先週の一門の対局は月曜日、白玲戦・女流順位戦D級で上川香織女流二段が中倉宏美女流二段に勝利しました。
次は７回戦で３勝３敗の中村桃子女流二段とです。
火曜日は王位リーグ最終局の一斉対局で渡辺明九段が木村一基九段に、石井健太郎七段が豊島将之九段にそれぞれ勝利しました。
ともに携帯中継があり、渡辺ー木村戦は矢倉の急戦調の戦いでした。
中盤戦は駒の損得はないですが、△６六角成と馬を作ったのが手厚かったでしょうか。
その後中央からの攻めで、反撃には玉を逃げて、寄せ切りました。
３勝１敗の羽生善治九段が負けたことで、プレーオフなしで挑戦者決定戦に進出しました。
紅組は斎藤慎太郎八段が４勝１敗で優勝で、挑戦者決定戦は５月３０日（木）に行われます。
石井ー豊島戦は石井七段先手で角換わりの相早繰り銀に進みました。
▲５八玉のあと▲４八金は新しい指し方ですが、その後積極的に▲４五桂と跳ねて、▲７五歩△同銀▲１七角の自陣角がうまい動きだったと思います。
その後はやや細かい動きになったですが、▲７三銀と空間に銀を捨てたのが鋭い攻めでした。
ただしまだまだ細かい戦いの感もありましたが、△６六桂のただ捨てに▲６八玉で石井七段の勝利でした。
ポイントをあげて、受けも正確に指して、石井七段らしい勝ち方だったと思います。
名人挑戦者に勝利は自信になったと思います。
水曜日は白玲戦・女流順位戦C級で礒谷真帆女流初段が大島綾華女流二段に勝利しました。
大島女流二段の強さはこちらなどに載っていますが、強敵に勝利は見事です。
木曜日は私は棋聖戦一次予選で小倉久史八段とでしたが、残念ながら負けでした。
私が先手で小倉八段の三間飛車から相穴熊の戦いでしたが、機敏な動きでやや不利な中盤戦になってしまいました。
その後は粘り強く戦い、難しい局面もあったですが、最後はうまく決められてしまいました。
勝てれば午後からの対局は携帯中継もありましたので残念だったです。
土曜日は女流王座戦予選の一斉対局がありました。
まだ将棋連盟の対局結果がアップされていませんでしたので、リコーの中継ブログをご覧ください。
今週の一門の対局は金曜日が王将戦一次予選で宮田敦史と梶浦宏孝七段と、石田直裕五段が西山朋佳女流三冠とです。
石田ー西山戦は携帯中継があります。
先週は弟子の勝利が多くて良かったです。
とくに渡辺九段の王位戦挑戦者決定戦に進んだのは良かったです。
今週は一門の対局は少なめです。
所司一門将棋センターの方では土曜日にトリプルアイズ社の御茶ノ水店で第２回のフィッシャー大会が無事終了しました。
私は津田沼店での中級クラス教室がありましたが、終えてからすぐに向かいまして、１回戦が始まったころに到着しました。
２局目の始まる前に挨拶させていただき、熱戦を拝見させていただきました。
皆さんアマチュア大会ではフィッシャーモードはないので、戦いにくいと思いますが、なかなかうまく持ち時間を有効活用されているように感じました。
ですので短い持ち時間でも内容の濃い将棋が多かったです。
表彰式の模様他、所司一門将棋センターのTwitter（X）に載っています。
今後のイベントは下記です。
トリプルカップは６月２日に津田沼店で初めて行います。
私の方は６月２日は棋士派遣で袖ケ浦に行きますので、不在で申し訳ありません。
チラシはまだですが、6月16日（日）は級位者将棋大会です。
私は朝の挨拶から表彰をします。
６月２２日（土）は有段者大会です。
私はアジア個人戦の予選があり不在で、申し訳ありません。
７月１５日（月・祝）は石井健太郎七段昇級・昇段記念将棋大会です。
シャンチーの方では週末の土曜日にティアラ江東での定例会に行きます。
今年のメジャーな国際大会はシンガポールでのアジア個人戦のみとなりますが、日本代表の希望者選手は多く、６月２２日に予選を行って出場者を決めていきますので、私も準備して出場できるようにがんばりたいです。
日本シャンチー協会での楽しみなイベントは７月１４日（日）に行われます「薬屋のひとりごと」シャンチー登場記念企画！です。
私の大盤解説もありますし、賞品にはサイン入りの『強くなる！シャンチー入門』や所司一門のサイン色紙等提供します。
今週の土曜日私は有段者・Sクラス教室があり行けませんが、フランス人学校の学園祭でチェス、将棋、シャンチー、チャンギ（韓国将棋）など楽しめるコーナーがあります。
元日本チャンピオンのジャック・ピノー先生や、津田沼店での世界の将棋交流会にも来ていただいたチャンギの宋さんなど、世界の将棋大会でおなじみのメンバーがいらっしゃいますのでぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
