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黒薮一秀サポートメニューは巻末から
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昨日映画の『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』を見ていたんだ。
“お茶”をテーマにした作品で、樹木希林さんが先生役、黒木華さんが生徒役。
一人の女性が”お茶”を通して精神的に成長していく物語
昔の自分と照らし合わせながら見ていたんだ。
24歳でお茶を初めた時は
袱紗捌きも水差しの運び方も全くわからなかった。
全てが未知なる体験で、身体の動きもぎこちなく
ロボットみたいなカクカクした動きになっていた
それが、1年、2年とお稽古を重ねていくと
次第に身体が覚えてきて自然と次の動作に手が伸びる。
初釜を経験し、お済み手間をやり
四季折々の季節のお点前を習得していく。
お茶は28歳まで習い起業するので一旦お休み中。
ぼくの”茶道”は4年だ。
日本には”道”がつく日本文化は色々ある。
華道、茶道、剣道、柔道、弓道、合気道…
これらの”道”がつくスポーツや習い事は
"今の時代に逆行している素晴らしさ"
があるなぁって思うんだ。
“道”がつくものを習得していくには、とにかく時間が必要。
茶道では師範になるまでに普通の人で8年~10年
一通りのお点前ができるようなるまで4年くらいはかかる。
一方で、今はなんでもすぐに調べることができるし、手に入る。
「いかに時間を短縮して楽をしようか?」
って考えることが基本ベースになっているよね。
その中で、時間をかけて、
じっくりゆっくる極めていく”道”はまさに真逆。
真逆にあるからこそ
今を生きていく上では貴重な時間となる。
世間と同じように生きていては
波に飲まれ、流されるまま
気がついたら自分の位置を見失っている。
そして
「私ってなにがしたんだろう?」と虚無感に襲われる。
そうならないためにも
「自分の軸」をこの世界の中で1つは持っておくって大事だよね。
“あえて時間がかかるもの”
“簡単に手に入らないもの”
これらを日常の中に取り入れておくと
未来に向けたぶれない目標点が出来上がり
自分を見失うことなく進んでいくことができる。
昨日、映画をみながら新しい夢が1つ増えたよ!
その夢は
“お庭付きの家を建て茶室をこしらえて茶道教室をする”
40歳か45歳くらいまでには達成したいなぁ
これがぼくの中で1つの道です。
秋の爽やかな空気が頬をかすめていきますね。
素敵な1日を!