸ばして、ピシッと食べる。口を閉じて、正しい箸の持ち方で、作法をもって、感謝をもって食べましょう・・・(笑)

 

なんて言ったら、笑われる? 笑われますよね・・・今どき・・・

しかし、今時だからこそ、大事。失われようとしている文化、品性、それこそ日本の神髄。。。

 

少なくても、僕の家ではそう教えられた・・・ 

四国の高知の山の中の極貧家庭の僕の家でも、ですよ。その品性を重んじたんです。。。

 

 

マナーとは、なんだ?

 

感謝でしょうか? 

 

感謝とは自分以外の物や相手に対してすること、感じること。

 

つまりは、今の食事でいえば、作ってくれた人、運んでくれた人、その食材、器、CAさん、飛行機会社、周りに座っている人。

 

なぜ周りに座っている人に感謝するのか?

 

それは、場の空気だね。場の共演者だね。同じ空気を演出する同僚だよ。

 

隣の人が臭かったら嫌だよね、隣の人がうるさくて邪魔されたら嫌だよね。

隣の人が何やら怒っていて、その雰囲気がもし伝わってきタラ、自分まで嫌な気分になるよね。

 

つまり、人はいかなる時でも周りに影響されるんだ。

だから、人は常に周りに配慮しなくてはならないし、気を使うものなんだ。

 

一緒に同席した周りの人々に敬意を払い、配慮する。これは当然のマナーなんだ。

 

もちろん、お世話になるCAさんなんて、最高に感謝し、敬意を払って当然なんだ。

 

そうして、初めてその食事がおいしいものになり、楽しいものになる。

 

お箸も持てない、CAさんにありがとうも言えない人は、ビジネスに乗る資格はない。

 

しかし、おかしなことに、こういうタイプの人がビジネスには多いのです。。。(笑)

 

バンクーバーの町で今回感じた、マナーの悪さ。

前回、僕は移民の人の多さが、その一因だろうと書きました。

バンクーバーでは誰が本当の住人か、本当の主人公かわかりにくい。

白人か?先住インディアンか?移民のアジア人か?

 

誰がバンクーバーの町を愛し、バンクーバーに永住の住処として、わが町として住み着き、町を愛し、より良い、より住みやすい、より素敵で好かれる街にしていこうと思うのか・・・

 

カナダは、国策で、移民を多く受け入れています。

僕も、そのインド系の人や中国系の人の多さに驚きました。

 

大きなショッピングモールへ行くと、はっきり見えます。

あの大きなモールはその都市の縮図のようなものです。

 

インド人の多くは民族衣装を着ています。頭に何やら巻いています。くるぶしまで隠れる何やらインドの柄の布を巻いています。

僕はその意味を知りません。

男の人はまず100%と言えるくらい、長いひげを蓄えています。凄く長い。  (僕的には) 汚い…(笑)

 

要は僕が何を言いたいのか??

 

「不潔」に感じるのです。

きちんとお風呂に入っているのでしょうか??

そう思えるくらい、いいい感じがしない・・・

 

マナーってそういうことじゃないのでしょうか?

不潔なものを見たくないですよね。

一緒に食事したくないですよね・・・一緒の町に住みたくないですよね・・・

 

モールの真ん中で、大勢で徒党を組んで、母国語で話して大騒ぎをする。。。

 

元々のそこに居た現地の人はいい気がしないと思いますが・・・

それが、臭いわ、煩いわ、ゴミを捨てていくわじゃ、

 

仮に地元の人でなくても、見ていて腹が立ちます。

 

要はマナーってそういうことでしょう??

 

周りに気を遣う。そこに敬意を払う。感謝をする。

 

最近日本に来る、中国人はどうですか?

マナーがいいですか?

 

日本に敬意を払い、態度や行動が素敵なら、品行方正なら、心地よく受け入れますよね。しかし、もし、その逆なら腹が立ちます。

 

地元の人からすれば、気になって当然ですよね。

 

バンクーバーは、その、僕の言うマナーのない町でした。(僕の個人の感想ね・・・)

人々は挨拶しない。笑顔を作らない。自分勝手。お礼を言わない。

相手を軽視する、無視する。

町のいたるところにゴミだらけ。交通マナーは最悪。

我が先にと自分勝手。人を助けるような雰囲気すらない。

町に、人々の顔に、笑顔がない。

みんな一応に暗い顔をしてる・・・

 

そんな町でした。

 

僕の知っているアメリカの町はそんなことはないですよ。

逆です。

 

みんな笑顔です。HELLO? How are you ? いつもの当たり前の言葉です。

そして、皆が一応に優しいです。

 

車も道も、必ず譲り合います。

相手を先に優先させてくれます。

 

優しいです。すぐに手伝ってくれます。愛情あふれる声をかけてくれます。

「Are you OK?  You need my hand ?  Its a beatiful day, isnt it ?」 とか、なんとか・・・

満面の笑顔でね・・・

 

同じ、白人社会と思っていた僕は、その真逆さに、ひどさに、本当に驚きましたから・・・

 

前も言及したように、

 

マナーの良い社会ってどうすればできるのか?

優しい社会ってどうしたらできるのか?

素敵な優しい社会、人達は、どうしたら多くなるのか、作れるのか??

 

たぶん、それには、先ずは余裕がいるよね?

 

貧乏で、仕事がなくて、食べるものがない人が、人にやさしくはできにくい。

それが出来たら、神様か、お釈迦様か、キリストでしょう?‼ (笑)

 

余裕って何?

時間の余裕。経済的余裕。住まいや環境や町の余裕。

 

そして、心の余裕。

 

心が大らかになれないと、人にまで配慮できない?!

 

自分、自分。自分が一番大事、自分勝手、自分優先じゃ、いい社会にはなれないよね。

 

カナダ、バンクーバーに居たら、そういうものがわかりました。

 

いつもいるフロリダの町とは全然違いました。

そう、勉強になりました。

 

人は余裕がないといけない。

人にやさしくできないから・・・

 

でも本当は、自分にそういう経済的な余裕がなくても、人にやさしくできる寛容の心が必要だし、

僕たちはそれを期待されているんだと思いました。

 

それが真の教育だし、真のマナーだと思います。

 

そして、もう一言付け加えるなら、その標語に一番近い民族こそ、日本人だと思います。スミマセン!いつも、いつも・・・(笑)

 

われわれは、その世界に誇れる日本民族として、優しい、寛容な、マナーのある素敵な民族になれるように更なる努力をしたいと思います。

 

マナー、品性、気遣い、優しさ、寛容さ、他人に気遣える素敵な町。素敵な国、素敵な民族。。。

 

ずっと素敵な日本であってほしいから・・・昨今はそれが薄れてきているようにも感じるから・・・

 

それが一番大事なことでもあろうと信じるから・・・

 

かず