好きは世界をちょっと救う | ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

ココロとカラダに安心を再教育していく『プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド』を主宰、また横浜市都筑区、緑と光があふれるボディーワークスペース『BodySanctury(ボディ・サンクチュアリ)』でクラニオをベースとしたオリジナルのボディーワークを施術しています。

昨日ランチで行ったお店の事。

予定していた、緑道沿いの明るい吹き抜けのあるカフェが予約でいっぱいで
入れなかったので、仕方なくその近くにある「何年もあるのは知っているけれど入ったことはない」
イタリアンのお店に入った私たち。

・・・なんとも・・・奇妙な店だったのです。

何となく覇気のない店主が一人で切り盛りしていて、
前菜もメインの桜エビのパスタもおいしかったのだけど、
調度品とか、デザートとかいちいちが、
間違ってはいないけど生きていないというか。
全部が「こういうのが必要なんでしょ?」というメッセージを発しているというか。

漏れ聞こえて来た、閑散とした店内にもうひと組いたお客さんと店主の会話で、
「・・・仕方なくこういう風になっちゃったんですよ」
という言葉が聞こえてきたとき、
「その言葉そのままの感じになってますヨ店全体が!!」と思わず言いたくなりました。

時間もあったし、お客さんも少ないし、放っておいてくれるのでそこでそのまま
おしゃべりしていてもよかったのだけど、どうにも息苦しくって。

外に出たらなんだかほっとしました・・。い、息が出来る・・・。はあはあ。


そしてお茶をしに、理絵さんが連れて行ってくれたもう一つのカフェ。

ここが、まあ対照的に素敵で!

入った瞬間、ああ、愛されてる空間だな、って肌が分かる。
何なんでしょうあの空気の違い。
一つ一つがこだわりで、とかそういうことだからではなくて
そこにあるものも、いる人も、出てくるものも、生きてるんだよねえ。

トイレにアスクルの箱とかが放置あったりしても、全然いやな感じがしない、不思議と。

エネルギーが流れてるから?




この冬にある人のコンサルを受けた。
自分の仕事のことと同時に夫の店の方向性なんかも相談した。

私は夫の店をもっと「スペインバル」風味を強く打ち出して分かりやすい店にした方がいいと
思っていて、でも夫にはその意図がどうもしっくりこないようで
「スペインバルをベースにした俺の店!」っていう方向がずっと続いていた。

やっぱりこうした方がいいと思うんですけど・・・という私にそのコンサルの方はきっぱりと、
「改善という視点を捨てて今の売りである店主の個性をより強く打ち出せばよい」という
意外すぎるアドバイスをくれたのだ。

そうかあ!と驚きながらもちょっと納得できるところもあり、今は店主の気が進まないほどに
「スペイン」を打ちだすのはやめているんだけど、
この二つの店を見て今度こそ心底納得した。

店主の好きなようにやるがよい!!笑

よその店に行くたびに、
「俺の店はちゃんとやりすぎてるな!」
「これでこんな値段とるなんてうちの店は安すぎるな!」
と嬉しそうに言っているのを聞きながら、
もーだったらもうちょっと儲かるようにしてよ~と心の中でつぶやいていたけど、
それは金輪際やめにして、
ああ、この人は自分のエネルギーを流すことで、ここに来る人をシアワセにしている
素晴らしい仕事をしているんだわ~、と思うことにいたしました。ハイ。(そしてその通りだし)

「好き」にはエネルギーが流れるんだよ。
その人のコアから出て「これがいいんだ」と思ってる事にはエネルギーが流れて、
やらされてることはそれをせき止めるんだ。


好き!に流れるエネルギーの周りでは、他の人も好きに出来るんだよね。
エネルギーが流れてるから。空気が不自然に歪んでないから。
人は自分に許さないことを、人には許せないでしょう??


嫌い、はアイデンティティが抵抗として作り出す事もあるけど、
好き、はコア(その人の源、本質)から出ることが多い気がする。


その人の魂から出たものは美くて、それは多分この世界をちょっと楽しく美しくする。


数年前(オシムが倒れた日だった)、スーザン・オズボーンのワークショップに行った事があった。
(なぜかそこで使ったPCの接続がうまく行かなくて元SEの私が呼び出され、
開始前におにぎりを食べるスーザンと雑談しながらケーブルをつないだ思い出が・・・)
そこでスーザンが、ずぶの素人の参加者を指名して、みんなの前で「好きなように」歌わせるのだ。

日本人、そういうの苦手でしょ?
ほとんどの人が心の中で「私を見ないでくれ・・・」とうつむいていたけれど^^;(もちろん私もさ!)

指名されて歌い出すと、最初みんな固いのね。
うまくやろうとするし、はずかしいし、なんとなくまとめようとするし。

でもずーっと歌わされているうちにある時ふと開き直って、「その人」が本当に歌い出す瞬間があるの、ほとんど誰でも。

何かの無駄な抵抗が取れて体がゆるんで、
まるで魂と体が「カチッ」と音を立ててはまるのが見えるような瞬間。

そうするとね、深ーくから素敵な声が出てくるんだよ!体が響きだすの。
そしてそういう声には、うまい下手関係なく、こちらの魂も揺さぶられるの。
あれは本当に感動した。
ものすごい癒しのプロセスを見た感じがした。

こんな風に生きていられたらね!と思ったよ。
魂から体までまっ直線につながっているという。

子どもたちが美しくて幸せそうなのと、きっと同じ原理が働いているんだろうな。




というわけで、もうひとはみんな生きたいように生きるのがよい!(突然大ざっぱにまとめすぎ)
しあわせそうに、機嫌良く、いきいきしているのが一番の社会貢献であり他社奉仕ですよ。

人生という素晴らしい贈り物をつまらないものにしてしまうというのは冒涜、と
ある人も言っていた。

宇宙塾も、別名「小笠原和葉やりたい放題塾」とさせていただく所存ですのでよろしゅう♪


それにしても、ああ、なつかしい。
この書いているうちに盛り上がって話があっちゃこっちゃいってどうまとめようかって言うこの感じ。
やっぱり私にはこうやってアウトプットすることが必要だ。

沢山おしゃべりして発見して感動して納得して沢山文章を書いたら、
すごい寝不足なのになんということでしょう、一夜にしてお肌がつるつるになりました^^;