2023年 7月 17日撮影 鹿島港にて
本日より「海の日」の鹿島港の風景を掲載いたします。
日鉄原材料B岸壁には商船三井の「AWAZISAN MARU」 (淡路山丸)
C岸壁にはこれから出港する「NSU XANADU」が荷役中です。
ちなみに海の日の正午に停泊中の船舶は汽笛の一斉吹鳴を国土交通省は
呼びかけていますが、鹿島港では唯一「淡路山丸」が汽笛で答えてくれました。
キャプテンが日本人なのでしょうか。
NSユナイテッドの大型ばら積み船(VLOC)
「NSU XANADU」が日鉄原材料C岸壁で鉄鉱石の荷役を終えて出て行きます。
タグボート4隻で回頭、幅600mもある広い中央水路が半分塞げれています。
VLOC(Very Large Ore Carrier) は25万重tクラスの大型ばら積み船の呼び名で、
全長330mも原油タンカー(VLCC)並みの大きさです。
「NSU XANADU」
総トン数 135,953総トン
重量トン数 250,125重トン
全長 329.9m
船籍 リベリア
主機 三井E&S玉野工場製
出力 21,910KW
竣工年 2018年
IMO 9802126
造船所 名村造船伊万里工場
船主 ERICA NAVIGATION S.A.
運航管理 NSユナイテッド海運
フルサイズに17mmの広角レンズでやっと収めました。
NSユナイテッドは2010年に日鉄海運と日本郵船系列の新和海運が合併して誕生し、
現在は、日本第4位の海運会社になっています。
スクラバー排ガス洗浄装置を後付けしたデカ煙突になっています。
「XANADU」 (ザナドゥ)は中国で「桃源郷」の意味だそうです。
NSユナイテッドはブラジル/中国間の鉄鉱石輸送も行っているので、
本船の船名はそれに因んだのかも知れません。
オーストラリアのポートウォルコットから鉄鉱石を積んで来ましたが、
脚がまだ入っている様で次の揚げ地に向います。
同じ日鉄の製鉄所のある大分港に向けて出て行きました。