不幸な人の傾向に、「幸せに条件をつける」というのがあります。
簡単に言うと、「こうでなければ幸せではない」という基準を決めてしまうことです。
それも自分の基準ではなく、社会的な基準や人の基準など、本当の自分の基準ではないことが多いです。
具体的には、「お金がないと幸せではない」「健康でないと幸せではない」「結婚できない幸せではない」など。
難しいのは、もっともらしく聞こえるという事です。そのため、人は簡単にだまされてしまいます。
例えば、お金があっても、健康でも不幸な人がいます。また、仮面夫婦、家庭内別居という言葉を聞いたことはないでしょうか?
もちろん、どれも幸せの条件の一つですが、お金がないから、健康でないから、独身だから不幸とは限りません。
ここで、視野を広げましょう。
幸せとはなにか?
僕はこう考えています。「幸せと感じること」。そこには「こうでなければならない」という 条件はありません。
ただ感じるだけでいいんです。今、感じてしまえば、それで終わりです。
「でも.......」と声が聞こえてきます。でもと考える先には、こうでなければ幸せではないという「条件」が見えてきませんか?
そこに縛られている限り、つまり、その条件が満たされない限り幸せを感じることはできませんよね?
であれば、簡単に満たされる条件を設定するのも一つの答えです。
ただ、簡単に満たされる条件では幸せを感じられないという声が聞こえてきます。これこそが人間の「煩悩」なんですね。
では、もう一度、視野を広げましょう。
簡単に満たされるものでは幸せと感じてはいけないのでしょうか? 幸せとはそんなに敷居の高いものなのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
勇気を持って、幸せの基準を下げましょう!
「幸せ」とは些細なことからも感じられる感性がもたらす、「至高の感情」です。
単純に感性の問題なのです。些細なことに幸せを感じられる感性があれば、あなたはどんな状況でも、どこにいても幸せを感じることができる。
確かに、簡単ではないでしょう。僕もまだまだ修行中です。笑
でも、少なくとも条件付きの幸せの先には答えがないことは、はっきりと断言できます。
真理はいつだってシンプルなんです。^_^