健康になるには手を抜けばいい | 自分らしく生きるには「水」になれ!

自分らしく生きるには「水」になれ!

自然療法武術家 公式ブログ

努力不要の省エネ健康法をお伝えしようと思います。まあ、努力も少しは必要ですが……

 

 

■「健康病」

健康になろうとする思いが強すぎて、極端に健康志向に走り過ぎて不健康になるという皮肉。ここまで行くと仏教で言う「執着」となり、人生の「終着」につながります。

 

 

健康系の大家が総じて早死になのはこのためです。世の理である「陰陽」のバランスをとること。東洋思想では「陽極まれば陰に転ず」と言い、陽も行き過ぎれば陰になります。

 

 

また、健康志向が強すぎると、常に体を甘やかしているのと同じです。つまり、体の機能が低下し、弱くなってしまいます。



一方、不摂生は体に負荷を与える行為ですので、自律神経などが鍛えられます。当たり前ですが、適度な負荷が重要です。

 

 

悲しいかな、長い年月をかけて負荷に適応したのが私たちの体です。現代の負荷の少ない状態こそが、ストレスになっているとは考えられないでしょうか?

 

 

いや、ブラック企業が台頭し、仕事のストレスはむしろ増えていると言いたい方もいるでしょう。その通りですが、ここで言いたいのは、純粋に「生きる」ためのストレスです。

 

 

つい数百年前は、私たちの先祖は生きることすら難しかったのです。つまり、毎日が「生きるか死ぬか」の中で生活していました。



「今日食べられなければ死ぬ」という修羅場もあったでしょう。そういった状況の中で死んで行く人も少なからずいたはずです。

 

 

しかし、現代では餓死する人は稀です。「生きるか死ぬか」という究極のストレスからは解放されています。生き物にとって、「食べられない」以上のストレスはありません。

 

 

さて、究極のストレスからは解放された私たちはどうすればいいのでしょうか?

 

 

簡単です。少しだけ不健康になればいいのです(笑)。コツは、一般的に言われる「健康と不健康」を上手くバランス(中庸)させること。例えば、健康志向が強い人は、少し不健康になる工夫をしましょう。

 

 

時々、不摂生がオススメです(笑)。

 

 

■「消化は口から始まる」

しっかり噛みましょう。そうすることで、胃や小腸の負担が減り、「内臓疲労」を防げます。この「内臓疲労」こそ、病気の最大原因だと言われています。

 

 

内臓疲労→内臓が硬くなる→血行不良→機能低下→その悪循環→病気↓

 

 

実は、「消化」は体にとって大変な重労働です。一食、食べる毎に、内臓を休ませるため3時間の睡眠が必要とさえ言われています。つまり、食べすぎは消化器を必要以上に疲労させる行為です。



ただ、たまに暴飲暴食するのはOKです。甘やかし過ぎてもいけません。特に、親しい友人、家族との語らいはある意味、心の栄養と言えます。

 

 

基本的に哺乳類は、1日1食で生きていけます。私たち日本人も、長い歴史の中で1日2食が当たり前でした。諸説ありますが、3食になったのは近代以降です。

 

 

「内臓疲労」は内臓下垂や低体温の原因でもあります。内臓はジェネレーター(発電機)ですから、調子が悪くなれば慢性疲労症候群になります。

 


■「病は気から」

本日の核心です。健康において、心のコンディションを良好に保つことは何よりも優先されます。

 

 

ではどうするか? 巷には、いかにも効果がありそうなノウハウやテクニックが山のように存在します。どれが正しいのか、どれが一番有効かなど、いくら考えても答えは見つかりません

 

 

恐らく、どれも間違ってはいませんが、正解とも言えません。

 

 

実は、私たちを苦しめるものは、「過去の後悔、未来への不安」の2つしかありません。

 

 

「think」は「sink」、つまり「沈みます」。一言で言えば「考え過ぎ」なのです。「下手の考え休むに似たり」

 

 

そして、想像以上に悪いことは起こらないものです。仮に起こったとしても、その時は不安など感じている暇などないでしょう。つまり、心配は不要です。

 

 

くよくよ心配している時間と労力は人生の浪費。その時間と労力を「人生楽しむこと」に使う、これしかありません。

 

 

往年の名優、ジェームス・ディーンの言葉です。

「永遠の命があるつもりで夢を抱き、今日限りの命と思いながら生きろ!」