大事なことなので、何度でも書きたい。
いきなり矛盾しているけど、過去は変えられない。しかし、過去の解釈は私たちの工夫次第で変更が可能だ。
そう、過去の「解釈」は変えられる。
現実問題として、辛い過去に縛られている人、過去に苦しめられている人は多い。
もちろん、それ自体は人であれば大なり小なりある。しかし、そのことで人生を前に進められなくなっているとしたら、それはあまりにも辛すぎる。
世の中には色々な解釈がある。様々な解決策がある。その一つが哲学であり宗教だ。
ポジティブ思考、考え方一つと人は言う。しかし、現実はそんな簡単なものじゃない。
でも、あえて問いたい。「あなたはその人生を望んだのか?」「これからも続けるのか?」
甘んじて受けるという選択肢もある。しかし、それに耐えられる人は少ない。人がみんな強いわけじゃない。
確かに、どうにもならない過去も存在する。
例えば、原爆を投下した人、また、そのスイッチを押した人など。その行為により、罪もない人を苦しめ、この世から消し去った。
どう考えても、個人では背負いきれない。「上官の命令に従った。軍人としては当然だ」と考えるのが精一杯だろう。
だが、一般の私たちにはそこまでの過去はないはずだ。なんとか解釈を変える事で、より良い人生に結びつけることが可能だと思いたい。
タレントのタモリ氏が、芸能生活を長く続ける秘訣は「反省しない事」と言っていたのは参考になる。そもそも、過去に縛られる事を初めから手放している。
あえて言うなら「未来志向」。過ぎ去った事は考えず、ただ未来を向いて生きること。
そこにもう一つ、追加したい考え方がある。
何度でも繰り返したい。過去は変えられないけど、過去の「解釈」は変えられる。
それは、過去の出来事によって、自分が成長できたというシナリオに書き換えること。
それにはいつまでも被害者になっていたり、他人事では難しいかもしれない。
辛いけど、起きた事を一旦受け止め、最終的に自分の糧とする生き方。
これはあなたのより良い人生のために、あなたがやるしかない。
そして最期に、この経験を伝え、他の人の助けとすること。そうすれば二重にあなたの経験は活かされる。
そうなったら、もう過去に縛られる事はない。