2023年 6月 28日撮影 鹿島港にて
東京の玉井商船が運航するハンディサイズバルカー
「TRES FELICES」 が、日鉄スラブ岸壁から出ていきます。
積荷は、鉄を作る時に出る副産物の鉄鋼スラグです。
鉄鋼スラグは再生砕石として道路の路盤材に使用するほか、セメントの原料の
一部にもなり、多く海外にも輸出されています。
平成24年に玉井商船の「NIKKEI TIGET」が金華山沖で漁船「堀栄丸」と衝突し
漁船の乗組員13名が亡くなられて衝突し事故を起こしています。
その後「NIKKEI TIGET」は売却され、本船が代替船として誕生しました。
「TRES FELICES」
総トン数 31,440トン
重量トン数 55,810トン
全長 189.9m
主機 ジャパンエンジン製
出力 7,260KW
船籍 パナマ
竣工年 2019年
造船所 大島造船所ー長崎県西海市
IMO番号 9845879
船主 T.S. CENTRAL SHIPPING CO., LTD.
運航管理 玉井商船-東京都
「TRES」はスペイン語で太陽、「FELICES」は幸福と訳します。
玉井商船は昭和4年に設立の老舗海運会社で、戦後日本軽金属の資本及び業務提携で
ボーキサイトやアルミの輸送が主でしたが、現在は営業範囲が広がっています。
ハンディサイズバルカー4隻と内航船3隻を運航しています。
パナマのバルボアに向けて出て行きました。
ご安航をお祈りします。