先週の一門の対局は火曜日C級1組順位戦で宮田敦史七段が阪口悟六段に勝利しました。
これで宮田七段は3勝1敗です。
女流王位戦で上川香織女流二段が竹部さゆり女流四段に勝利しました。
次は香川愛生女流四段と加藤圭女流二段の勝者とです。
木曜日はB級1組順位戦で石井健太郎六段が羽生善治九段に、近藤誠也七段が高見泰地七段に勝利しました。
C級2組順位戦で石田直裕六段が宮嶋健太四段に勝利しました。
石井ー羽生戦は後手の羽生マジック九段の横歩取り△3三角型に青野流で対抗し、飛車角総交換する激しい戦いになりました。
▲2九銀型が不安定ですが、二枚桂を中央に跳ねて殺到し先手ペースを握っていたのでしょうか。
角取りの△4四金に▲6五銀が好手でうまく寄せ筋を作りました。
投了局面はまだ大きな差がないようですが、進めるとはっきり差が開いているようでした。
72手の短手数で見事な勝利でした。
近藤ー高見戦は相掛かりから先手の高見七段が横歩を取って、飛車を切って殺到する展開でした。
近藤七段は防戦一方で風前の灯に見えましたがギリギリ耐えていたのでしょうか。
終盤は攻防手を織り交ぜてなんとかしのぎきりました。
これで石井七段、近藤七段ともに3勝1敗で昇級に向けいい位置に着きました。
金曜日は棋王戦挑戦者決定トーナメントで渡辺明九段が中村太地八段に勝利しました。
角換わりの戦型から先手の中村(太)八段が早繰り銀に渡辺九段が銀矢倉で対抗しました。
中盤から終盤にかけて中村八段が金銀を多く持っていて、実戦的に渡辺九段が大変に感じました。
しかし手段を尽くして△5八歩の垂らしから△5九金を重く打ったのが気づきにくい攻めで、しのぎと鋭い寄せを織り交ぜて逆転勝ちのような勝利でした。
次は増田康宏八段と伊藤匠叡王の勝者とです。
王座戦一次予選で私が木下浩一七段に勝利しました。
木下七段が先手となり、戦型は相掛かりから▲9五歩と端歩を突き越して▲9六飛型の変わった展開になりました。
私はなるべく▲9六飛を働かせないように戦いを進め、やや作戦勝ちから有利を拡大する展開に出来ました。
終盤嫌みをつかれましたが、うまく手に乗って最後は快勝でした。
久しぶりの勝利で内容もよくうれしかったです。
次は門倉啓太五段とです。
今週の一門の対局はあさって水曜日王位戦予選で私が佐藤秀司八段と、松尾歩八段が泉正樹八段とです。
佐藤(秀)八段とは8月19日に達人戦で当たったばかりです。
この負けで公式戦は2勝5敗です。
今度は持ち時間が多いので、もっといい内容を指したいです。
勝つと行方尚史九段とです。
松尾八段は勝つと飯島栄治八段と上村亘五段の勝者とです。
朝日杯で石田直裕六段が伊藤真吾六段とです。
勝つと午後に片上大輔七段と福間香奈女流五冠の勝者とです。
こちらは一次予選決勝となり、携帯中継があります。
金曜日は王位戦予選で近藤誠也七段が佐々木慎七段とです。
勝つと藤井猛九段と佐藤慎一六段の勝者とです。
昨日は日本将棋連盟創立100周年記念式典と祝う会に行ってきました。
記念式典では30年ぶり以上の懐かしい方々とお会いできたりとうれしかったです。
席は関東の支部連合会の方々が中心で普及のお話ができて良かったです。
祝う会は「観る将」向けの内容で、とても楽しいイベントでした。
所司一門将棋センターの方では御茶ノ水店の方で一昨日土曜日、無事トリプルカップを終えました。
優勝は大岩駿介さんでした。おめでとうございます。
私はシャンチーの練習会があって顔は出せずで失礼しました。
次の大会は9月16日(月・祝)の渡辺明杯かつしか子ども大会はです。
こちらは現在190名以上の申し込みがあり、盛況な大会になります。
シャンチーの方では一昨日立石地区センターでの練習会に参加しました。
朝から参加で、カナダのオリビエさんが日本に旅行で来ている時期で交流しました。
オリビエさんはチェスのマスターですが、チャンギ(韓国将棋)もシャンチーも強くて、どちらも国際大会で活躍されています。
将棋にもとても興味を持たれていて、アマチュア初段ぐらいは十分ありました。
皆さんとはいろいろなしょうぎを指して交流しました。
私はチャンギを2局指しましたが、どちらも完敗で強かったです。
終わった後は焼肉屋で楽しい食事会でした。
オリビエさんは11月第2週に韓国で行われるチャンギの世界大会に参加されます。
私はこの時期に将棋連盟での国際将棋フォーラムがあり、そちらの世界の将棋コーナーを担当しますので行けません。