日本人Jリーガーの選手数と身長からわかること
第五回:生まれた月別の選手数(3)
調査対象は現役日本人(日本国籍)Jリーガー
データソースはJ. League Data Site
https://data.j-league.or.jp/SFIX03/
データ取得日は2020年7月18日
留意点としては、スタメン出場、レギュラー、得点数、出場時間などがwebから一覧で取得できず、考慮できていないこと。
日本人Jリーガーの人数=標本数=1599(人)
ポジション表記
GK=ゴールキーパー登録選手
DF=ディフェンダー登録選手
MF=ミッドフィルダー登録選手
FW=フォワード登録選手
5.生まれた月別・ポジション別の選手数
分かりやすくするために、季節毎に集約してみたい。これでみると明らかなのは、DFは全体の傾きに逆らって、7月~9月の選手数が多くなっていることである。
では、ポジションに分けない総数と各ポジション比較をしてみたい。
(例:各ポジションの季節毎の選手数÷各ポジション毎の合計選手数)
一目でDFの傾きが特異であることに気がつく。
4月~6月は、一年の中でもっとも体格(特にジュニア時代)に恵まれた選手が多い季節である。ポジション別のバラつきは比較的少ない季節であるが、大柄が条件となるGKが若干多めである。
また、他の季節と比較してフィジカルがあるMF(万能タイプ)が排出されている可能性がある。
7月~9月もフィジカルに恵まれている季節である。この季節は際立ってDFが多い。GKよりは小柄で、MFよりはフィジカルが求められるDFに適した季節なのかもしれない。
10月~12月の解釈は保留する。FWが約1割少ない。どういうことだろうか、現時点ではわからない。
1月~3月は特徴的である。小柄な季節にもかかわらず、平均身長が低くないFWと平均身長が高いGKが排出されている。
解釈が難しいのだが、小柄で精神的早熟選手はMFに、この季節としては稀少な大柄な選手はGKに、残りはFWという感じだろうか。
ポジション別に整理する。
GKは、もっとも大柄な4月~6月生まれから排出される。そして数は多くないが1月~3月生まれで、大柄な選手もGKとなる。
DFは7月~12月という学年の真ん中の季節から多目に排出されている。体格と精神的な成熟度の両方をバランスよく備えているのだろう。
MFは10月~3月に多い。これは、小柄で精神的早熟傾向と読み解けば、MFのプレイタイプそのものを表していそうだ。
FWは難しい。平均身長はMFよりは相当大きいが、中には小柄でスピードあるタイプもいる。MFタイプに近いFWが冬場に生まれている可能性が考えられる。
この辺りは、少し先に予定している「身長」の回で再度考えてみたい。
次は、生まれた月別・ポジション別の170cm未満の選手数をみてみる。



